くつを手づくり!

山元加津子さんに誘われて くつを手づくりできる、てのひらワークスの智さんのワークショップへ。

ともさんのくつ作りは去年、小松市で参加して 紐で結ぶくつを一泊二日で体験しました。

とても楽しかった、それでも最初のくつは足形の取り方が違ったのか、足にぴったり!とはいかなくて ちょっと残念でした。

だから 次こそは 履きやすく足にもぴったりのくつが作りたかったのです。スケジュールを合わせて岡山県吉備中央町まで行きました。

画像8

山元加津子さん、かっこちゃんは 一人では 目的地にたどり着けないので 普段は小林正樹さんが お供をされます。今回は 私が臨時のお供役を仰せつかりました。

新大阪駅のホームから一緒にわくわくしながら移動です。

てのひらワークスは岡山から単線の列車で揺られて一時間ほどの駅で降りて  峠を越えた先にあります。

とも先生が迎えに来てくださり工房へ。

円城寺の近くの古民家を改装してお住まいと工房にされています。どこを見ても 写真に撮りたくなる、何を見ても味わいのある空間で くつ作り、なんて素敵なんでしょう。

初日は もう裁断して縫い穴も空いている革の染めをしました。

表には山羊のヌメ革1.8mm、裏は同じ厚さの豚革を使います。


画像1

画像2

ともさんは 研究されたり工夫を重ねて 手づくりのワークショップで 初めてでもできるように 準備されています。

私はここから かっこちゃんのシューベース作りを見学。(ともさんが シューベース作りを教えるのはかっこちゃんが初めてだそうです。

画像3

木型にシューベースをはめたところ。厚みのある牛革とコルク素材を組み合わせてあります。

型紙を革に当てて 切ります。左右があるので一枚を裁ったら 反転して。

画像4

滑らないように踵部分に当てる革の名前はスベリというそうです。かっこちゃんが革に写しているのがそれ。水に浸して漉きやすくします。

画像5

漉く技術は見ると簡単そうですが 難しくて、道具は包丁といいます。向こうに向けて漉いたり、端は手前に手首を使って漉くのです。

画像6

重なりの部分を薄くしてギンメンを出します。裏側はトコメンといいます。

包丁はこれ。

画像7

漉き終えたら木型に沿わせます。

画像9

踵のところに当てて 中心になるようにします。

画像10

手のひらで型に添わせます。

画像11

釘で止めます。あとで抜く釘なので打ち込まずに少し残して倒します。

画像12

底になる部分も型に添わせて足先の部分は釘で止めます。

画像13

そして踵のスベリの外側と底の革とを木工ボンドで止めます。

画像14

しっかり固定して乾くのを待ちます。

画像15

なんだか捻挫の足首を固定するのに似ていました。

画像16

こんなふうに 金槌で叩きましたょ。シューベースの作業はここまで。

染めた山羊革(表)と豚革(裏)を縫います。足首を縫う長さの6倍の蝋引き麻糸を用意して 革を縫う針を2本端につけました。

画像17

踵も縫って サンバイザーみたいになりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?