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第7波 記録集

かなりボリュームがあります。見出しをクリックすると、該当部位をすぐに読めます

世界の新型コロナウイルス感染症 WHO

Globally, as of 6:08pm CEST, 14 October 2022, there have been 620,878,405 confirmed cases of COVID-19, including 6,543,138 deaths, reported to WHO. As of 11 October 2022, a total of 12,782,955,639 vaccine doses have been administered. Link

第7波の東京防災によるまとめ

Link

第7波後の主要な都道府県の集団免疫レベルの推計 東京財団政策研究所による

東京財団政策研究所のレポートより抜粋

現在の状況


各都道府県で第7波による多くの自然感染により集団免疫レベルが高まっている。今後、数週間から最大で数ヶ月程度は新型コロナによる感染拡大を抑えることが可能と考えられる。人口に対する感染報告数の多い東京、大阪、沖縄などでは自然感染による免疫がワクチンによる免疫を大きく上回り、全人口の50〜70%に達している。一方、人口に対する感染報告数の少ない北海道や宮城などではワクチンによる免疫が自然感染による免疫を上回っている
図1から自然感染の多い地域の代表として東京を、少ない地域の代表として北海道を示します。その他の都道府県はリンクをご覧ください

懸念事項

  1. ワクチンによる免疫はどの都道府県でも減少傾向にあり、免疫が低下したタイミングで再流行が起こる可能性もある。第6波と第7波がそれぞれ起こった2022年1月と7月は、図において紫の曲線で表されるワクチンによる免疫レベルが低下している。その後の自然感染の増加により、各都道府県で黄緑の曲線(自然感染とワクチンによる免疫)はくぼみが2つある形をしている

  2. 今後の株の変異による免疫逃避はこのモデルでは予測できない

今後のワクチン接種時期

今後の再流行、特にこの秋冬に予想されるいわゆる第8波の時期を予測する上で、季節性や免疫の低下のタイミングを加味したシミュレーションを行う。そして高齢者や基礎疾患を有するハイリスク群における五回目の接種時期を検討する。従来の接種間隔5か月では、接種時期が秋冬に予想される第8波に間に合わない可能性がある。接種間隔を3か月に短縮することが現在政府によって検討されている

参考文献

[1] デジタル庁, ワクチン接種記録システム, https://info.vrs.digital.go.jp/opendata/ 2022年9月18日閲覧.

[2] 國谷紀良, 渋谷健司, 徳田安春, 中村治代, 諸見里拓宏, 数理モデルによるCOVID-19の国内の集団免疫割合の推計, https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=3954 2022年9月18日閲覧.

[3] 國谷紀良, 徳田安春, 中村治代, 諸見里拓宏, 第7波初頭での国内のCOVID-19の集団免疫割合の推計~パンデミック期からエンデミック期への転換に向けて~,  https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=4036  2022年9月18日閲覧.

[4] NHK, 特設サイト 新型コロナウイルス, https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/ 

[5] 付録, http://www2.kobe-u.ac.jp/~tkuniya/appendix220915  2022年9月20日閲覧.


COVID19脳症の発生状況 


国立感染症研究所発行の感染症週報による直近1週間における発症年齢と人数

小児の新型コロナウイルスによる脳炎0例 (9月19日〜9月25日の間) リンク

ワクチン購入数と死亡者数の関係 一般の方による報告

@mt9jyo さんが[第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会] 資料1-2-1 2022(令和4)年10月7日から作成したグラフです。資料へリンク ツイートへ


ワクチン接種と死亡者数の関係

大阪府第7波死亡者のワクチン接種歴

大阪府第7波におけるコロナ検査陽性死者の内訳で、56%が3回接種すみ

ワクチン接種数、コロナ陽性死亡者数、超過死亡者数

ワクチン接種による死亡は接種後24〜48時間後に起こることが多いとされる。非常にラフな比較であるが、3月4日2022年にワクチン接種数のピークがある。これに対して超過死亡のピークは2月28日2022年、検査コロナ陽性死亡者数のピークは2月28日2022年である。このあまりにもラフなグラフの比較から、超過死亡の波の形成に、ワクチン接種副反応の影響は及んでいないと判断される。なお、これらは正当な疫学的比較ではないが、もしワクチン接種による死亡が約28日遅れるならば、超過死亡の波の形成に、ワクチン接種副反応の影響がある可能性あり、と判断される

ワクチン接種と100万人あたりのコロナ陽性死者数の国ごとの相関性

7月14日2022年から10月12日2022年の期間に、アジアにおいてワクチン接種率が高く100万人あたりコロナ陽性死者数の多いのは、順に台湾>香港>日本>韓国であった。前回7月28日から8月26日の間と比較して台湾の死者数積み上げが目立つ

直近1か月間におけるワクチン3回目接種者の割合と10万人あたりの死亡者数の国別比較

3回め接種率が80%をこえる国々の間において10万人あたりの死亡者数にばらつきがある。最も死亡者が多いのはオーストラリアとニュージーランドで、10万人あたり800人以上の死亡者数である。日本は3回め接種率が80%をこえるアジアの国々の中で最も死亡者数が多い。死亡者の集計に過ちがあるならば早急に改善するべき。このままでは日本の第7波におけるコロナ対策が強く失敗しているデータである。対照的に死亡者が少ないのはコロナは終わった宣言を出した北朝鮮と、ゼロコロナ政策を続けている中国である。

直近1か月間におけるワクチン3回目接種者の割合と10万人あたりの死亡者数の国別比較: 自作

コロナ検査陽性死者数とワクチン接種率

では、有名な知念先生のツイートを見て、それから

米国、日本にイスラエル、インドを加えて比較します
インドは2021年後半にワクチン接種を頑張りました
イスラエルは人口が少ないので、一つ下に個別のグラフを出しました。イスラエルのワクチン接種は2022年初頭には終了していたようです。それから死者数を見ます

この結果は、少し意外かもしれません。インドのコロナ検査陽性者の死者数が抑えられています
イスラエルは2022年2月に大きな死者数のピークがありましたが、ワクチン接種せずに過ごして、次の7月のピークはより小さなものになりました。日本と米国の比較は知念先生のツイートの方が見やすいです
この4か国の雑な比較で、インドは自然感染者が多いことと、使用しているワクチンが有効なのかもしれません。インドはmRNAワクチンを使用していません。10月15日2022年現在の国民100万人あたりのコロナ検査陽性死者数は、インド376人143位、日本364人146位です (データはWorld meterによる)。これからどうなるでしょう?

BA.1二価ブースターとBA.5二価ブースターワクチン



BA.5二価ブースターは、米国ではレイバーデー直後に展開されます
この計画について、潜在的なメリットとデメリットについて、Eric Topol先生は下表にまとめました

BA.1対応型二価ブースターを日本で、BA.5対応二価ブースターをアメリカなどで一斉接種に踏み切る予定、と政治的に決まったことに対して、少なくとも1) 感染防御に役立たない 2) 抗原原罪のマイナス効果がどのように解消されるか、あるいは解消されないか不明 3) アメリカの場合、諸事情で接種希望者は少ないだろう 4) BA.5対応型二価ブースターを人に人に接種したデータがないので、アメリカで一斉接種することによる効果を予測できない 5) BA.5対応二価ブースター接種によって誘導される中和抗体のFDAの公開したデータを下に示す。N=8のマウスを用いた研究です。BA.5単独のワクチンはBA.5とオリジナルの2価ワクチンの2倍量の中和抗体を産生しました。この提出された研究にはマウスが同じ抗原に3回または4回免疫された実験は含まれていません

日本第7波における死者数の多い理由 推論

日本と韓国の比較

ともにワクチン3回接種者の多い日本と韓国で日本のほうが死者数が多い理由はBA.2既感染者が少ないせいである by Eric Topol

Eric Topol 先生は、アメリカのスクリップス研究所に所属しているワクチン推奨派のツイッタラーで、医師でツイートする人達が見ているアカウントです。Eric先生は、7月29日に日本の感染者数と死者数の急上昇から、BA.5はワクチン接種者も安全ではないとツイートしました。そして本日の意見は、日本が韓国と違って死者数が多い理由を、これまでにBA.2変異株に感染した人が少ないからとしています。日本も韓国も3回接種は80%以上です

日本の変異株

循環中変異株の割合

変異株の報告数を2つの期間で比較した
8月20日から9月10日 と 9月11日から9月28日

XBB, XAZ, BS.1, BQ.1.1, BQ.1, BN.1, BM.1.1, BA.5.2, BA.2.75.5, BA.2.75.1 が10月期に出現している。R346Tを持つものが増えやすいと推測した
上としたのグラフについては、2つの期間におけるシークエンス数が100X違うので、上のグラフで10月期に増加して見えるバリアントがある。それらの実数を比較すると、絶対数は増えていないことがわかる。これは、シークエンスデータが出るまでに時間がかかることによって生じる齟齬である

循環中変異株の割合 10月10日アクセス

経時的流行曲線

ツイートへリンク

ワクチン副反応データベース


同じロットでこれまでに死亡された人数


日本におけるワクチン副反応データベース


日本のワクチン接種状況 

ソースは、首相官邸 新型コロナワクチンについて

ワクチン接種状況 10月15日現在

*小児接種は、5歳以上11歳以下の方を対象にワクチンの接種を行うもの*職域接種は、企業や大学等において、職域(学校等を含む)単位でワクチンの接種を行うもの


8月24日岸田首相コロナ感染者の全数把握見直しの方針


1. コロナ感染者の全数把握に対して、それをどう改めるのかに関しては各自治体の判断にゆだねるという方針
23日の全国知事会の新型コロナ対策本部の会合を受けたかたち。
*全数把握とは"医療機関等で感染者だと医師に診断された全員を行政機関に報告すること"
1-1. 医師から国へのこれまでと同じ届け出は高齢者/基礎疾患者だけで良い
ex. 神奈川県黒岩知事は、感染者全員の症状などの確認をやめ、人数だけを把握する方法に変えたいという考え

2. 水際対策について、日本への入国や帰国時に求めている72時間以内の新型コロナ検査をワクチン3回を接種済みであることを条件に免除する。免除措置は、来月7日から実施する

8月24日、政府は新型コロナの感染者の療養期間有症状者7日間、無症状者5日間へ検討中


政府は新型コロナの感染者の療養期間について、症状がある人は「7日間」、症状がない人は「5日間」にそれぞれ短縮する方向で検討していることが分かりました。

7月22日、濃厚接触者の自宅などでの待機期間を原則7日間から5日間に短縮

さらに抗原検査キットで陰性を確認できれば接触翌日から3日目に待機を終えられるようにする NIKKEI News 7月22日


東京における各オミクロン亜型の実効再生産数

(1人の感染者が何人に感染させるか)

オミクロンBA.2を1として
BA.2.12.1は1.14倍
BA.4は1.39倍
BA.51.27倍

ソースへリンク 

感染のしかたが変化しています

聖路加国際病院、QIセンター感染管理室マネジャーの坂本史衣先生の病院の職員はゴーグルとマスクをつけて仕事しているそうです。その状態で、第7波になってからは『休憩室などでお互いマスクをしていても話し込んで』感染することがあると言ってます
記事前編へリンク 記事後編へリンク

県別のBA.5の増加

東京防災
105回リンク (CovSpectrumと変異株数がとても違う。理由を知らない)


流行中の変異株、病床使用率、重症者用病床使用率 東京防災より

10月6日12:00現在、BA>5が99%。BA.2.75 は第7波の間中、特に目立って増加しなかった。現在、0.3%。

東京都の病床使用率は24.6%、重症者用病床使用率は11.4%、入院患者のうち酸素投与が必要な人の割合は17.1%である。唯一、救命救急センター内の重症者用病床使用率が72.7%と高止まりしている


8月18日東京防災に公開。8月2日-8日の東京都内のゲノム解析の結果381例のうちはBA.5が94.4%、BA.4疑い1.5%、BA.2疑い0.7%、BA2.75疑いはゼロ

上記のpdf↓

8月4日東京防災による東京都内のゲノム解析の結果はBA.5が73%強と増加、BA.2は21%の残り、BA2.75は9例

7月21日東京防災による東京都内のゲノム解析の結果はBA.5が50%強でBA.2がまだ36%あり、さらにBA2.75が2例見つかった

上記データへリンク

愛知県BA.2.75 を初めて確認した (7月19日2022年採取の検体) 。 兵庫県や大阪府などに続き、全国で4番目。県内に住む40代の男性で発症する前の14日間は海外渡航歴はなく感染経路も分かっていないことから、県は「市中感染の可能性がある」としている
BA.2.75は、検疫を除き7月12日に神戸市で初めて感染確認が発表された
ニュースへリンク

東京都の統計


いっぽう、7月21日、BA・5の割合は96%と国立感染研

国立感染症研究所は21日、国内の新型コロナウイルスの感染状況について、オミクロン株の派生型 BA・5 の割合が今週時点で96%に達したとの推計を厚生労働省の専門家組織会合で示しました

https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1551534475695497221


近隣国の動向:
1. 台湾で最初のBA2.75感染者発見される Taiwan News 7月22日
感染者は台湾北部出身の30代で、COVIDワクチンを3回接種しているとのことです。7月10日、彼はインドから2人の旅行者とともに台湾に到着しました。フライト前に全員COVIDの検査は陰性でしたが、台湾に到着後、全員が発熱し、ウイルス検査で陽性となりました。Ct値は全員20でした。遺伝子配列を解析した結果、男性はBA.2.75に、旅行者2名はBA.4に感染していたことが判明しました。3人とも隔離を解除しており、隔離期間中に他の人と接触したり、地域社会に入ったりしていません。また、CECCの担当者は、ワクチン接種によってCOVID感染による重症化、入院、死亡のリスクはまだ減らせることを強調し、国民がウイルスに対する免疫を強化するために、できるだけ早くすべてのCOVIDワクチン接種を完了するよう呼びかけました

2. 韓国で最初のBA2.75感染者発見される 中央日報 7月14日


マスクについて

KF94/KN95、N95マスクを隙間のないように装着しゴーグルをつけると感染予防効果があります (お勧めしてる訳ではありません)

感染が成立するのに関係するのに関与する条件


1.ウイルスの性質
2. ウイルス濃度 と ウイルスに暴露する時間 (これはタバコの煙が充満した部屋がイメージしやすいです)
3. 個人の免疫状況 :個人の免疫状況ですが、今ある武漢株のS蛋白で免疫するように設計されている新型コロナウイルスワクチン ファイザーのBNT162b2、モデルナのmRNA-1273 を3回接種した場合に、第7波の主流となるオミクロンBA.5を中和する抗体はほとんどできません。この3回接種して有効性がないという現象は、ワクチンを接種して時間が経過したから効力が落ちる、というのとは別の現象です。武漢株のS蛋白とオミクロンBA.5のS蛋白の構造がとても違うので中和抗体ができない、という現象です
グラフを用いた説明が記事の中ほどにあります

7月13日時点のコロナ流行と病院の状況

BA.5が主流となってきている

日本国の感染者情報共有システム「HER-SYS(ハーシス)」が一時サーバーダウンしていた

ニュースソースリンク

https://twitter.com/eie_oio_uiu/status/1551755340404125696


国別新規感染者数

第7波の国別直近24時間新規感染者数が世界一位だった状況のスクショをpdfにして保存しました。
9月から日本はPCR検査の全数把握をやめました。連日更新も中止しました

world meterから

国別直近24時間死者数 

7月19日2022〜連続1位の記録です。10月5日現在でも、2位となることが多い。11月10日に100万人あたりの死者数が377人に上昇し144位となる。集計が杜撰とは言えインドを抜かしてしまったことに、ガッカリ感がすごい

9月10日は世界1位死者数212人、9月9日は世界1位死者数261人、9月8日は世界1位死者数265人、9月7日は世界1位死者数282人、9月6日は世界1位死者数239人、9月5日は世界1位死者数225人、9月4日は世界1位死者数284人、8月27日は世界1位死者数325人、8月26日は世界1位死者数310人、8月25日は世界1位死者数293人、8月24日は世界1位死者数317人、8月23日は世界1位死者数269人、8月22日は世界1位死者数228人、8月21日は世界1位死者数263人、8月20日は世界1位死者数283人、8月19日は世界1位死者数279人、8月18日は世界1位死者数300人、8月17日は世界1位死者数284人、8月16日は世界1位死者数215人、8月15日は世界1位死者数155人減少、8月14日は世界1位死者数238人、8月13日は世界1位死者数226人、8月12日は世界1位死者数214人、8月11日は世界1位死者数248人、8月10日は世界1位死者数250人、8月9日は世界1位死者数162人、8月8日は世界1位死者数154人、8月7日は世界1位死者数161人、8月6日は世界1位死者数189人、8月5日は世界1位死者数183人

ここにきて連日100万人あたりの死亡者数国際順位が上がっています。9月10日現在337人/100万人、9月9日現在335人/100万人、9月8日現在333人/100万人

統計はworld metersより算出しました
ただし日本における上記の死者数の中にはCOVID19による死亡ではないものが含まれています。例となるニュースです

上下は同一症例の記事です。東京都で8月18日に基礎疾患のない10歳未満の子供が死亡しました。ワクチン未接種です。感染確認から2日後に容体が急変し、搬送されたが病院で死亡が確認されました。27日現在、死亡原因は不明です



死者数の推移 (人口補正後)

7-28-2022 18:00 アクセス

OurWorldData

入院患者数 の推移

7-28-2022 18:00 アクセス

OurWorldData

新型コロナウイルス対策ダッシュボード

連日更新は終了しました (8月26日2022年)

新型コロナウイルス対策ダッシュボード


日本のワクチン接種率は他の国々と比較して高い


医師がツイートでワクチン接種を勧めていますが人々は協力的で、日本は世界的に極めて高いワクチン接種率です

7-28-2022 18:00 アクセス

OurWorldData

Dr. Geert Vanden Bossche が2022年10月9日投稿したビデオメッセージ

書き起こしのブログ

動画へリンク


今回の感染者による症状の実況





スピンオフ:日本におけるほとんどの業界は同じと予想しますが、ぎりぎりまで人数を絞って、かつ、最大の労働をさせる。これは医療現場も同じです。儲けが出ることもあると予想しますが、その場合には経営陣は別のことにお金を使います。こういった日本式を改善するには全体として豊かになるしかないのでしょうか?


https://twitter.com/tomtom_tom3/status/1546429593308958720

東京都では若い人に3回めのコロナワクチン接種を、それもモデルナを推奨しています。この推奨は医学的に間違いです。若い人はモデルナ非推奨です。また3回接種してもオミクロンBA.5に有効な抗体はほとんどできません


神戸で確認されたBA.2.75が新聞報道される

神戸市のウイルスゲノム解析の結果です。6月20日から6月26日の週に1例 BA.2.75が検出されました

神戸市で現在流行しているオミクロンの系統をPCR検査の結果から見てみます。下の表でBA.1/BA.2系統疑いが約70%BA.4/BA.5系統疑いが約30%です

神戸市は2022年5月16日から独自に新型コロナウイルスのゲノム解析まで実施する体制をとっています。これによってBA.4/BA.5やさらに新しい変異株の検出が可能になります

神戸市でそこまで新型コロナウイルス感染症が流行しているのか?というと鋭く増加しはじめたところです

上記以外の神戸市の新型コロナウイルス感染症に関する情報はリンクへ⇩


オミクロンBA.5を押し退けて流行するのは、おそらく免疫逃避性の高いBA.2.75 愛称?ケンタウロス

最も先行するインドではオミクロンBA.5を押し退けてBA.2.75が主流となり始める

BA2.75はBA.5よりも感染者の増加率が16%速い  インドより

最も先行するインドではオミクロンBA.5を押し退けてBA.2.75が主流となる見通しです

インドの最新の調査で、すでにBA.5は下火になっています。再度、増加しているBA.2の中身はBA.2.75系であろうということです

インドで増加しているBA.2の中身はBA.2.75系であろう

BA.2.75は免疫不全者の体内で発生したもので、非常に免疫逃避性が高い。このためBA.2.75が流行する変異株となる時には、ワクチンをBA.4/BA.5対応にしても、BA.2.75に有効でない可能性があります

BA.2.75についてもっと知りたい場合はこちらです



新型コロナウイルスのオミクロン株BA.5 が日本で第7波として流行


新型コロナウイルスのBA.4/BA.5 オミクロン株が日本でも流行し始めたと医クラのみなさまがツイートし始めてます。先行する英国やフランスなどで感染者数の急拡大と、それに伴う入院者数の急増加が報じられています

ワクチン3回接種はBA.5をどのくらい防ぐのか?

多くの人の一番気になることですね


3回ワクチンを接種してから1か月後の血清を使用してオミクロンBA.1、BA.2、BA.5の中和能を調べた結果はほとんど中和しませんでした

結果は、Fig 1Cです。3回接種後1か月の血液にはオミクロンBA.1、BA.2、BA.5を中和する抗体はほぼ含まれていません

なぜ上のような結果になるか?それはウイルス中和抗体が結合する部分に遺伝子変異が入ったからです
ワクチン接種してから時間が経つにつれて効果が減少するといわれていますが、上のFig 1Cの意味するところはウイルスの変異が進んで武漢型のワクチンで体内にできる抗体はBA.5をほとんど中和しないということです。これまでワクチン接種をしたことのない人が心変わりして、今回突然ワクチン接種しよう!! と決意しても今あるワクチンはウイルスの型が合いません。ほぼ無効です
Fig 1Cを含む論文の説明している記事はこちらです⇩

途中ですが、ワクチンを接種した方が感染しやすいという記事を2つご紹介します


ひとつめはフォロワーのカトレアさんです
https://note.com/hanginthere/n/n6a21f766f22e

二つめは荒川央先生です。mRNAワクチンの危険性を研究者の立場からnoteで主張を発信されています。MDではありません。

https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n269b4f30f138


BA.5は以下になります。目次です⇩





東大医科研佐藤圭ラボより変異株のウイルス学的性質についての論文

BA.2.75.2についてのCellの論文 Oct. 9, 2022


要点:BA.2.75はBA.5より感染力が強い。BA.2.75スパイクの免疫原性はBA.2およびBA.5と異なる。BA.2.75はBA.2に比べACE2への親和性が高く,発疹性も高い。BA.2.75はBA.5に比べ感染性が高い。感染したハムスターでは,BA.2.75はBA.2よりも高い病原性を示す。BA.2.75はBA.5よりも高い病原性を示す

ブログ記事

原著リンク


ハムスターを使用した研究では、BA.4/BA.5は毒性が高い

東大の佐藤圭先生のグループによるハムスターを使用した研究では、BA.4/BA.5は毒性が高いという結果だそうです。プレプリントはこちらです⇩

南アフリカではBA.4/BA.5の重症度は高くないとの報告

ちなもに、国民の97%近くがすでに新型コロナウイルスに感染したとする南アフリカでは、BA.4/BA.5の重症度は高くないと報告されています
記事はこちらです↓

FDAは追加接種用ワクチンがオミクロンBA.4/BA.5にも対応するように求める

そこでFDAは追加接種用ワクチンが、オミクロンBA.4/BA.5にも対応するように求めていますが、

日本の医療体制 間違い集

コロナ軽症で宿泊療養施設に入って5日目に、基礎疾患の無い、コロナは軽症ないし無症状だった20代女性が朝に心肺停止で発見される。コロナ以外の急性疾患によると東京都は発表した


記事全文:東京都は、新型コロナウイルスの宿泊療養施設で療養中の20代の女性が死亡したと発表しました。宿泊療養施設で療養中の患者の死亡は2例目です。東京都によりますと、11月4日2022年に死亡した20代の女性は、新型コロナに感染後、先月31日から宿泊療養施設で療養していました。症状は、軽症ないし無症状でしたが、11月4日の朝に心肺停止の状態で発見され、病院で死亡が確認されました。女性に基礎疾患はなく、前日夕方の健康観察でも体温は正常範囲だったということです。都は、死因は新型コロナ以外の急性の疾患によるものだと発表しています。都の宿泊療養施設で療養中の患者の死亡は2人目で、昨年9月以来となります ソース

BA-5対応コロナワクチン接種から5分後に容体急変し、1時間30分後に死亡。基礎疾患有りの42才女性


3回目接種で不調がでたというツイート集

ワクチン未接種でオミクロンに感染した人のツイート




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