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成人を対象とした無作為化試験におけるmRNA COVID-19ワクチン接種後の重篤な有害事象 昨日、Vaccineに掲載された論文

昨日、トップジャーナルのVaccine に掲載されました。大意のみお伝えします。より詳しい訳へのリンクは末尾にあります

方法

成人におけるPfizerおよびModerna mRNA COVID-19ワクチンのプラセボ対照第III相ランダム化臨床試験(NCT04368728およびNCT04470427)で報告された重篤な有害事象の二次解析で、Brighton Collaborationの特別な関心を引く有害事象に焦点を当てた解析を実施した

結果

ファイザーの旧ワクチンは、プラセボ群に比べて重篤な健康イベントのリスクを36%増加させました

Pfizer試験でワクチン群で重篤な有害事象のリスクが36%高く、リスク差は1万人接種あたり18.0(95%CI 1.2~34.9)、リスク比は1.36(95%CI 1.02~1.83)でした

モデルナの試験では、ワクチン群では重篤な有害事象のリスクが6%高く、リスク差は1万人あたり7.1人(95%CI -23.2〜37.4)、リスク比は1.06(95%CI 0.84〜1.33)であった。また、mRNAワクチン接種者では、重篤な有害事象のリスクが16%高かった:リスク差13.2(95%CI -3.2~29.6); リスク比1.16(95%CI 0.97~1.39).

ファイザー社とモデルナ社の両試験において、最大の過剰リスクは、ブライトン社のカテゴリーである凝固障害で発生しました。心疾患はmRNAワクチンの中心的な関心事であり、ファイザー試験ではプラセボ群よりもワクチン群で心血管系のAESIが多く発生しましたが、モデルナ試験では両群の差はわずか1例でした(表3、表4)

訳者注:ファイザーとモデルナで対象群等異なるためモデルナの有害事象が少なくカウントされているように見えます

ファイザーおよびモデルナのmRNA COVID-19ワクチンは、プラセボのベースライン17.6および42.2(95 % CI -0.4~20.6 および -3.6~33.8) に対して、ワクチン接種1万人あたり10.1および15.1という特に関心のある重篤な有害事象の過剰リスクと関連していました

mRNAワクチンの交互接種は、1万人接種あたり12.5件(95 % CI 2.1~22.9 )、リスク比1.43(95 % CI 1.07~1.92 )の特に注目すべき重大な有害事象の過剰リスクと関連していた

http://fujita2011.livedoor.blog/archives/51846654.html

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