見出し画像

みどころ解説SFL2023 1st Stage 第2節

SFL公式サイト
https://sf.esports.capcom.com/schedule/sfl2023/
 
SFL2023についてわかりやすく解説されている動画
https://www.youtube.com/watch?v=W8big2NXbbw
 
【注意①】
一般プレイヤー個人の感想です!そこそこ頑張ってる方だとは思いますが、プロレベルの駆け引きやプレイ内容を全て把握しているわけではないので、ご了承ください!
 
【注意②】
大会結果のネタバレを含みます!
 
【注意③】
FAV、SS熊本、CAGのファンボーイなので、ややそちらに肩入れした内容が多くなります。
 

■1戦目

シノビズム vs DFM
 

ナウマン氏、竹内ジョン氏のイケメン若手コンビが印象的(引用元:SFL公式配信)


シノビズムについては前回簡単に紹介したため、DFMにスポットを当てる。
前年度スポット参戦したうりょ氏の代わりに、超スター選手であるふ~ど氏が加入しているようだ。
このチームはキャラクター構成が非常に面白い。元々道着キャラ使いであるナウマン氏こそ、今作におけるハイスタンダードキャラであるケンを使用するが、それ以外にはリーダー板ザン氏の「ザンギエフ」、竹内ジョン氏「ジェイミー」、ふ~ど氏の「ダルシム」と、広島iXAと並び使用者の少ないキャラが目立つ。
 
特に注目は、竹内ジョン氏のジェイミーか。
上級者の発表しているキャラランクでは、中堅下位か、もしくはそれ以下に置かれることの多いキャラクターだ。
中国拳法、中でも「酔拳」を用いたモーションが特徴的なキャラクターであるジェイミーは、バトル中に薬湯を飲むことにより「酔いレベル」が上がる。
すると、既存の技の性能や攻撃力、歩き速度が上がったり、新しい技が使えるようにになったりと性能が強化される。
酔いレベルが3、4に上がったジェイミーのパワーは非常に高い。

ただ、今作でキャラランク上位にランクインしているキャラクターは、立ち回りの制圧力が高いため、「薬湯を飲む」等の強化技を持っているキャラクターは、なかなか使うタイミングが難しい。
強化系のキャラクターはジェイミー以外にも「マノン」が挙げられるが、こちらは強化がラウンドを持ち越すのに対し、ジェイミーはラウンド毎に強化状況がリセットされてしまう。
このため、毎ラウンド薬湯を飲まなければならないジェイミーは、ややキャラパワーが足りないと評される原因となっている模様。
 
しかし、竹内ジョン氏は前作で使用人口の多くなかった「コーディー」にいち早く目を付けて開発を続け、最終的にはトッププレイヤーをなぎ倒し大会で好成績を残したという実績がある。
彼が目を付けたということは、他のプレイヤーがまだ気づいていない強さが発掘されている可能性がある。試合での活躍に期待だ。
 
対するシノビズムは、前節惜しくも敗れ、持ちポイントは10点。
初戦を勝利で飾った藤村氏はもちろんだが、大将戦で敗れたものの素晴らしい戦いを見せたももち氏の堅実なプレイは今作でも健在。
 
前節でも素晴らしいプレイを見せたレジェンドファイターの上記2名は、今節も出場する可能性が高そうだ。DFM側はケン対策の精度が問われる試合となる。
 

■2戦目


魚群 vs CAG
 

水派さんのトークは独特で楽しい(引用元:SFL公式配信)


CAGについては前回簡単に紹介したため、魚群にスポットを当てる。
魚群はチームメンバーが全員続投となる。マゴ氏(キャミィ、ジュリ)、まちゃぼー氏(ケン)、水派氏(キャミィ)、もけ氏(春麗)の4名だ。
筆者が特に注目しているのは、水派氏ともけ氏の2名。
 
水派氏は先日行われたレッドブル組手日本予選にも出場しており、4位と大健闘であった。
ウメハラ氏もどこかの配信で、「水派は攻めるのが上手いから、スト6向いてそうだよね」と高評価しており、大会結果もそれを示している。

使用キャラであるキャミィは、最初期こそキャラパワーが足りないと評されていたこともあったが、すぐに評価が上方修正され、今ではかなり強力なキャラと言われることが多い。
しかしそれゆえに使用人口が多く、対策されがちなキャラでもあるため、プレイヤーの地力が問われるという点もある。

相手側の対策を上回れるかどうかが、勝負の分け目になりそうだ。
 
その点で言えば、もけ氏は更に期待ができるかもしれない。

春麗は前作にも増して操作難度が高いと言われており、敬遠している上級者が多いため、初期のキャラランクでは「保留」ということで、中堅程度の位置としていたプレイヤーが多かった。
その後攻略が進むにつれて、春麗は強力という意見も増えてきた。
しかし、強力だからと言って難易度の高い春麗を持ちキャラにするのは難しいという事情もあり、対策の需要に対してプレイヤーの供給が追いついていない状況にも見える。

SFL出場者ではsako氏ともけ氏、それからGO1氏(ルークとの2枚持ち)の3名がいるが、まだまだ発展途上の段階であり、開発側のスピードに対し、対策側が追いついていない可能性がある。
肝心の仕上がりにおいても、かなり良いという噂をいくつか聞いているという点も更に期待ができる。
 
筆者自身も、もけ氏とはスト6ランクマで2回マッチし、対戦を行っている。
こちら側が当時、春麗戦の研究が全く進んでおらず、もけ氏の実力をしっかりと引き出せなかったのが大変に悔やまれるところではあるが、対戦した感じではリターンの高い択の狙い方が非常に上手で、ストV後期の頃よりも仕上がり状態はかなり良いと感じた。
 
CAG側としては、前回G8S戦にて獲得20点。
チーム内にかずのこ氏のキャミィとGO1氏の春麗がおり、ケンはそもそも使用人口が非常に多いため、相手キャラの対戦経験の積みやすさという点では問題なさそうだ。
もちろんそれは、魚眼側にも言えることなので、お互いに高いレベルの対策を備えた、ハイレベルな対戦が期待できそう。

また、前節控えに回ったどぐら氏だが、DJは下溜めができていれば素早く対空無敵技が出せるため、キャミィ戦が比較的やりやすい可能性がある。
スター選手であり、個人的にも大ファンであるため、今節の出番に期待したい。
 
 

■3戦目


FAV vs 名古屋OJA
 

あきらさんはいつも笑顔が素敵(引用元:SFL公式配信)


FAVについては前回簡単に紹介したため、名古屋OJAにスポットを当てる。
昨年のSFLでは、ウメハラ氏とふ~ど氏という超超超超超スーパースターを助っ人に入れての参戦だったが、今回は広島iXAと同様、リーダー以外のメンバー総入れ替えでの出場。
あきら氏(キャミィ)、オニキ氏(キンバリー、DJ)、KEI.B氏(JP)、そして日本三大ダルシムの一人である鶏めし氏という布陣だ。
 
ここも全選手注目したいところだが、やはり気になるのはオニキ氏とKEI.B氏であろう。
 
オニキ氏は一昨年のSFL2021にはベガで出場し活躍したものの、昨年のSFL2022では私生活の忙しさもあり、出場を断念。今回が満を持しての2回目出場となる。
使用キャラはキンバリーとのことだが、今のところメインで使用しているSFL出場者は、他に見られない。レアキャラ枠である。

キンバリーはハイスピード&トリッキーな動きで相手を翻弄するキャラであり、対戦経験が少ないと、「わからん殺し」で一気に圧殺されてしまう危険のあるキャラ。
猛威を振るっていた体験版と比べ、無敵技が削除されていたりと防御面での弱体化が目立っているが、その攻め手は依然として脅威。
SFL出場プレイヤーに対して、どこまで攻めが通用するか、気になるところである。
 
KEI.B氏については不勉強であり、あまり詳しくは知らなかったのだが、スト4時代に活躍した強豪プレイヤーであり、直近ではギルティギアの超強豪ソル使いとして活躍していたとのこと。

スト6ではJPを使用するようだ。アークゲー(ギルティギア、ブレイブルー)出身者が好んで使うことが多いキャラであり、今までの格ゲー経験を活かせる可能性が高いと踏んでのピックアップだろう。
情報収集が追い付いておらず、プレイが全くの未知数であるため、その分どのような活躍を見せてくれるか、非常に楽しみだ。
 
対するチームFAVは、前節で40点獲得と素晴らしい滑り出し。特にsako氏春麗、ボンちゃん氏ルークの仕上がり状態が非常に良く、この2人は今節も続投となるだろう。
ここでもポイントを多く獲得し、好ペースを維持したいところだ。
 
 

著者プロフ


Twitter:https://twitter.com/dqdonabewot
2021年3月より格ゲーデビューした新参者です。
未経験ながらも、プレイ開始からスト6発売までの2年3ヶ月で1500時間やるほどドハマりし、立派な格ゲーマーになりました。
ミーハーなので有名ゲーマー大好き。特にSFL観戦好きが高じて、今回記事作成に至りました。
 
スト5ではベガでグランドマスター。サブキャラでバーディーを使用。
スト6ではモダンリリーでマスター。執筆時点ではLP36,000。
格ゲー以外の趣味は総合格闘技、筋トレ、読書、楽器、ポケモン。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?