備忘録 ポケモンのタイプ1とタイプ2

私はポケモンの初代からプレイしていて、小学生だった当時からサイホーンは地面・岩でイワークやイシツブテは岩・地面であることを不思議に思っていた。今回はそんなポケモンのタイプ1・タイプ2にまつわる内容をまとめてみる。

〇ポケモン金・銀
技「プレゼント」のダメージ計算は、基本的にお互いのタイプ2の内部番号が用いられる。但し、タイプ2が無い場合はタイプ1を参照する。そのため、サニーゴ(水・岩)とオムスター(岩・水)の防御の値を全く同じ値にして、同じポケモンからプレゼントを受けた場合にダメージの範囲は異なることになる。
尚、このダメージ計算の仕様はクリスタルやポケモンスタジアム金銀では修正されたとのこと。

〇ポケモンBW
殿堂入りの時のポケモン毎の背景は、そのポケモンのタイプ1によって変化する。この当時、タイプ1が飛行であるポケモンはトルネロスとアルセウス(青空プレート持ち)のみだったため、飛行の背景を見ることはなかなか難しかった。
ちなみに、SVまででもタイプ1が飛行であるポケモンは少なく、上記2体以外だとオンバット、オンバーン、ココガラ、アオガラス、アーマーガア、ウッウ、オトシドリ、カラミンゴぐらいしか居ない。

〇ポケモンSM~
技「めざめるダンス」は、タイプ1と同じタイプになる技。つまり、ゆびをふるで「めざめるダンス」が出た場合や、まねっこで「めざめるダンス」を使う場合でも、そのポケモンのタイプ1を参照する。特に、ポケモンSVの場合、ステラタイプ以外にテラスタルしている場合はそのテラスタイプを参照する。
ポケモンによってタイプが異なる技としては、「オーラぐるま」や「レイジングブル」もあるが、こちらはポケモンのフォルムでタイプが変化する仕様になっている。(オーラぐるまははらぺこ模様のモルペコが使えば悪タイプに変化。レイジングブルはコンバット種のパルデアケンタロスだと格闘タイプ、ブレイズ種のパルデアケンタロスだと炎タイプ、ウォーター種のパルデアケンタロスだと水タイプに変化する。技タイプはテラスタルの影響を受けない。)
踊り技限定バトル、みたいな相当限定的なシチュエーションでは使える知識かもしれない。

〇ポケモンSV
過去作からポケモンHOMEを通じてポケモンSVのデータに初めて連れてきたポケモンのテラスタイプは、そのポケモンのタイプ1またはタイプ2を参照して決定される。
(1)タイプが1つのポケモンは、タイプ1を参照する
(2)タイプが2つあり、タイプ1がノーマル以外の場合、タイプ1を参照する
(3)タイプが2つあり、タイプ1がノーマルの場合はタイプ2を参照する
この仕様を利用すると、剣盾で孵化厳選をしたヌメラをレジェンズアルセウスに連れて行って、ヒスイヌメイルに進化させてからSVに連れてくることで、テラスタイプが鋼のヒスイヌメイルが手に入る。このように、進化することでタイプ1がタイプ2にスライド(リングマ→ガチグマ等)したり、タイプ1自体が変化したりする(ブイズ、ヤヤコマ→ヒノヤコマ等)ポケモンのうち、SVに内定しているポケモンであれば、進化後のタイプをテラスタイプに持つポケモンを入手しやすくなる。ノーマル複合の場合はノーマルでない方のタイプがテラスタイプになることを有効活用できる場合もあるかもしれない。


現在、タイプ1とタイプ2で大きく影響がある仕様は少ない。タイプ一致倍率や相性がタイプ1とタイプ2とで変化してしまうと、対戦環境が複雑になってしまうのもあるだろう。今後、タイプ1やタイプ2を利用した仕様は出てくるのだろうか。気長に楽しみにしていたい。