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ワクチン接種すればするほどコロナに感染する!?

あけましておめでとうございます
今、日本で接種が行われている新型コロナウイルスmRNAワクチン。抗体依存性感染増強 ADE は有名な言葉ですが、臨床的に明白なものは多くありません


オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のデータ


オーストラリアのニューサウスウェールズ州は毎週、ワクチン接種回数ごとのコロナ陽性入院数、コロナ陽性ICU入室数、コロナ陽性死亡数のレポートを出しています。そこで、住民をワクチン接種回数ごとにグループ分けして、それぞれのイベントの起こる確率をグラフ化してみます

4回ワクチン接種者はコロナ陽性で入院する確率が2022年6月以降は、常に最も多い

4回接種グループは、6月22日以降は常に最もコロナ陽性で死亡する確率が高い (下図)

米国オハイオ州クリーブランドクリニック従業員のデータ

https://academic.oup.com/ofid/advance-article/doi/10.1093/ofid/ofad209/7131292

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疫学調査の概要

米国北東部のオハイオ州のクリーブランドクリニックの従業員、平均年齢42才を対象に、2022年9月12日から10週間にわたる疫学調査が行われました。その結果が下のグラフで、ワクチン接種回数が多いほど累積コロナ感染者数が多くなりました

過去に受けたCOVID-19ワクチンの接種回数で層別化した被験者のCOVID-19の累積発症率を比較したSimon-Makuchプロット。ゼロ日目は、二価ワクチンの従業員への提供開始日である2022年9月12日。点推定値および95%信頼区間は、視認性を高めるためにx軸に沿ってジッターで表示しています

疫学調査の説明
方法

1. 二価のCOVID-19ワクチンが初めて従業員に提供された日に雇用されていたCleveland Clinicの従業員を対象とした
2. COVID-19の累積発生率をその後数週間にわたって調査した

結果 
1) 調整したハザード比は、1回接種が1.7、2回接種が2.63、3回接種が3.15、3回以上接種が3.38とCOVID-19のリスクは以前に受けたワクチンの投与回数とともに増加しました

”接種回数が多い人が感染しやすいのは高齢者や脆弱層であるから” という批判は、このデータに当てはまりません。対象集団の平均年齢は42才です

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今日中に次の記事を書きます
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