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コロナのmRNAワクチンは開発途上です。特にLNP成分を改善しないで接種するのは危険です

こんにちは。日本の5歳〜11歳子供にコロナのmRNAワクチン接種の努力義務が厚生労働省から通達されたようです
まだ情報が届いてなかったようなので、このnoteで繰り返し説明します

mRNAワクチンを接種して、さまざまな副反応が起きています。その中でも数が多く中には死亡する人もでてしまう副反応の原因はLNPにあります

シュードウリジンで修飾したmRNAはワクチンにする時にLipid Nanoparticles、 略してLNP に包まれています。大きな球形の中に、さらに多数のLNPに囲まれたmRNAが存在する形状です。LNPは、mRNAを分解から保護し、細胞内送達およびエンドソームエスケープを助けるための担体ビヒクルとして選択されました

LNPはリン脂質、コレステロール、PEG化脂質およびカチオン性またはイオン性脂質の混合物からなり、リン脂質およびコレステロールは構造的および安定化の役割を果たすのに対して、PEG化脂質は循環の延長を支持します。

カチオン性/イオン性脂質は、負に荷電したmRNA分子の複合体化を可能にし、翻訳のためにエンドソームからサイトゾルへのmRNAの出口を可能にするために含まれています ↓ ref

イオン化可能な脂質は、永続的に荷電されたカチオン性脂質のいくつかの高度に炎症および細胞毒性の効果を減少させるために開発されました ↓ ref


LNPは細胞の中に入ったら中からmRNAが放出されるとワクチンを推奨する動画で説明されています

今回のモデルナとファイザー/ビオンテックのワクチンで使用されているこのLNPにいくつかの問題があります

LNPに求められる働きの一つは、mRNAを目的の細胞に届けることです。今回は三角筋に注射をしているので、筋肉細胞に入ることを期待されています。代謝の関係で、少なからず肝臓にLNPが到達することは予期されていました。しかし、ファイザー社が提出してくれた報告書には、肝臓の他に脾臓、副腎、卵巣、骨髄、心筋、脳に到達したとあります

現在のファイザー mRNAワクチンにはAcuitasのLNPを使用しています。[この件に関するファイザー社の広報へのリンクはこちらです。]

このAcuitasのLNPをマウスに投与して毒性をみた研究があります

LNPをマウスの皮内または筋肉内に注射した結果は、大量の好中球浸潤、多様な炎症経路の活性化、さらに様々な炎症性サイトカインおよびケモカインが産生されて、迅速かつ強力な炎症が引き起こされました (Fig 1A)

Fig 1A

皮膚に注射した部位は炎症が起きている。この炎症部位に存在する細胞を分離してフローサイトメトリーを使って、細胞の種類を決めました。注射の1日後に好中球が多量に出現し、急性炎症があることがわかります (Fig 1Bの赤)。好中球は時間経過とともに次第に減少しました。入れ替わりにマクロファージ (Fig 1Bの青) と抗原提示を行う樹状細胞 DCs (Fig 1Bの緑) が時間とともに増加しています

ところでLNPは4つの成分からできています。(疑問に思った人はこの記事の最初の図を見てください) LNPの4つの成分から、イオン化可能な脂質成分を除去して同じようにマウスの皮膚に注射しました。その結果は、目に見える皮膚の炎症が消失しました(Fig 1C)

Fig 1C

LNPの4つの成分から、イオン化可能な脂質成分を除去して同じようにマウスの皮膚に注射すると好中球の浸潤は消失しました (Fig 1D)

このように、現在のmRNAワクチンで使用されているLNPは、注射部位で迅速な炎症反応を促進します。そして、これはイオン化可能な脂質成分によることが実験で証明されました

マウスの皮膚で赤くなる程度の炎症です。もしこのイオン化可能な脂質成分が副腎や卵巣、心筋、脳の下垂体や神経細胞に到達したら炎症が起きて症状が出ると考えられます

少なくとも、イオン化可能な脂質成分を安全な成分に変更しないと危険である、ということです


マウスの実験の論文へリンク


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