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白いタンポポ

先日の記事で黄色いタンポポについて、もう綿毛になっているものがあったことを綴った。今回は、それと似ているが少し違う。
用事があり、近所のコンビニまで向かった。その帰りに普段と違う道を通ろうと、少しだけ遠回りすることにした。すると、曲がり角に白い花が咲いている。もしや、と私は近付いてみる。確認してみると、それは花びらが白いタンポポ、シロバナタンポポだった。
シロバナタンポポは日本在来種で、西日本に広く分布していたものの、最近は数が減っていたと聞く。私も、見るのはこれが4度目だ。特にバイクに乗るようになってからは、群生でもしていないと見落としてしまって気付かないことも多いのだろう。
そこにシロバナタンポポは4株生えており、中には綿毛になっているものもあった。せっかくなので、少し種を分けてもらい、庭で育ててみることにした。春に出来た種は夏を過ぎないと発芽しないと聞く。だから、萌え出るのは早くても秋になるだろう。もしうまく育ったら、その種を更に庭の別の区画にも撒き、シロバナタンポポの場所を作るのも悪くない。こうして、先の楽しみがまた一つ増えた。