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中・長期投資と投機株と期待値。〜SKLZを添えて〜


先日SKLZを半分近く売却の旨を理由を含めタラタラとツイートさせて頂きました。


そこで
『お疲れ様でした』『残念です』

と言った励ましの御言葉も頂きました。
お声がけはありがたかったのですが、

自分にとってはとても違和感のある言葉でした。

というのも、
自分にとっての
『中・長期投資』とは
『ガチホ』するか『全降り』するかの
2択で考えていないからです。


投資で失敗すればするほど身につけてきたのは

『期待値』


です。

投資とは
『どの企業』を
『何ドル』で
『いつ』仕込んで
『何ドル』で
『いつ』売るか


だと今は思っています。

注目は
『何$』だけではなく、

『いつ』

が入っていることです。

『いつ』とは

相場環境や

グッド・バッドニュース

の影響を含めたタイミングを指します。


これらを想像して『期待値』に合わせてポジションを増やしたり、
減らしたりチューニングしていくのが中・長期投資なのでは?


と模索しています。


大事なこととして、

特に低位株・投機株においては

①『いつ』『どんな』イベント・業績推移が予想できて、

②それにより『いつ』『どれくらい』株価の上昇を
期待するのか?

③逆に『いつ』『どのくらい』の下落リスクがありそうか?

①②③の足し算引き算掛け算の結果、

プラスが上回っていないなら、
その投資は微妙なのじゃないでしょうか


その期待値を大きく逸脱してしまうとしたら、

それは銘柄に惚れ込んでしまったとか、

冷静さを放棄して全てを運に任せている状態。


CEO投資のような数字には表せないものにしても、

とにかく自分の中で期待値が上回っている必要がある。


その事実から目を逸らしてはいけない


というのが今自分にできるだけ課していることです。


先日のSKLZを例に言えば、

投資を始めた際にSKLZに期待した要件は

①売上高を順調に伸ばすこと

②赤字を縮小するための策を何か打てること

③中〜大の新作タイトルの案件をとってくること

④地域拡大

そして⑤それらによって株価を伸ばすこと。

です。

そして
①②③④の

どれも満たしました。

が僕の期待値を満たさなかったのは、

それらの事実に市場が反応しなかったことです。

これは2020年12月〜3月の間にはなかった反応です。その間はニュースに対し飛び跳ねるように株価は反応していました。

つまり、
投資を開始した時点と
相場環境が変わって『期待値』が下がっていると考えました(予想を外した)


そして期待値の『下がった原因』は
他のSPACも同様で
マクロが主要因と推察可能であり

すぐに改善が期待できないと判断しました。

悪いシナリオとしては良い決算を出しても出しても、
良いニュースが出ても株価が上がることがない
地合いに飲まれるという展開です。

そのリスクを自覚したからこそのポジションダウンとなりました。

これらをもう少し具体的に示すと

投資を始めた初期では自分の脳内では、
NFLチャレンジ・Aarki社買収を得て業績が爆発し
株価は数倍の予定だった。 
だが、相場環境が変わりExitGame買収・その他いくつかのビッグタイトル獲得・インド進出決定と理想通りの展開だが、
株価は動かないどころか数分の1に下がっている。  

本来自分はこれらのネタに対して各々10-20%株価が反応する目論みで投資していたが、
明らかに自分の期待する反応とは違う。
特にダウントレンドは長く、
それを退ける理由が何も見当たらない。 
SPAC全般に、
バブルの異常な金余り相場の資金流入があってこその投機ポジションであり、
同様の資金流入が再度あることは想像が難しく、
部の悪い賭けと認めざるおえないだろうと。

以上より
『今は』SKLZの投資に
『適切な時ではない』  
一言でまとめると『リスクリワードが低い』

が自分の投資判断です。


以上より
『今の』『リスクリワード』
に従いポジションを調整しただけの話なのです。


誤解を生まないように言い直しますが、
負けると言ってるわけではないです。

以前のイージーモードから
ハードモードになったのは
認めざるおえない


と思っています。


そういう『投資判断』に則っているだけであって、
『気持ち』とかで売買しているわけではありません。
観察して導き出したある事実に対して判断をしているだけです。

だから僕自身には『全く悲壮感』などはなく、

『残念です』とか『お疲れ様』

ってのはちょっと違う言葉なのです。

先程の『何$』で『いつ』
と言う言葉で説明すれば、

この先、半年〜一年相場環境が透明になり、
小型株にも安心して投資できるような環境になった『時』に
『想像した成長軌道』を継続していて、
『数$』で取引されていたらその時に爆買いし直します。
もしくは1ドル台になるとか。
とにかく勝ちと負けの天秤の問題です。

長期地獄モードだと自分で判断するなら、わざわざそこでポジションを最大でキープする必要はないのです。

結果反転を取りこぼしたとしても、
それは自分に起きてることなので、
他人に気を遣う必要もない

自分の判断と何が違ったのか検証し直せば良いだけ。

投資はタイミング含め自由なのだから、
我慢比べや美徳を追う必要は全くない


今の自分のテーマは

明らかに見える危険があるならば、
わざわざその逆風を全身で受け止める必要はない
変な意地や拘りは捨てて、
自分にとって『最良』だと判断することを粛々とやっていきたいです。

投資の終わりはポジションを全部捨てた時ではないと思います。
その銘柄への投資することを『やめる』時です。


【最後に】

その『期待値』とやらが正しくわかるのなら世話はない  
というツッコミがあると思います。
その通りだと思います。

それをあーだこーだ導いて少しでも目利きのレベルを上げるために色々な考察をし、チャレンジをしています🔥

無謀だと思うなら、やらなければいいと思いますし、

ひたすらガチホ・ナンピンだって選択肢ですし、
インデックス投資だってあります。

ただ、
どのやり方でも何が最適かを決めるのは他人ではなく、自分だと思っています。

折角色々なことを学び努力をしているので僕は少しでも上を目指して足掻いて楽しみたいと思ってます。


おしまい

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