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萌芽

 暦も春になり、冬の寒さを種子の状態で耐え抜いた植物達も、今やすくすくと成長している。そして、私が冬にしてきた下積みが芽吹くときもやっと来た。合格発表自体は3月にあったが、合格証という形を持ったことでようやく実感が湧いてくる。
 元々、ITパスポート試験には興味を持っていて、テキストを購入したこともあったが、「いつか勉強したいな」という考えだったこともあり、勉強するには至っていなかった。それが、キャリアチェンジを意識したことにより大きく変わることになった。
 今年の1月、IT系の職種へのキャリアチェンジを決意したが、武器にできるものは何一つない。だから、武器を早くにたくさん身に付ける必要が出来た。そこで、まず勉強しようとしたのがITパスポートだ。約二週間の学習で、十分な知識を蓄えることができ、予約のタイミングもあって2月上旬に試験を受けることにした。そして、この手応えであればもっと上のレベルの試験も行けると確信し、基本情報技術者試験に手を出すことにした。テキストを買ったのは1月下旬のことだ。だから、10日程はこの2つの資格を並行して勉強していたことになる。そうして前述の通り2月上旬にITパスポート試験を受け、その二週間後に基本情報技術者試験を受けた。今考えると過密スケジュールだった気もするが、当時は目的意識がはっきりしたためか、とても充実していたことを覚えている。
 勉強法は、インプットとアウトプット、そしてそれを繰り返すことに尽きる。ただ、基本情報技術者試験について付け加えるのならば、昨年度に出題形式が一新された部分もあるので、特にプログラミング分野についてはテキストや過去問数が不十分かもしれない。だから、私はPythonの基礎的な事柄についても学習したし、合格基準に達した決め手はそれだと思う。
 
 これを書いている現在、それぞれの資格について上位資格の学習を進めており、実はそのうちの片方、情報セキュリティマネジメント試験は受験済みだ。とはいえ大半が基本情報技術者試験と被っていたので、私の本命はもちろん応用情報技術者試験だ。そちらの受験日は約5ヶ月後。合格を勝ち取れるかは私の熱意と努力次第だ。