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セブン&アイ・ホールディングス(3382)




セブン&アイ・ホールディングス(3382):改革加速で更なる成長に期待

25年2月期営業利益2%増見込み、祖業改革も加速
■好調なコンビニ事業けん引、25年2月期も成長見込

  • 24年2月期業績は、営業収益11兆4717億円(前年比2.9%減)、営業利益5342億円(同5.5%増)と計画達成。

  • インバウンド客を中心とした人流回復で来店客が増加し、国内コンビニエンスストア事業が好調に推移。

  • 25年2月期も営業収益11兆2460億円(前年比2%減)、営業利益5450億円(同2%増)を見込む。

■市場予想を下回るも、祖業改革加速で評価向上

  • 25年2月期業績計画は市場予想を下回り、株価は一時2000円を割り込む。

  • しかし、75日線、200日線の調整を経てリバウンドの兆し。

  • 目標株価は1950円(2月高値、3月高値ダブルトップ水準)。

  • 上場と一部株式売却検討開始により、祖業イトーヨーカ堂改革が加速。

  • 27年度以降のIPO申請を目指す。

2024年4月17日

■更なる成長に向けたポイント

  • 国内コンビニ事業の更なる強化:新商品・サービス開発、デジタル化推進、顧客満足度向上など。

  • 海外事業の拡大:アジアを中心に店舗網拡大、現地ニーズに合致した商品・サービス開発など。

  • 祖業イトーヨーカ堂改革の成功:業態転換、コスト削減、ネット通販強化など。

  • 金融事業の収益化:セブン銀行の顧客基盤拡大、新規事業への参入など。

総合評価
短期的には業績計画下方修正の影響で株価は調整局面入り。しかし、中長期的な成長に向けた取り組みは評価できる。祖業改革の進展、海外事業の拡大などが株価上昇の材料となる可能性が高い。投資判断は、業績動向、改革の進捗状況、市場環境などを総合的に勘案する必要がある。

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