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咲きかけの花

近くを散策していると、まだ1月だというのにナズナやオオイヌノフグリ、七草で無い方のホトケノザなど、様々な花が咲いている。その中に、何やら見慣れないように思える花があったので、撮影したのが最初の画像だ。これは何の花だろう?
私は、気になってネットで調べようとしたが、考え直す。草であれば、近くにも同じ植物が生えている可能性がある。そこで、似た植物が無いかその周辺を探してみることにした。この白くて小さい花。何か心当たりが無いわけでも無い。

そして、近くの花を一頻り調べ、同じ特徴のある花を見付けた。そう、ナズナだ。別名「ペンペン草」とも呼ばれ、三角形だかハート型だかの種が茎に出来ているのが印象的な、あの植物。写真のものは、きっと最初の種が出来る前の一番短い状態なのだろう。葉っぱの形を見比べてみると確かに特徴が一致する。花びらは開きかけだから分かりにくいが、確かに4枚あってこちらも特徴が一致している。

花が咲ききった状態なら見分けが付くが、育ちかけの状態で見分けが付かない植物は多いように思える。だが、花が咲きかけの状態でも知っている植物だと気付けないことがあるということは面白い発見だった。これから春を迎え、よりたくさんの植物が花を咲かせる。その時に、今回のような意外な発見があるかもしれない。そう思い、春の楽しみがまた一つ増えた。