Vol.24 情報精査と定式化 の巻!

※注意※

最終更新2020.12.24

1.当記事は筆者が研修医の時に作成したものをベースに、必要な箇所について修正を行ったものです。

2.記載内容が現在も有効であることは保証いたしかねます。

3.当記事は関係者の許可を得て掲載しておりますが、著作権は筆者に属しますので無断転載を禁止とします。

---以下本文---

みなさん、おはこんばんちは!


研修医のとRです!


最近このブログの愛読者かつ、とRの後輩が見学に来てくれた


ありがたいことだ


(院長においしい店に連れて行ってもらえる♪)

後輩はQOMLの探究者であり

順調に話をすることができた

今回の投稿では


QOML(Quality of My Life)の定義の中でも


【Quantity of Money】


という意味合いが強いことを明確にしよう

さて

今日はQOMLの【探究者】として

重要な行動があることが判明した


それは

【公開されている情報をつぶさに観察すること】

【情報から事象を定式化して、最適な公式になるまで試行すること】だ

(対応中、この胡散臭いセリフを何回しゃべったか覚えていないwwww)


(〜〜〜で囲まれた範囲は読み飛ばして構わない。わからない人には非常につまらないからだ)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一旦話は脱線するが


とRの知り合いにこのような人物がいる


1930年代に某鉄鋼の町で海軍から仕事をもらっている工場で工員をしていた人物だ

某日、海軍から【いつもより大きい部品】の注文が来たそうだ


同時に海軍の人間がやってきて


『このことは絶対に誰にも言わないように』


などと念を押して、書類まで書いたそうな


さて、この人物、これだけで数年後に完成する【あるモノ】の正体をほぼ正確に推測してしまった

【いつもより大きい部品】


は、大砲の部品だそうだ


1.海軍は長らく戦艦を新造していなかったからそろそろ新しい戦艦を作るだろう



2.これまでは16インチ級(40センチ級)の砲を作っていたから

今度は18インチ級(46センチ級)の砲だろう



3.となると、相当大型の艦艇になる

当時の日本で最大の造船所で排水量7万トン級の船まで作ることができる

恐らく上限ぎりぎりの7万トン級の艦艇であろう


4.そうなれば、船の大きさも限界がある

これまでの日本海軍の艦艇の設計基準に従うなら

2連装砲塔4基で8門の砲が載せられるはず



5.となれば、載せられる機関(エンジン)は既存の艦艇から類推して

27〜30ノットのはず

こんな感じでその他もろもろかなり詳しいことをずっと考えていたそうだ

果たして


1941年末に


戦艦【大和】が竣工した


Wiki師匠によると

排水量は公試で68200トン、満載で72800トン

46センチ砲3連装3基、計9門

速度27ノット

とのこと。

繰り返して書くが

この工員は

【海軍からいつもより大きい部品を受注した】

だけだ


【公開されている情報】をすべて知り尽くしていることによって


海軍が一生懸命に秘匿して、存在を外国が全く察知できなかった


戦艦大和のスペックをほぼ正確に推測してしまった

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


我々も、QOML追及の為に


ある程度の公開情報を精査して


自分の生き方に合ったように情報を処理(定式化)して


それで適切な解に行きつくか試行する必要があるだろう

この度見学に来てくれた方を例示したい


その人物は【給与】を非常に気にしていた


XX病院ともう一つの病院と迷っていたそうだ

どちらも同じ程度に


Quality of My Life が高いように見受けられるので


あとは


Quantity of Moneyで選びたいとのこと


すかさず、とRは対象病院の公開情報をつぶさに観察して試算した

迷っている方の病院は

A.手当が一切つかない。賞与もない。

B.当直代金が1,2年目で同じであった

C.当直回数は労働基準法に則って4回/月だそうだ


D.一方、XX病院は鬼のように手当がつく
大学の同期から、【とRの給料はバグっていて、二重取りしているんじゃないか】と言われた


労働条件を同じにして


それぞれの2年分の年収を比較したところ


普通に【給与】だけで見たら

XX病院は相手の病院より【200万円ほど少なかった】が

住宅手当や交通費手当、自治体ごとの住民税率の差など詳細にわたって検討したところ

XX病院の【手取り】は【120万円程度多かったwwwwwww】

こういったことは、保険の約款みたく、重要なのに小さい字で書かれているあの迷惑な公開されている情報をつぶさに観察して


自分に適切に当てはまるように定式化して行くこと


によってのみ判明する

見学に来てくれた人物が判断を誤らない一助になれたのは本当に幸いである


(っていうか、計算してみると自分で思っていたよりもXX病院の手当てが厚い^^;)

あ、そうそう。

金で選びましたって答えるのは100%アウトだからな^^;

少なくとも医療業界ではそうだ

重ねて、本日見学に来てくださった方に

この場をお借りして感謝申し上げたい

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