見出し画像

19才以下は新型コロナウイルスよりもインフルエンザウイルスの方が死者数が多かった

おはようございます。19才以下の小児にとってこれまで新型コロナウイルス感染症のリスクハどの程度であったか?を調べた論文を奈良県立医科大学の野田龍也先生たちが日本臨床疫学会の機関誌「Annals of Clinical Epidemiology」に発表しました

要点はこれまでのところは新型コロナウイルス感染症による19才以下の死亡者数はインフルエンザと比較して少なかった。20才以上ではやはり年齢が上がるほど新型コロナウイルスによる死者数の方が多くなっていきます

念の為短く繰り返し記載しておきます。日本は現在第7波のピークをこえましたが、直近24時間の死者数はまだ世界でダントツ一位で250人を超えています。第7波の感染者数が多いのは 1)これまでオミクロンBA.2の流行が小さい、2) 既感染者で多いのはBA.1なので流行中のBA.5に対する抵抗力が低い、3) 武漢型スパイク抗原でつけた免疫は流行しているBA.5をほぼ中和することなく、感染増強も起こす。

報道発表された文言は以下の通りです

季節 性インフルエンザ感染症と比べた新型コロナウイルス感染症の人口 1,000 万人あたりの年 間死亡者数は、

0~9 歳では 30 人少ない
10~29 歳ではその差が不確実である
30~69 歳では 20~439 人多い
70 歳以上では 1,951~9,661 人多い

報道資料をここからダウンロード可能です


こういう状況で、令和4年9月6日に厚生労働健康局長より、12才未満のものへ新型コロナウイルスワクチン接種の努力義務の通知が出されました。これまでよりもいっそうしっかりと情報を取り入れ、自分で考えて気持ちを作っておくことが大切になりました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?