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283プロから研修に来た新人Pが叫ぶ、ミリオンの底知れない魅力

前置き

ミリオンは感染する

その日、瑞龍は人生初の四桁バズりに打ち震えていた。
止まらない通知、続々と増えるフォロワー、満たされ溢れる承認欲求。
まさか迸る情熱のはけ口として書いただけの感想記事がここまで伸びるとは夢にも思わなかったのだ。

この記事を多くの先輩Pに見ていただき、「面白い」「共感した」「そらそうなるわな」「泣いた」など、様々な感想をいただけたことを本当に嬉しく思う。
いいね、RT、引リツしてくださった皆さん、ありがとうございました。少しでもこの新人Pの戯言を面白おかしく感じていただけたのなら幸いです。

なんてことを思いながらゲッサンミリオンを読み返していると、自分の心には次第にこんな欲望が湧き出してきた。

Day1も見てぇな……。

しかし瑞龍は無理に無理を重ねて埼玉まで弾丸遠征(あとシャニの物販爆買い)を敢行した直後。もはやアーカイブどころか向こう一ヶ月分の昼飯代まで怪しい始末。
でもなァー!先輩Pの皆さんから滅茶苦茶薦められてるしなー!
未来に恵美、琴葉、奈緒もいるんだよなァーーー!!
と思いながら調子に乗ってこんなツイートをした↓

一応名誉の為に弁解しておくが勿論ネタツイである。
いくら先日アソビステージでアーカイブプレゼント機能が追加されたばかりで、自分が可愛がられる立場の新人Pであっても、さすがに6千円なんて高価な買い物を他人に乞食することはない。
そんなことよりRT直後のツイートを表示するアレの代替サービスは無いのか、などと探していると……。

頭ミリオンだこいつ!!!!

紹介しよう、彼こそが瑞龍をシャニマス沼に引きずり込んだ張本人。
口八丁手八丁でぼくにシャニマスをインストールさせ、人生を変えさせた強火の三峰結華オタクだ。
しかし彼は生粋のシャニマスP。他にはsideMに少々手を出しているくらい。ミリオンにはあまり触れていないはず……。
どうやらぼくの記事を読んでなんか楽しくなってしまったらしい。ライブ見てないのに。そんなことある???
それはつまり、そう。

ミリオンは感染するのである。


斯くして1万文字の旅が始まった

思いがけずDay1のアーカイブを握ってしまった瑞龍。
しかも驚くことにこのオトくん以外にもアーカイブプレゼントを名乗り出てくれた先輩Pがチラホラいたのだ。申し出てくれた諸兄には特別な感謝の意をここで伝えたい。

と、同時に感想文1万文字のタスクもスタートしてしまった。
元から物書き人間の瑞龍ではあるが、最近は忙しくてあまり筆を執れていないのが実情。先日の記事も割とウンウン悩みながら抽出したものだ。

そんな自分が、大興奮したライブのDay1とはいえ、アーカイブで視聴するものでそんな長々とした感想を書けるほど盛り上がれるのか?と不安が過った。
しかしまあ見ないことには始まるまい。そう思い意を決してメモを取りつつ配信の視聴を開始した。

…………。

余裕だった。
なんなら100万文字書けそうなくらいの感情が湧いた。
思い出したがそもそも文字数というのはどうにも“嵩む”ものであり、この時点で既に1000文字を突破している。まだ本題に入ってないのに。

というわけで、ここからはライブの感想に入る。全部の曲について語りたい気持ちはありつつも、どうしても時間と気力が限られるので特に印象に残った曲のみに絞ることを許してほしい。
遅ればせながらのアーカイブ視聴ながらも、ミリオンにわかのド新人Pが感じた、“ミリオンライブ”をここにしたためていこうと思う。

ちなみに、ライブ感を大切にするために、セトリはほとんどチェックしていない。
前回に引き続き、特筆しない限りすべて初見、初聞きの曲である。


オーバーチュア、ミリオンライブの開演

印象的なオーバーチュアから、幕が上がりモニターに映像が映る。
これはシアターが舞台となるミリオンならではの演出だ。
始まるのはもちろん「Thank You!」 当たり前だがDay2とは違うメンバーであり、それぞれの個性が光る。

まず、未来がマジで未来。
なんか頭ミリオンっぽい言い回しだが、あのまっすぐな眼差しが本当に未来だと感じたのだ。
シャニマスの樋口円香役の土屋李央さんも大概本人だが、こういう二次元から本人が飛び出してきたようなキャストさんを見るとちょっと脳が混乱する。

ラストの「せーのっ!」も難しいと聞くが完璧で、さすが10年の貫禄を感じられる。
俺たちの春日が圧倒的センターかつリーダーw

あともう一人気になったのが、横山奈緒役の渡部優衣さん。

彼女についてはMOIW2023で見た時から気になっており、MCが可愛かったという理由だけで奈緒Pになるところだった。危なかった。

元気いっぱいの大きなジャンプ。凄まじい体幹。また目を引きつけるスタイルの良さ。瑞龍はそれほど声優さんには靡かないタイプ(丸岡和佳奈さんのチョクメを購読してる程度)であるが、この方からはなかなか目が離せなくなった。

何より、合同の頃から聞こえていて謎だった「あい!あい!」というコール煽りの正体が、ようやく彼女だと分かったのだ。これは素直に可愛い。
多分これからのミリオンのライブでは、彼女をガン見することになるだろう。

と、綺麗なお辞儀でThank You!が締められ、最初のMCに入る。

問題のMC

ミリオンといえば、ワチャワチャとしたMCが特徴だ。(ぼく調べ)
Day2では謎の壁ドンが披露されたり、やたらワチャワチャしたりしていた様子を見て、ぼくは「ああミリオンには知性が足りないんだなぁ」と漠然と思っていたが、この日、その認識を改められることになる。

すいません、Day2知性足りてました。

奈緒の人、恵美の人は連続で噛んでるし、昴は琴葉に裏に呼ばれてるし、未来はイヤモニにお返事しちゃう。ゲッサンミリオンじゃん!!

普通のライブなら放送事故並のグダグダっぷり。
ミリオンが感染してる。

これが事故じゃなくてミリオンらしさになるのは、10年の積み重ねなのかなぁ、と。
うんうん、それもまたミリオンだね。何回Take2入ったんだろ。

ところで渡部優衣さんは本場関西の出身なのだろうか?関西弁のイントネーションが可愛い。でも小籠包ってなに?

あと種田梨沙さんの本物(本物?)は初めて見たのだが、普通に美人でびっくりした。
以前プレイしていた他ゲーシリーズでも休養によるキャスト交代騒動があり心配していたが、こうして元気な姿を見れてとても安心したというのはどうでもいい話。

ああ、桃子の「お兄ちゃん!」に応えるために現地いたかったなぁ……。踏み台は内蔵するものらしい。身長高いのね。

そんなMCを聞きながらミリオンを摂取していると、いよいよライブ本番に入る。
最初の曲は……。


素敵なキセキ

初手はまさに“最初の曲”、未来のソロ!さすがにこれは知っている。
ミリシタのメインコミュ1話の曲でもあった(と思う)ので、さすがに自分も思い出深い曲だ。

というか凄まじいのがこの曲の全体的な“経験値”
絶え間なく繰り出されるファンサの嵐、貫禄のあるパフォーマンス、溢れるアドリブ、それに応えるダンサーさん。演者さんたちが追いつかないスピードのウェーブは、プロデューサーたちの歴戦さも物語っている。
これは紛れもないミリオン10年の輝き。ミリオンライブのセンターとして10立ってきた春日未来のパフォーマンスなのだ。感動しないわけがない。

ダンサーさんたちもそれぞれ振りが違っており、ミリオンのライブのクオリティの高さを改めて感じられる一曲となった。


ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン

これも知っている。初見で大盛りあがりした奈緒のソロだ。
やっぱり奈緒は可愛いな……。合間に何度も何度も挟まれるウインクが匠の技。、また最初の早口が本当にジェットマシーンですごい。
あと他の演者さんにも言えるのだが、こんな激しい曲なのに全然息切れしてないのすごいな。みんな放クラ並の体力おばけなのか。
そして脚なっっっっっげぇ。モデルか。


MY STYLE! OUR STYLE!!!!

結構驚いたのだが、桃子がこんな力強い曲を歌うのはとても意外だった。
気の強い子ではあるが、あくまでアイドルっぽい可愛い曲を歌うものだとばかり思っていたので、考えの単純さに反省させられた。
いやそれは別にいい。桃子は強い子なのだ。可愛いだけがアイドルではない。それはいい。

でも1かける5はミリオンってなんだ???
芸能活動が忙しすぎて勉強できていないのか桃子?学校にはちゃんと行っているのか?
いやむしろ心配するべきなのは先輩Pたちか?これが頭ミリオンなのか?

どうやらミリオン世界はぼくの知らない数式で動いているらしい。
そらMCもワチャワチャするわ。だってミリオンだもん。
ミリオンだからで納得できるようになってきた辺りぼくもミリオンに染まって来たのかもしれない。いいのか?まあいいか。


求ムVSマイ・フューチュー

急に治安が悪くなった。
ミリオンって怖いところだったんですね……。
のり子がプロレス好きなのはBCを読んで知っていたが、まさか曲の中でプロレスを始めるとは……。

シアターで野球は禁止されているはずだが、プロレスはしていいのか……?
というかダンサーさん気合い入りすぎだろ。ガチか???
曲はかっこいいんだよな……。


Eternal Harmony

コールしたい欲を刺激される曲だ!
歌唱するアイドルそれぞれの個性が浮き彫りになる楽しい雰囲気と、いないはずの徳川まつりを感じた。
なんでこんな楽しそうな現地にいないんだ……。こういう気持ちになるからアーカイブは見まいと思っていたのに!
この悔しさは次回の現地まで持って行こう。

ところで「いやん♡」って言ったの誰ですか?
犯罪じゃないんですか?猥褻物陳列罪とかにあたりませんか?


Blue Symphony

歌い出しで「あ、これは好きな曲だな」と確信。
全然知らないけどもしかしてこれオリメンに千早入ってるんじゃないですか?そんな感じがする。
元々蒼っぽい曲は好きで、ペンライトで真っ青に染まる会場にも感動。
また軽率に好きな曲が一曲増えちまったぜ……。

「信じる翼 力をくれた」という歌詞で、蒼い鳥を感じると共に、283プロの子たちにも歌ってほしいなぁと勝手ながら思ったりした。勝手すぎる。
MOIW2024の発表まだですか?


サマ☆トリ ~Summer trip~

夏になった!
放クラも夏曲は多いが、これはバカンス的な夏曲だ!
というか知ってたけど北上麗花さんの歌唱力ヤッッッッバいな。
声の伸びが凄まじい。さすが“ぴらみ砲”と称されるだけはある。
この声がライブで出るってのは本当にすごいことだと素人ながら思う。
室温が何℃か上がったぜ……。


HOME,SWEET FRIENDSHIP

おかえり~~~~~!!!!!

アットホームな雰囲気の765プロっぽい曲だ。
あったけぇ……あったけぇよミリオンライブ……。
ここが帰ってくる場所なんだな……って本当に勝手に思ってる。
まあみんなで写真撮影したしぼくも家族みたいなもんか……。

なんて頭ミリオンになっていると。

事件は起きた。


リフレインキス

問題の曲。


――――言葉を喪った。

こんな……こんなことを許していいのか……?
ミリオンライブ……これ……アリなのか…………?
しかも……歌唱メンバー……。
恵美、エレナは分かるとして…………。
こ、琴葉…………?
お前も“そっち側”なのか………………?
というかこれトライスタービジョンじゃん……さすがに知ってるユニットだぞ……こんな曲あったとは知らなかったけど……。

強すぎるイントロから吐き出されるあまりにデンジャラスな歌詞。
色っぽい歌声で紡がれる言葉は新人Pにはあまりにも刺激が強すぎた……。
もう表情とかすごすぎて鳥肌立ちっぱなしだし、お三方ともオーラがムンムン出過ぎているし……。
コールも絶対楽しいやつだし、これを現地で浴びていたら確実に死んでいたな……と思っていたら。

「――ねぇ、しちゃう?」

死にました。

墓標にはリフレインキスと刻んでください。
ナイスセクシー。

えっていうかこれオリメンは志保、海美、亜利沙なんですか???
犯罪じゃないんですか???
さっきからミリオン犯罪ばっかりじゃないですか???治安悪いんですか???


恋の音色ライン

かなり好きな曲かもしれない。
ズンズン来る低音のサウンドがたまらない。
メロディはどことなく往年の東方アレンジのような感じがして、なんだか懐かしい。

そも、恋愛ソングというのは自分的には割と新鮮だ。
こういう曲が多いのはアイドルとして当然なのだと思うけど、シャニマスPの自分としてはなかなか珍しいセトリだったりする。
シャニマスでまともに恋愛ソングを歌っているのはアルストロメリアくらいで、あとはアンティーカがたまにチラホラという感じなので……。
そういう意味だとソロ曲の披露というのも少なくて、こうして会場を一人で圧倒するパフォーマンスというのは目を見張るものがある。
千鶴さん、普段は面白いけどアイドルしてはさすがだ……。


君だけの欠片

お、おお、おおおおぉぉぉ…………。
劇場版 アイドルマスター ミリオンライブ!の主題歌とかですか……?
すごく……すごく大和撫子を感じた……。
エミリーさんの優しいところとかたおやかな仕草がすごく伝わってきて……。郁原ゆうさん……すごい……。

最後のステージに座り込むところ……なんて言えばいいんだろうあれは。
なんというか、とてももののあはれを感じた。
曲もパフォーマンスも素晴らしかった……。エミリーでした……。

ホントウノワタシ

田中琴葉……………………………。

本当に……こういう感想……。

早速曲の話から逸れるが、瑞龍が思う「推し」と「担当」の違いについて少々語りたい。

「推し」とは文字通り、その子を推し、応援し、その輝きを見つめていたい。客席からアイドルとして想っていたいとか、そういう対象だ。
対して「担当」は、そのアイドルが大きな舞台で輝けるよう、日頃から傍で支え、共に手を取り合い、励まして行きたい――アイドルとして、プロデュースしていきたい対象だ。

この曲を歌う琴葉を見る内に湧いてきたのは、そういう後者の方の感情。
シアターのリーダー役として、学校でも委員長として、常に責任感を持ち、気丈に振る舞うまだ18歳の少女。
時にのしかかる重圧に押し潰されそうになりながらも、必死に明日を見つめている。
そんな彼女の背負うものを少しでも分かち合い、一人前のアイドルになれるように支えて行きたい――。
なんて気持ちが湧いてくるような、儚くも力強い、琴葉らしいパフォーマンスだった。

田中琴葉…………………………………………………………。



ココロがかえる場所

知らない曲で泣けるという経験、なかなか無いと思う。
シャボン玉のように浮かんでは消える思い出の演出。3人の美しいハーモニーが奏でるメロディが、こんな新人Pの胸にも透き通った風のように吹き抜けていく。
アイドルたちの時間は短い。今はすぐに過去になり、どうしようもなく未来はやってくる。
そんな時間の流れを、優しいメロディでそっと包んでいく。
グレフェスで荒んだ瑞龍の胸に染み渡るような、そんな一曲だった。

まだ全てが未来形だった日々……。


VIVID イマジネーション

杏奈~~~~~~~♥♥♥
杏奈、単純に可愛くてズルいぞお前……。そんな可愛い曲隠し持ってたのか……。
テクノな感じのサウンドもいいし、間奏のコーラス?も可愛い。
まさに正統派アイドルって感じでバッチリ!
沼に落ちる~~~……。

えっていうか夏川椎菜さんめっちゃ可愛い!!


アフタースクールパーリータイム

放課後の時間だあああああああ!!!!!
放クラちゃん大好きオタクの瑞龍が何故か刺された。
恵美らしいオシャレでポップ、そしてライブとは思えないハイクオリティなラップパート!演者さんの歌唱力もフルに発揮されたあまりにも楽しくなるパフォーマンス。

クラスメイトで女友達の恵美と放課後に寄り道して買い食いしたり他愛もない話をしながら夕暮れの中歩いていた記憶が蘇った。
ぼく埼玉県民だったかもしれん。


PRETTY DREAMER

反則的に楽しい曲!!
ほんとにこれ現地いたかった……。こんな楽しい曲浴びれてないの人間として人生の損失だと思う。
配信視聴でも没入感がすごかった。
振りも可愛いし、テンションがひたすらに高まる。

奈緒の「あい!あい!」の煽りはやっぱ可愛いし、風花さんが本当に楽しそうに歌っているのもなんだか見ているこっちが嬉しくなった。
そんなハッピーな時間の中に少し一抹の寂しさを感じるような瞬間があって、とても奥深い曲であるとの印象を覚えた。
ミリオンライブ……底が知れない……。


U・N・M・E・I ライブ

ガチで運命を感じました。
この曲はぼくが買ったたった一枚のアルバム「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER BEST」に収録されている曲のひとつであり、最近のプレイリストの中でも密かなお気に入りだったのだ。

人づてに聞いていた選曲傾向からして、このアルバムに入っている曲はやらないと考えていたため、イントロが流れてきた瞬間にとても驚いたことを覚えている。
まさかこの曲をここで聞けるなんて!!
偶然?運命?どっち?
どっちもだよ!!!!!!!!!!
作詞天才か??????

曲自体もとても良く、やはりと言うべきか、CD音源より圧倒的にアがる!
問答無用に楽しくなるし、間奏でのラジオパートも面白かった。
いつも通りのワチャワチャ感を発揮し、奈緒の鋭いツッコミが炸裂したのはもうなんというか胸がいっぱいになる流れ。うどん大好きさん……一体何者なんだ…………。

会場の盛り上がりもすごかったし、なぜ自分はあそこにいない感がさらに増してしまった。
運命の赤い糸を辿って巡り合ってしまったこの楽曲……。楽しませていただきました…………。


Dreaming!

再度聞くことでようやくDay1で失った記憶が蘇ってきた。
どこまでも続くこの先に夢見る希望の歌だ。
てか作詞真崎エリカ?天才かよこのお方。
相変わらず「あい!あい!」は可愛いし、演者さんたちの本当に楽しそうな表情が見ていて微笑ましい。

みんなと円陣も組んだし、ぼくももうミリオンスターズの一員みたいなもんだろ……。

あとどうでもいいけどロコの「サンクスです~」に対して「ローソンです~」「ファミマです~」ってコメントが湧いてたのにはさすがに笑った。


Crossing!

曲が強すぎないか?
この曲に関しては新人Pの自分が何か言うのがもうなんかはばかられるので、あまりコメントしないようにしたい。
それほどの積み重ねを感じた一曲だった。

ミリオンライブ。それがこの曲を形容するに相応しい一言だろう。


なんて余韻に浸りながら知性が足りたり足りていなかったりするMCを聴いていると…………。


ありがThank You!

やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ミリオン新人の瑞龍でもさすがに知っているあの田所あずさの伝説、「ありがサンキュー」をここでぶち上げやがった……。
いや振り返りだからってそんな手のポーズまで完全再現しなくても……。
そういうの擦っていいんだ…………。というか、ありがサンキューって許可制なんだ…………。
あの大一番でのやらかしを7年経っても擦られるのって最高に恥ずかしいはずだけど結局許可を出す辺りころあずもころあずである。

ペンライトの色もしっかり青に染まっているし、やる前から会場は笑いに包まれているし。まあ面白いならそれでいいけど……。
曲中の演者さんたちもニコニコワチャワチャしてるし、ああもう最後までミリオンライブだなぁ……と。
ほんっとうに楽しいライブなんだよなぁ……。

そしてやっぱり綺麗なせーのっ!からの特大ありがとうで締められ、幕は閉じていく。
ライブはここで一区切り。続きはDay2に……。


それから見出しからは漏れてしまったが、「想いはCarnaval」はエレナのイメージとは全然違って驚いた。なんだかラテン系というか、演歌みたいでしっとりしていて、普段元気いっぱいなエレナからああいうのが飛び出してくるとは思っていなかった。
「君だけの欠片」はエミリーらしく横文字を一切使わない歌詞で、それでも立派なアイドルソングとして成立しており感心。エミリーもなかなか見守っていきたいアイドルだな……。
「Heart♡・デイズ・Night☆」は茜ちゃんの可愛さが炸裂し、超盛り上がれた。どうでもいいが茜ちゃんは呼び捨てやさん付けではなくちゃん付けしたくなる。茜ちゃん……。

と、こんな感じで曲の感想は一通り終わりにしたいと思う。


総括

すごく!!楽しかった!!!!

こうして振り返ってみると、自分、本当にこの2日間のライブを楽しんでいるなぁと感じた。
ふとした時にこのライブの熱を思い出すし、近頃は仕事している時も車を運転している時も四六時中天空橋朋花と田中琴葉のことを考えている。
まあこれはシャニマスのイベントに参加した時も一緒なのだが、今回は事情が違う。

正直、ここまで純粋にライブを楽しめるとはとても思えなかった。
前回の記事でも書いたが、Day2に弾丸遠征を敢行したのは本当にただ「アイル」を聞くためだけだ。
あの一曲を生で聞いて、一瞬だけでも盛り上がれればそれでいい。それだけを思って飛び出したはずなのに、結局こうして全日程、全曲、全瞬間を幸せな楽しさで埋め尽くされてしまったではないか。
いい意味で期待が裏切られた、とはまさにこのこと。
これは本当に今回のライブを薦めてくれたフォロワーや、誘ってくれた連番者の方、そしてDay1のアーカイブをプレゼントしてくれた友人には感謝しかない。特大のありがサンキューだ。

何より、新人だろうと古参だろうと、すべてのプロデューサーを連れて行くミリオンライブの力強さ、懐の深さも凄まじいものだ。
コールガイドがあって新人Pに優しいのは勿論のこと、Act1は振り返りと取りこぼしの回収、そして新人へのプレゼンとしてまさに完璧なものだった。

こんなライブが楽しめないわけがないのだ。
行ってみなければ、こんな当たり前のことには気付けなかった。


10周年から入った新人Pとして

ミリオンライブは10周年。10年前といえばぼくはまだ中学生で、ようやくスマホを手に入れてネットに入り浸り始めたくらいの時期か。
その頃にはアイマスのアの字も知らなかったし、今のFFなど一人も知り合いではなかっただろう。
そんな太古の昔に始まったコンテンツに、いまさら参入する。それはどんなコンテンツでも、誰にとっても難しく、怖気づいてしまうことだ。

ただまあ、参入が難しくても入ってしまえばどうということはない。
如何にコンテンツが広くても漁れる範囲は時間をかければ割と手が届くし、サブスクも解禁された今、曲を追うのも難しくない。
長年続くコンテンツに後から入った新人たちは、多くが「もっと早く知っていればなぁ」みたいなことを思うだろう。

しかし、自分の考えはこうだ。

この10年の節目、このライブツアー、このAct1、このDay2で、初めてミリオンライブの現地に参入できたこと、それをとても幸運に思う。

大好きなアイルを浴びることができた。初めてのジャンパでのウンババコールに恐怖することができた。Maria Trapで天空橋朋花の底知れない魅力に打ち震えることができた。
もちろんDay1でも田中琴葉のソロに存在しない記憶と激重感情を全自動で発生させる機械になり、リフレインキスで狂った。
この現地で初めて聞き、初めて浴びることに意味がある曲が、このライブではとても多かったよう感じる。

大事なのはセトリだけではない。
10年という長い月日を経たコンテンツに、“いまさら”参入する新人というのは、失礼な物言いだがそれほど多くないだろう。
おそらく多くのオタクが追いかけるのは今をときめくSNSや口コミで話題の最新ゲームであったり、流行りのアニメであったり、そういう新しいものの方が人気に決まっている。
だからこそ、こういった御長寿コンテンツに住み着く先輩方は新鮮な若いオタクに飢えており、先日自分が書いた新人Pとしての感想記事がバズったのだと思う。
こう書くと自惚れているよう、というかそのものでしかないが、つまるところぼくはこの10周年というタイミングで新規として参入できて嬉しいのだ。

新規ファンというのはコンテンツにとって大事な力だ。
ミリオンの10年を支えてきたのはもちろん今まで頑張ってきた先輩Pたちだが、我々新人Pもこれからのミリオンを支えていく力になれると信じている。

だって、こんなに面白くておかしくて楽しくて底が深くて怖くて愛しいコンテンツ、絶対に途絶えさせてはいけない。
10年という月日を経ながらも、まだまだ新しいファンがやって来るんだぞ!そんな希望を見せられる存在の一人になれることを、とても光栄に思う。

ファンは、そこにいるだけで力になる。想いを発信すれば、それが光になる。
だから、きっと大丈夫。
バンナムのあれやこれやで色々不安を抱いている先輩Pの皆さん。
きっとミリオンは、これからもまだまだ余裕でやっていける。
また、この記事を読んでいる、まだミリオンの現地に参加したことが無いそこのあなた。
いつだっていい。どんなきっかけでもいい。
この曲を生で聞きたい。あの演者さんを見てみたい。そう少しでも感じたなら、意を決して、少し無謀だと思っても、現地への参戦を試みてほしい。
その瞬間が、きっとベストタイミングなのだ。
それがきっと、あなたのU・N・M・E・I ライブになるのだから!

そして、ライブの最後にはきっとこう叫んでいることだろう。

アイマス最高!!



お読みいただきありがとうございました!!


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