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日本全国地震ハザードマップ入手&深発地震

こんばんは。いかがお過ごしでしょうか?
全ての人は、「災害に備えるけれど、煽りによって心的外傷は受けない」
ということで、ハザードマップと地震知識をお届けします

日本全国の地震ハザードマップ

お住まいの地域のほか、職場、出張先や旅行先の地震ハザードマップをどなたでも入手可能です。pdf版なのと、深いところにあるためあらかじめ入手しておくのが無難です

地図から選択する場合
リンクをクリックすると下図が出ます。地図で調べる地域をクリックする
あるいは、右上の地域選択で地方と都道府県をプルダウンで選びます
これ以降は、各地域で細かく分かれていて、ハザードマップとして紙媒体で配布されたマップに到達できます
例外:北海道、青森県などハザードマップのない地域があります

または、災害種別から選択するをクリックして進むこともできます

米国の地震ハザードマップ

米国地震ハザードマップに関するページの日本語訳はこちらです

深発地震とは


8月10日午後0時29分ごろ、北海道と東北で震度3の揺れを観測する地震がありました。震源地はオホーツク海南部で、震源の深さは490キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.8と推定されました
これは深発地震です

NHK

深発地震とは
震源の深さが100kmを超えるような深い地震を一般に深発地震と呼ぶ
深さ60kmから300kmまでの地震を“やや深発地震”,300kmより深いものを深発地震と呼んで区別する場合もある。 世界で最も深い地震は720km,日本付近では600km程度である
深発地震には、異常震域の発生と震度の正確さが低いという特徴がある

https://www.data.jma.go.jp/eew/data/nc/shikumi/tokusei.html

気象庁は下図を使って説明しています
深発地震では、沈み込む海洋プレートに沿って地震波が伝わりやすいという性質があり、震源の直上よりも震源から離れた場所で揺れが大きくなることがあります。異常震域と表現します

https://www.data.jma.go.jp/eew/data/nc/shikumi/tokusei.html


8月10日の地震の震源はオホーツク海南部の深さ490キロにありました。どういうことでしょうか?

地球の内部構造は

地球は半径は約6,400 kmの球体です。球体内部は均質ではなく、成層構造をなしています

成層構造とは
水、空気、などの物質が層を成し、混ざり合わず、層状に分かれている状態

地球の中心部から順に、金属でできている「コア」、岩石でできている「マントル」、そして、人が住んでいる「地殻」の3つの層で構成されています

出典 地球を掘りすすむと何があるか

地震は地殻の変動でおきます。8月10日の地震の震源はオホーツク海南部の深さ490キロと発表されました。しかし、上図では地殻の深さは 6〜30km です

ヒントかも.  足元にある地面はまだ地殻と呼ばれる部分ではありません。土壌と呼ばれる、風化した岩石が細かい粒子となって堆積した層です。土壌は生物の死骸や排泄物などが供給する有機物を含み、微生物がすみつき、植物に栄養を供給しています
この土壌を掘りすすむと、やがて硬い岩石層に到達します。これが地殻です
地殻の厚さは6~30キロメートルですが、これは主に大陸地殻か海洋地殻かで大きく異なります。大陸地殻は世界中ほぼどこへいっても、およそ30キロあります

出典 地球を掘りすすむと何があるか

コラム:大陸地殻と海洋地殻
大陸地殻があるのが地球の特色です。他の太陽系の惑星には大陸を生み出す条件がそろっていません。例えば金星の表面は地球の海洋底と同じ玄武岩で覆われていて,地球の大陸のような場所は見つかっていません
大陸地殻は、海洋地殻から成長すると言われています。ただし、どのように大陸地殻ができるかは研究の途中のようです

大陸地殻の厚さは30〜50 kmで上部がおもに花崗岩、下部に玄武岩質層があります。海洋地殻は厚さ5〜10 kmでおもに玄武岩からでできていて大陸地殻の下層とつながっている

https://gendai.media/articles/-/91619
東大の廣瀬 敬先生の図に、大陸地殻下層を追加しました
地学の試験対策の目的です


勉強が予定通り進まず、前半部分をお届けしたいのでここで投稿します
皆さま、どうぞ元気でお過ごしください







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