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mRNAワクチンのスパイク蛋白は脳や心臓に発現し炎症をおこす

こんにちは。今日の症例は2021年12月に3回目のCOVID-19ワクチン接種を受け、気の毒にも3週間後に死亡された77歳男性の脳と心臓からワクチン由来のスパイク蛋白が検出された、という報告です

mRNAワクチンを接種すると接種部位だけではなく脳や心臓など、他臓器にワクチン由来のスパイク蛋白が発現し、免疫介在性炎症を引き起こした、ことは事実です

日本のようにワクチン接種者が大多数の場合に真剣に考えなくてはならない問題は、ワクチン接種をしてしまった人たち全員の毛細血管内皮細胞にワクチン由来のスパイク蛋白が発現してしまったのか?もしワクチンからのスパイク蛋白が血管内皮細胞に発現してしまったとして、どのくらい長く発現し続けるのでしょうか?

症例報告

このかたは、2021年5月にChAdOx1 nCov- 19ベクターワクチンを初めて接種し、その後、2021年7月と12月にBNT162b2 mRNAワクチンを2回接種されました。持病として重度の運動障害を伴うパーキンソン病があり過去に誤嚥性肺炎の既往がありました

今回は、死亡された経緯についてご家族が疑問に思ったということです

COVID-19の症状や所見はありませんでした

前頭葉で神経細胞やグリア細胞がびまん性に帯状に死んでいました(Fig 3)

拡大を上げてみましょう。①の細胞は細胞質がエオシン好性の死んだ神経細胞です ②はミクログリア細胞で増えています ③の小さな紫色の細胞はリンパ球です。リンパ球も増えています


次はこの前頭葉の地図状の組織破壊部分を、CD68で免疫染色した結果です。CD68陽性の活性化したミクログリア細胞が大量に地図状に存在し、脳神経組織を破壊していました。Fig 2の茶色に染まった細胞がCD68陽性活性化ミクログリア細胞です。ミクログリア細胞は中枢神経系に存在するマクロファージのことです

この炎症は前頭葉だけではなく脳の赤核と呼ばれる部分にも認められました

この脳には広範囲の血管炎がありました

論文の中でわかりやすい血管炎の写真です。脳室周囲の血管壁にリンパ球が浸潤しています。したの写真はリンパ球以外の細胞の核の紫色を薄くして、リンパ球をわかりやすくしてあります

炎症の原因


では炎症の原因は何でしょうか?
前頭葉の毛細血管内皮細胞にワクチン由来のS1蛋白質


新型コロナウイルス感染症によるスパイク蛋白ではないか?という疑問に答えるために新型コロナウイルスのヌクレオカプシド蛋白を免疫染色しました。結果は、陰性でした。したがってスパイク蛋白はワクチン由来と考えられます

このプレプリントでは脳の診断を、ワクチン接種後多巣性壊死性脳炎としています

次は心臓です。間質にリンパ球の浸潤と、好酸性心筋細胞が認められ、心筋に収縮帯も若干認められます。組織学的に軽度のリンパ球性心筋炎を起こしています

では、心筋炎の原因となるスパイク蛋白性血管炎はあるのか調べてみましょう。心臓内の毛細血管内皮細胞にスパイク蛋白が発現していました

念のために新型コロナウイルスのヌクレオカプシド蛋白を染色しましたが、陰性でした

診断のまとめ


77才男性。持病は運動障害のあるパーキンソン病と繰り返す肺炎。
今回も重症の気管支肺炎があるためプレプリントでは肺炎を主たる 死因としています
併存する病気は、ワクチン由来スパイクによるワクチン接種後多巣性壊死性脳炎とリンパ球性心筋炎が診断されました

結論

mRNAワクチン由来のスパイク蛋白が心臓毛細血管内皮細胞、脳の前頭葉、赤核の毛細血管内皮細胞に発現し、リンパ球やミクログリアを活性化して免疫介在性の炎症を起こしていた。特に脳では壊死性の炎症を起こしていた。mRNAワクチンの明らかなリスクが指摘されました
このワクチンを推奨するのは不適切である証拠の一つ

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