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コロナワクチン接種後 の1才死亡例についての解説

コミナティ筋注6ヶ月~4歳用の3回めを2023年2月16日に接種し、2日後に1才4ヶ月の赤ちゃんが気の毒なことに死亡しました。この年齢層での初の死亡例です (TBSニュース)

この赤ちゃんは、ピアソン症候群と診断され、小瞳孔、先天性ネフローゼ症候群から腎不全があり腹膜透析中で、 また高血圧があり心不全の状態、発達遅滞があったと報告されています。(厚生労働省副反応報告書、リンク)

ピアソン症候群は先天的な小瞳孔 (瞳孔の開口部が 2 mm 未満) を呈する疾患のうち、常染色体劣性のもので、ラミニンβ2 をコードするLAMB2 遺伝子(3p21)の異常が報告されています。ラミニンβ2 は、 糸球体基底膜、神経筋接合部、内眼筋、水晶体、網膜などに発現しています。
ピアソン症候群では小瞳孔、先天性ネフローゼ症候群、神経学的異常等が認められます。現在のところピアソン症候群の患児は出生後数年で死亡します。

先天性の小瞳孔は、散瞳薬を点眼しても拡大しません。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33414946/


今回の症例はLAMB2 遺伝子のコンパウンドへテロ接合体で、腎不全、心不全、呼吸障害のある状態で3回めのファイザーコミナティ筋注6ヶ月~4歳用ワクチン接種を行いました。

死亡前日16:10頃 酸素投与0.5~0.75L/分でSpO2=90% 半ば、同21時頃37.7°C。死亡日19:32腹膜透析開始、21:30頃、心肺停止で発見されました。

ピアソン症候群はこれまでに全世界で100例未満の報告しかありません。したがってmRNAワクチン接種をして有害であるという事前情報はありません。しかし、上記のように重篤な状態の1才4ヶ月令の赤ちゃんにワクチンを接種した場合、報告されている最も軽微な副反応が発生しても全身状態に影響を与える可能性が考えられます

繰り返しです。1才4ヶ月令の赤ちゃんではありますが、ワクチン接種前すでに非常に重篤な状態であったため、これは特殊な事例です。この症例を根拠に全体の話しをするのは筋が悪いと考えます

全体の主張はmRNAワクチン接種の中止をお考えください


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