見出し画像

どうでもいいこと4 運命じゃない人

内田けんじ監督の「運命じゃない人」という映画が好きだ。
21歳の誕生日に池袋新文芸坐に観にいって、
「そうそう、こういう映画が好きなんだ、観たかったんだ」と
一人興奮しながら映画館を出た記憶がある

「この人と出会えたのは運命じゃないか」
そう思う人に出会うことすらなく一生を終える人の方が多いだろう。

運命じゃない人ーーは世の中に沢山いる。
すれ違うあの人も、この人も「運命じゃない人」だ。

私も「運命じゃない人」に沢山出会ってきたけれど
その中で印象的だったトップ3をあげてみたいと思う

3.やたらよく会う男性
通学の電車でやたらよく会う男性。そのうち行きつけのドトールで働き始めそこでも顔を見るように。TUTAYAでも何度か遭遇。
極めつけは成人式で彼の姿を見た。
「同じ年だったのか!」とびっくりしたもののよく会うだけで何も進展せず終了。

2.ライブで出会った女性
ライブハウスの30周年記念ライブ中に話しかけてくれた女性。どこに住んでいるのかという話になり、話を進めていくと私の利用している超ローカル線の駅周辺とのこと。(そのライブハウスから県も違うところ)その後通勤中に2、3度会って挨拶もしたけれど、お互い好きな音楽の傾向も違い、何も進展せず終了

1.夫
知人の紹介で会った夫。
話していると同じ中学の同じ部活の先輩だった。1歳違い。
これで当時憧れの先輩だったりしたら「運命の人」なのかもしれないが、2年間同じコートで活動していたにも関わらずお互いのことを全く覚えていなかった。

でも、「運命じゃない人」の映画が好きだったのでその「運命じゃない人感」が妙に嬉しかった。

ちなみに会社の先輩で
「結婚した相手は高校の時にひと目見てこの人と結婚すると思った人だった」と言っていた人が、その後離婚していたので「運命」というものをあまり信じていません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?