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ダメを前提としない素敵な社会の実現か?!「ホメ出しの技術」

こういう本を待ってました!そうです、現代はダメ出しじゃなくてホメ出しですよね。

前からどうしてダメ出しという言葉があるんだろうと思ってました。なぜダメを出す、否定すること前提なのってね。もっと肯定しようって感じてたので、この本が出されると聞いてすぐに買ってしまいました。

なお、kindle だとなんとunlimited の対象です。これはお得です。kindle unlimited の人はぜひ読んでください。

日本はダメ出し社会だ!

これは前から思うけど、日本って基本ダメ出し社会ですよね。何かのやり方とか、生き方とかやたらとダメ出しされると思います。だめかも知んないけど、せめてホメから入ろうよと思うこと多々あります。

そんなときに、この本に出会い、これだと思いました。

はじめにからやられましたね

はじめにの最初からやられましたね。

はじめに

呪いの時代から、祝いの時代へ

まさしくこれです。ダメって本当に呪いなんですよね。昔、ダメ出しとか否定的な発言ばかりする人を周りにいたときがあって、そのときはかなり自己否定に陥っていて辛いときを経験したのでわかります。その後に肯定的な人たちに出会うことで、自信を取り戻したんですが、あのままだったらどうなっていたのかと考えると怖くなるときがあります。天狗になる必要はないと思うけど、適度に自信は必要ですよね。

言葉というのは、使い方によって、呪いにも祝いにもなるので、余計に大事です。

そして、はじめにの最後に書かれた言葉もいいんです。

叩くから、抱きしめる言葉へ
呪いの言葉から、祝いの言葉へ
ダメ出しから、ホメ出しへ

ホメ出しの技術より

ねっ、いいでしょう!!これからはこの言葉を胸に生きていこうと思います!

ホメ出しの注意点

 ホメ出しの技術的な方法などが書かれているんですが、中でも気になったのが、呪いのホメがあるということ。呪いのホメって怖いですよね。

親が子どもをほめるときにやってしまいがちなんですが、外出先で子どもが静かにしていると、静かにしていて偉いね、と褒めるとそれから何も考えずに静かにシヨうとしてしまうとかだそうです。その後の行動を誘導したり、制約を与えるようなホメは呪いなのでやめましょうということですね。

これはやってしまいがちなので、気をつけようと思いました。

言葉のチョイスがうまい

作者はコピーライターなので、言葉のチョイスがうまいです。先程紹介したはじめにの最後のことばなんかは、詩のようですよね。それだけでなく、ホメサピエンス、ホメは格闘、ホメ出しはゴールではなくスタートであるべき、ホメ出しの循環が始まれば社会はよくなる、などです。

こうした言葉のチョイスは、読んでてリズム感があってとても心地良いです。そういう意味でもいいなあと。

もちろん、書いてある内容もいいですけど、読みやすさも大事なんで参考になりますね。

ということで、「ホメ出しの技術」の紹介でした。これからの時代に必要なことだと思うんで、ぜひ読んでくださいね。

最後にに、出版記念イベントとしてこんなイベントもあるようなので、参加してはいかがでしょう。


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