ビア一◯パパよ、4月はとうに去りて今

時に、親愛なる読者諸兄姉の皆様方におかれましては、ビアードパパにて2024年4月限定で販売されていた「カスタードプリンシュー」「ミルフィーユシュー」は召し上がっただろうか。

販売期間終了してからこんな記事をあげるのも大変心苦しいが、それ以上に今、筆者は4月が終わってしまったことが苦しい。

なぜって!
めっちゃくちゃ美味しかったんだよ!!
カスタードプリンシュークリームも、ミルフィーユシュークリームも!!
どっちもめちゃくちゃおいしかったんですよ!

この感動をせめて文章として残しておきたいので感想文にする。
この2種類のシュークリームを食す機会に恵まれなかった方にとっては大変嫌味な内容となってしまうが、何卒ご理解とご容赦をいただきたい。

カスタードプリンシュー

おいしい。
白状すると3月下旬、この新商品の広告をはじめて見たとき筆者は「カスタードもプリンも材料ほぼ一緒なんだから普通のシュークリームと大して味変わらないだろ」などど無礼極まりない感想を持っていた。
この見立てはカスタードクリームより甘かったと後に味覚をもって知ることとなる。
件のスイーツを口にして、刹那、衝撃が走った。



味、全然違う(至極当然ではあるが)。



筆者の気のせいでなければ、クリームにふるふるとしたやわらかい塊が混ざっていた。これがカスタードプリンの再現か。
そんなプリンクリームのお味はどこか喫茶店のプリンを彷彿とさせる、風味が奥深い逸品だった。それはどこかノスタルジーを想起させる優しい甘味。そんなクリームが惜しげもなくシュー生地に詰め込まれている。本当に、本当に美味しかったのだ。このクリームだけで10kgくらいいける。
また、シュー生地にはカリカリ食感のカラメルがトッピングされており、これがまた美味だった。
歯で薄いカラメルの膜とシュー生地をぱりぱりと割り、ぷるんと柔らかいクリームを舌で掬う。
正しく至高のティータイムだった。その主役を務めたのは間違いなくこのカスタードプリンシュークリームだ。



ミルフィーユシュー

おいしい。
このシュークリームについて特筆すべきはやはり食感だろう。
想像できるだろうか。幾層にもペストリー生地が折り重なり合い、こんがりときつね色に焼き上げられた皮にカスタードクリームがたっぷり満たされている。ザクザクと小気味良い咀嚼音を立てながら生地を齧ること一口ですぐにカスタードが溢れ出てきて、私は慌てる。だがこれは嬉しい悲鳴だ。そして鼻腔に広がるバニラとたまごの風味…本当に、本当に美味しかったのだ。日本国民の主食になって欲しい。というか、した。個人レベルでは、主食に。
このシュークリームを夕飯として食した日があった。
良い日だった。日が長くなってきたことを実感しながら帰路に着き、帰ってきてすぐ紅茶を淹れた。宴はこれからだ。おなじみの黄色い紙袋からとっておきを取り出す。そして、人目を憚る必要もない自室にて、大きな口でミルフィーユシュークリームにかぶり付く。
ああ、今思い返しても、全くこの日は良い日だった…

もう、いっそこの2つはレギュラーメニューになってほしい。
どうでしょうか。ビア一◯パパの偉い人。
レギュラーメニューがダメならせめて毎年4月の定番商品とかに、…できないでしょうか。
何とか…お願いしますよ…どうにか…

あと、ミルフィーユシューに関してはまだ5月時点で販売している(~5/31)ため、もし興味を持っていただけたなら今すぐお近くのビ◯一ドパパに足をお運びいただきたい。マジで美味しかったので。是非。

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