作文の型
今でこそこのnoteに駄文を書き連ねているが、私はそもそも長文を書くのは得意でない。子どもの頃から感想文も、作文も苦手だった。高校では小論文、大学ではレポートと、時に形を変えて課されるそれは、どうも苦手だ。
何故苦手なのかと言われれば、それは単純明快。規定の文字数になるまで話を引き伸ばすのが苦手なのだ。要旨を綴り、端的な文だって良いではないか。そんな私が、文に関して特筆すべきことが1つだけある。
小学4年か、5年の頃だっただろうか?夏休みの課題で書いた読書感想文が、佳作に選ばれたのだ。学校で選ばれたのか、町、あるいは郡でのことかは覚えていない。当時に母から、何の読書感想文を書いたのか聞かれたが、その頃ですら私は覚えていなかった。それだけ適当に書きなぐった駄文で、まさかの佳作。一体私は何を書いたのだろう?
今は、文字数も決めず、基本的には1つの思い出や主題に焦点を当て、率直に思い出や考えを綴る。この方法はきっと私に合っているのだろう。
型に沿った作文は、読み慣れた人にはきっと読みやすいのだろう。しかし、余計な文を省き、短時間で読むことのできる私なりの文の書き方。そちらの方が私には心地よい。そして今日もまた私なりの文を綴る。