運動音痴というより非力 大学1年

ふと、大学生の頃の出来事を思い出した。


音楽専攻の同い年の女性と腕相撲することになった。私は右利き、女性は左利き。どちらの腕でするにしてもどちらかが不利になるが、結局は右腕ですることになった。


結果、私は負けた。


ーーー小学生の頃には、既に運動が苦手だった。ドッジボールで4つ下の弟の投げるボールより、私の投げるボールの方が遅い。運動で比べられるのが嫌で、自然と勉強に興味を持ち、益々運動は避けるようになった。


今でこそ、ウォーキングのような適度な運動は心地よく思うが、今の私でも、当時の私を運動好きに説得できるような魔法の言葉は持ち得ない。