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40歳過ぎて運転免許を取得した話

 緊急事態宣言中に「年内は仕事無いだろうし、こんな長期休暇は二度と無いだろうから、宣言明けたら免許取りに行こう」と思い立ち、6月に自動車教習所に申込みに行ったという話は以前に書いたような気がします。

 申込みに行ったら、大学がオンライン授業になった事で時間の有り余った大学生たちが殺到しており、最初に運転(つまり技能)出来るのが6月下旬と知って愕然とした、というところまで書いたのかな。

 それでも状況を受け入れるしかないので、当初の「8月上旬に免許取得」という目標を「9月中に取得」に変更しました。

 僕は小さな目標を立てて少しずつクリアしていくのが性に合っているので、「まずは仮免前の効果測定合格をこの週まで、仮免検定はこの週まで」と目標を決め、結果的には全て予定通りに進める事が出来て、昨日免許センターに行って最後の学科試験に通り、無事運転免許取得となりました。

 40歳も後半に入ってからの教習所通い、周りが学生さんばかりとかそんなのは気にならなくて、とにかく授業を受ける事と学科の内容を覚える、この2点が大変でした。この歳になると本当に頭に入らない。
 文字を追っても身に付かないので、自分なりに運転の場面を思い浮かべて技能とリンクするように意識して画で覚えるようにしたのですが、いやあ大変でした。若い頃は阪神タイガースの選手の成績を年度別に言えたものなんだけどな。

 教習所に通っていて、免許取得のほかにもう一つ注目していたのが、教官の教え方でした。「指導」という面で楽器のレッスンに何か役立てられれば、と考えていたのですが、これは参考になりましたね。
 学科でも技能でも、基本的に高齢の教官の授業は回りくどくて結局何を言いたいのか分からず難解なケースが多い。若い人は雑談を交えつつポイントだけまとめてくれるので終わってからでも記憶に残りやすい。
 運転技術でも、高齢の教官は自分のやり方を押しつけるタイプの方が多かったですね。人によって合う合わないがあると思います。「ダーメだよそんなんじゃ」とか言われると、イライラして僕はかなりやりにくかった。
 若い教官は「いろんな事を言う人いると思いますけど、うまく取捨選択していって下さいね」と言ってくれる人が多かったです。
 第一段階で数名気の合う教官が見つかって、第二段階はほとんどその人たちに教習を受けられたのが幸運でした。

 一人だけ凄く態度の横柄な教官が居たけれど、ネットのレビュー見たら名指しで書かれていたので納得でした 笑 僕は第一段階の学科の初日がその人で、「うわあ一緒に車に乗りたくないなあ」と思っていたのですが、卒業まで二度と会う事は無かったです。レビューに書いている人の態度にも問題があったのかもしれないし、一緒に乗って見たら意外と良い人だった可能性もあるので、ここでは多くを語りません。

 教習所の卒業検定、最後の路上では演奏で感じた事のない緊張があったり、突然自転車が飛び出してくるなどハプニングもあり、途中で教習終了になるかと思いましたが、何とか卒業する事が出来ました。自分では全く満足出来ない内容での合格だったので、これからしっかり練習を積む必要があります。

 最後の学科試験は鴻巣の免許センター。いやあ遠い・・・

 僕はもともと鴻巣高校吹奏楽部に指導に行っているので距離感は分かっていたものの、生徒に会いに行くのと試験を受けに行くのでは気分が違いますね。だいぶ憂鬱な気分で向かいましたが、学科試験は教習所内の効果測定を何度か受けておけばパス出来るような内容でした。50問目くらいで「受かったな」と感じましたし、20分くらいで終わりました。教習所内の二度の効果測定のほうが難しかったですね。

 さて、ようやくコントラバス奏者らしく運転免許を取得したので、これからは少しずつ家の車で練習して行こうと思います。楽器を運ぶようになるまではもう少し時間が必要かな。

 何はともあれ合格出来て良かった!ホント、40歳過ぎてからの免許取得、絶対におススメはしません 笑

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