秋元康さんの仕事学の要約・感想まとめ
要約
どういう本かと言うと、NHKの取材で秋元康さんのインタビューを書き起こしたもの。
勝間和代さんのインタビューが記録されています。
特に気になった点をいくつか挙げましょう。
マーケティングはしない。
秋元康さんはマーケティングはしないそうです。
本書は2010年代です。AKBや乃木坂などが流行していたころ。
AKB48の歌詞でさえ、マーケティングなし。
オジサンが思う恋愛の歌詞のほうが面白いんじゃないかという考えのようです。
そのため、市場調査もしないらしい。
YouTubeで動画投稿していたのでよくわかりますが、エンタメは2番手・3番手ではダメなので、思い込みをかけないためにしているようです。
新しいモノを作るために、自分が見た面白いモノを採用しています
おそらく一般的なビジネスでは、ほめられたやり方ではないでしょう。
しかし、エンタメビジネスは、し好品。あくまでも暇つぶしのために作られるものです。
そのため、特に新しさがないと伸び悩むのは、よくわかります。
いっそのこと、マーケティングを捨てようは実践するのは難しいですが、市場調査ばかり観ていないで自分がどう思うのか?に着目してみるのは、視点を変える手助けになりそうです。
他人のことばかり考えていると、つい自分の視点をわすれがちなんですよね。
自分視点を大事にしてみよう。
とにかく右か左に動いてみる
論理ばかり考えてしまうと、結局何もできないことが多いです。
ぼくが中学生の頃、中間試験のテスト計画票を提出しろと言われたことがありましたが、ぼくはいつも苦手でした。
計画を立てるのに、1週間かかっていましたから。
秋元康さんは、迷ったときはとにかく動いてみると述べていました。
動いてみてわかることがあるだろうと。
壁は超えられないから壁で、壁の切れ目を探すために、動くとも述べていました。
計画通りにうまくいかないことのほうが多いから、そうしてるみたいです。
自分が良いと思ったモノが、ウケるわけではないですしね。
行動力が低い自分には、刺さりました。
アレコレ考えすぎない。頭だけではなく、体も動かす。
シンプルですが、実践してみます。
大人になると、行動できない
計画に溺れない。策に溺れないことは重要でしょう。
大人になるにつれて、背負うものが多くなり、動けなくなりますから。
リスクばかり多くなり、予測できないリターンは考えられなくなるんですよね。
ぼくは、そのため家や家族を持っていないのもあります。
気ままにやっていきたい欲が強いのもありますし、今後どうなるかはわかりませんが…。
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