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2023年10月21日 沢田ユキオ先生サイン会 inららぽーと富士見レポ


注意:
この記事はシンプルなサイン会レポではなく、
クソどうでもいい私の近況や心情が入っています。
ご了承ください。



今か、今じゃないか

2023年10月21日 沢田ユキオ先生のサイン会が開催されるーーーー。
開催1ヶ月前ごろ、マリオくん公式Xの告知にて知り、動揺する。

コロコロコミックで長寿連載中のあの超人気漫画、スーパーマリオくんの作者である沢田ユキオ先生がサイン会を開くのだ。

まず、今までの沢田先生のサイン会は、基本的に子供しか対象にしていなかった。
今回それがなんと、30名もの大人枠が用意されていたのだ!!!!!!

しかし、
私が地味に多忙だったこと。
会場が地味に遠かったこと。
当日ぼっち参加必須なこと。

以上のことが開催前日まで私を悩ませた。



失業(急に)

しかし今月、私に転機が訪れる。
色々あって休職し、そのまま退職したのだ。
つまり今これを書いている自分は無職である。

多忙が多忙じゃなくなった。

そして色々あって休職した私は、まあまあ落ち込んでいた。
自分よりはるか年上の沢田先生に元気をもらうなどという図々しいことを思ったわけではないが、行くなら今しかねえと思い、意を決してサイン会に行くことにした。

(10/24追記:次の仕事決まりました。)

待機列用の椅子まで買ったが



マリオくんと私

サイン会当日の話を書く前に、マリオくんと自分の関係について簡単に書いておこうと思う。

私には兄がいて、その影響もあってか男児向けの玩具やコロコロコミック、少年ジャンプなど、幼少期からボーイズライクなものと接する機会が多かった。
なので当時マリオくんの単行本も買ったりしていたのだが、現在最新刊を追ったり最新のマリオのゲームを出来ているわけでもない。
(いつかマリオくんが全巻並んでる本棚を部屋で目の当たりにしてみたいが…。)

が、現在でも家に昔の巻を何冊か置いている。
元気で派手な色使いの背表紙や表紙が見えるだけでも嬉しくなるし、楽しい漫画ってなんだっけ?とスランプ時に読むカンニングペーパーのような、お守りのような漫画なのだ。

ゲームキャラのマリオの漫画だから読むではなく、沢田先生のマリオくんが純粋に好きなんだと思う。



4時起き

サイン会の話に戻る。
サイン会スタートは11時、整理券配布は9時だった。
告知には「早まる可能性あり」の注意書きがあり、これは9時では間に合わないと確信。
8時だと、中途半端な気がする。じゃあ7時は・・・。

いや、せっかくだし始発で行こう。そう思った。


前から3番目くらいがいい

とはいえ、会場に着いたら暗い中私一人だけ、後から来るのは子供ばかりでアウェーだったらどうしよう。そんなことが脳裏をよぎる。
そんなこんなでひよってしまい、始発で行くのはやめて、7時ごろに着くように調整して家を出たのだった。



電車に乗ってる人が全員マリオくんのサイン会に行く人に見えてくる

駅に着くと、5時台なのにかなり人が多い。そして、山手線も満員に近かった。
全員マリオくんのサイン会に行くんじゃないか。
そうじゃないとはわかっていても、そう見えて不安になってくる。

6時代、東武東上線まで来るとやっと人はまばらになった



6:50頃 鶴瀬駅到着

ららぽーと富士見の最寄駅である鶴瀬駅に到着。

ららぽーと富士見まではバスが出ているが、風が強く、バスを待つのが結構寒かったので歩いて行くことにする。(緊張で落ち着かないのと、歩くのにハマっているのもあるが)

ららぽーと富士見までは徒歩20分程度、一本道なのでわかりやすい。
…ららぽーと富士見って毎回書くのめんどくさい。地元民は何て略してるんだろう?

朝の鶴瀬駅前


友達の猫の名前がすんちゃんなので、撮った



7:15頃 ららぽーと富士見到着

そして7:15頃、ららぽーと富士見に到着。
オープンは10時からなので、このようにまるで人気がない。

整理券配布場所はエントランス3という、正面向かって右奥に進んだ入り口付近だ。着いてすぐに見える場所ではない。
ドキドキしながらエントランス3に向かった。

ゾンビだらけになった世界線のららぽーと富士見にも見える



結論:めっちゃ人いた


私がエントランス3に着くと、待機列は20人以上の列となっていた。

一瞬パニックになる。大人の整理券は30名のみの配布だ。

しかし慌てず騒がず…落ち着いて列に並び、並んでいる人数を冷静に数える。自分は25番目だった。なんとか間に合った。

ちなみに1番目の人はマリオくんの単行本を読んで待ってた。強い&最高すぎる。
switchを持参して新発売のマリオワンダーをしている人もたくさんいた。
かなり寒かったのだが、待機列の人の雰囲気を見ていたら和むことができた。

自慢の椅子に座って待つ。
待機列は大人多めで、親子が数組。
もっといい椅子の人が3人くらいいた。つえー


8:30頃 整理券配られる

これが整理券だ

おそらくまだタイムカード押してない出勤途中のスタッフのかたが7:30くらいに来て、列をちょっと整えて、8:30くらいに制服を着て戻ってきて整理券を配ってくれた。

並んでた子供が整理券受け取った瞬間嬉しくて母親に抱きついてるのを見て、…泣いた。

配ってくれたはいいが、ららぽーとは10時から。更に会場集合時間は10:45。
周りに店はない。
車で来ていない大人達は寒空の下、突然路頭に迷うことになったのだった。



神マック

tips:朝マックのホットケーキはでかい

なぜかマクドナルドがもうやってた。
ホットケーキのセットを食べ、寒い待機列で失った元気を取り戻す。
まあ1時間ちょっとしか並んでないけどさ!



10:00 ららぽーと富士見開店

10時にららぽーと富士見が開店するとともに、サイン会会場であるコロコロBASEに直行。

ここであらかじめ対象の商品とレシートを手に入れておかないと、サイン会に参加できないのだ。

なんと対象商品全てにサインを入れてくれる上、特製の色紙も無料で付いてきてそれにも書いてくれるらしい。

レジには大行列。みんなマリオくんの単行本持っててる光景がおもろかった。

普通に強欲なので対象商品を全種買い、もらった紙に色紙に書いて欲しい宛名を書き、後は集合時間に番号を呼ばれるのみとなった。

貼りすぎてて笑ったサイン会の告知 inコロコロBASE



愛ある大人枠追加

整理券の大人枠を追加配布していた。大人で早々にあぶれた人がいるということで、午後の部も追加で開催することにしたらしい。
沢田先生、優しすぎるだろ!!!!!!(涙)


沢田先生私服目撃情報

集合時間まで暇だがどこかに行く気もしなかったので店の前に座っていたら、沢田先生が私服で普通に現れた。
キュンとしたり、感慨深くなったりしました。
子供の頃読んでいた漫画の作者が目の前にいるって、かなり変な感じがします。

生原稿。
しれっと展示されてるが、この機会はかなり貴重だと思う。
11/14までだったかな?見れます。


なんて美しい直筆サイン色紙・・・。
上段は印刷だった。上からサインを書くようのやつかなー



10:45 沢田先生登場

沢田先生が正式に登場する。衣装(?)に着替えたようで、浮かれたハッピを着ていた。可愛い。
一緒にコロコロ編集の二刀流コーマさんも登場。

近くにいた子供が大喜びでエキサイティングしてて可愛かった。ていうか、コロコロBASE基本子供多くて可愛いです。スタッフも子供にめっちゃ優しくて和みます。

で、サイン会の最初に先生から軽い挨拶の時間がありました。
曽山先生※でんぢゃらすじーさんの作者 も昔はサイン会にくる子供だったと。で、他にもそうゆう漫画家さんがいて、サイン会は毎回感慨深いと。
他にも色々お話ししてましたが、そのお話が印象的でした。

そんなこんなでサイン会が始まる。しかし、全然前に進まない。
一人一人と濃密なサイン会をしているんだろうなと思うと、いつまでも待っていられた。

待ってる間に見れたでかいコロコロのオブジェ(?)の
めっちゃ下の方に書いてあったサイン。
たいそう書きづらい位置だったと思う。かぁいい
曽山先生のサインもあったよ。
大人の目線くらいの高さで、
めちゃくちゃ書きやすそうな位置でした。かぁいい



12:00頃 俺の番

12:00とかそれくらいだったかな?ついに私の番が来ました。

サイン会のテーブルには二刀流コーマさんと沢田先生が座っていて、沢田先生とお話しする前にコーマさんと会話できるようになっています。そうです、サイン会前の心理カウンセリングです。

が、更にその前に、コロコロBASEのスタッフがちょっとだけ雑談したりコミュニケーション取ってくれて、緊張をほぐしてくれます。
優しすぎて泣けます。

そのスタッフさんにレシートと整理券と買った単行本を見せて、軽くおしゃべりして、いざ、テーブルに座ります。

左に二刀流コーマさん、右に沢田先生という並びでした
(これは始まる前に撮った写真)



カウンセラー 二刀流コーマ

前述の通り、先生との本番の前に編集の二刀流コーマさんと話すことができます。いい感じに雑談して、緊張をほぐしてくれます。

話の流れで先生は70歳だよと教えてくれました。
60代前半くらいだと思っていたのでビビった。なんでこんなに見た目お若いんでしょう?なんか健康法とかやってるんでしょうか?と言うと、子供達からエネルギーもらってるからじゃないかなーとそれっぽい推測をされてました。

ほんとかどうか分かんないよ!?この後先生に聞いてみたら!?と質問の提案を頂いたが、聞くの忘れてた。
そんな感じの雑談でした。ありがとうございました。(面接?)


ななこちゃんへ

そしてついに自分の番がやってきます。
先生は関西弁でした。なので先生と喋ってる間は自然と自分も関西のイントネーションに戻りました。

朝早く来てくださったようでごめんなさいね…!!と言いながら早速サラサラと宛名とヨッシーを書いてくれました。

「さん」がいいか「ちゃん」がいいか聞いてくださり、「ちゃん」で書いてもらいました。子供の頃の私、見てるかー!?

女性も意外といらっしゃるんですね〜とか言ってたかな?
そう言われてみれば確かに、会場に女性少なかったかもしれん。参加してた子供も、私が見たのは全員男の子。

兄がいるのでその影響かもですねーと言ったら あ、さっきの人もそんなこと言ってたわ!と納得されてました。

見てるかー!?
(最後に撮ってもらった写真)


ヨッシー is better

その後も単行本3冊にスラスラとサインをしてくださいました。
「全部ヨッシーでもいい!?」と確認してくれました。ヨッシーは一発で描きやすいらしい。確かにマリオとかはバランス取るのがむずそう。

ヨッシーが一番好きなので全部ヨッシーはむしろ嬉しかった。
全部カメックでお願いします。とか言ったらどうなってたんだろう。言わないけど。

先生はヨッシーストーリー編が描くの一番楽しかったそうです。
自分はヨッシーストーリーがドストライクの世代なので無性に嬉しかった。おっきくなったあいつらをまたいつか描きたいんだよなーと仰ってました。見たいよー。



漫画家を目指す人へ

最後に、漫画家を目指す人へのアドバイスを聞いてみました。
サイン会の冒頭で自分のファンから漫画家が出て嬉しいと仰ってたのもあり、聞いてみようと思ったのだ。

先生は即答で、「とにかく完成させる」「諦めない」この2つでした。
そう、普通のこと仰ってます。でも、好きな先生に言われると全然感じ方が違いました。なんでだろな。

時間なくて下手なこと言えないから、こうゆう無難な回答になっちゃう!ごめん!とも仰ってました。笑 でも、めちゃくちゃありがたかったです!!!


「コロコロじゃないのね…。」

描く予定の漫画がコロコロじゃないことを話すと、コロコロじゃないのね…(´・ω・`)と2回くらい仰ってました。


沢田ユキオ先生「コロコロじゃないのね…(´・ω・`)」


こんなん沢田先生に言わてみ、
ね。そう。作家の方なんか、もう、ね。

でもサイン会に来てんのにジャンル違うってねえ。その方が変だよねえ。(?)

言われてみればコロコロ好きなのにコロコロっぽい漫画描いたことないので、描いてみようかなという気になってしまいました。コミティアとかで…?描けるかなあ?!



沢田先生との別れ

載ったら教えて〜!あ、編集部に連絡すればいいからね^^とも言われました。気さく。。。。

現状の作風は沢田先生に見せられる漫画か微妙な作風なので、子供にも見せられる漫画が描けたら見せようと思っています。(???)

そんな感じで、最後スタッフの方のご好意でツーショット写真を撮ってくださり、熱い握手を交わして、終了したのでした。



直帰

長かったサイン会(私の番)が終了。
朝の5時代に家を出て、終わったのは昼の12時半ごろ。
とはいえ最近散歩で鍛えていたからか、疲労感はありませんでした。

しかし放心状態、賢者モードになってしまっており、なんの興味も示さず、水すら飲まず、直帰しました。
もらったサインやサイン入り単行本を連れ回して、折ったり汚したりするリスクに犯したくないのもありました。


終わりに

なんだろう、今自分が色々あって元気なくて、無職で、漫画を描く元気もいつもよりなくなっちゃってたんですけど、

やるぞ!!!!!!!!!!という気にめちゃくちゃなりました。

この気持ちを常に忘れたくない…。

とは言え、とは言えですけどね。ストレスだの体調だのは加味しないとなんですが。
今後は落ち込んでもすぐに切り替えられるようになりたいです。

とりあえず今日もらったサインを額装して毎日見えるところに飾ろうと思います。



おしまい

10/22追記:
額装しました。スペシャルセレクション風の
ゴールドの縁でかっこいいぜ!




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