撃ち合い強くなるためにやったこと

ヴァロラントの撃ち合い強くなるためにやったことのうち、意味がありそうだったやつをメモしてみる。
今の自分のランクがプラチナ1ギリギリぐらい。最初はブロンズでスタックしてた。
ハードボットは平均15~20、マックス26。50体排除は角からやって平均50秒ぐらいって感じ。

習得するべき技術

これだけやれば強くなれる、というものはなくって、いろいろと習得しなければいけない技術はあるのだけど、体感、重要だったなと思う順に書き出すと次のような感じ。

  1. 左右ステップ2点バースト撃ち

  2. 最低限のマイクロフリック

  3. 減速するエイム

  4. モニターに顔を近づける(間隔15cmぐらい)

  5. 頭にクロスヘアが重なるまで撃たない気持ち

  6. 複数射線の通らない場所に立つ

  7. ヘッドラインの維持

  8. クリアリングの徹底

  9. 視点移動

もちろん、もともと習得していた技術力に個人差があるので、万人に共通する感覚ではないのだと思う。
この記事では1~3あたりについて触れたい。

2点バースト撃ち

まず単なる2点バースト撃ちについて。
左右ステップを入れずに、敵の頭を狙って2点バースト撃ちをする。

動画はあえて1回目は外して撃っているけど、外した後、冷静に頭にエイムを合わせ直すことが重要。
たぶん、これをしただけでアイアンぐらいでは撃ち合いで負けにくくなったような気がする。

ちなみに、重要なことは、1回目の2点撃ちから、2回目の2点撃ちまでの間を、リコイルが収まるまで十分に開けること。
早い間隔で撃ちすぎると、3回ぐらい外した後はもうまっすぐは飛ばなくなっている。

あと、2点バーストでもちゃんとリコイルコントロールするのが大事。
つまり2点バーストの2発目は1発目よりも少し上に跳ねるので、マウスをくいっと下に下げる必要がある。
これをどのぐらい下げるのかは、完全に手癖なので、射撃場で壁打ちして完全に同じ点に2発当たる感覚を身に着けるまで撃ち続けるしかない。

ただ、正直、はじめたばかりのころは、自分が立ち止まった状態で、止まった状態の敵にすら、1回目を外した後、2回目に確実には当てられなかったように思う。
なので、最低限のマイクロフリックが必要になる。

最低限のマイクロフリック

マイクロフリックは感覚と筋肉の問題だろうと思ったので、クラシックをもってとにかく一番近くのボットを交互に撃つような練習をしばらくやっていた。

台の上に乗っているのは、左右だけじゃなくて上下の動きも練習するため。今思うと、左右水平に動かす練習も大事なので、乗らないでやってもいいのかもしれない。
クラシックなのは、同じ場所のボットを2往復することになるので、同じ動きを繰り返すことで、ボットを探す手間を省いて、純粋な筋トレがしたいと思ったから。

この練習は何となく意味があったような気がしているので、自分がもしアイアン帯に生まれ変わったら、これからやるような気がしている。

左右ステップ2点バースト撃ち

さて、本題である。
これができるようになった頃、シルバー帯で撃ち合いに負けないなっていう感覚になってきたと思う。適当に飛び出してこれをするだけで敵が倒れるようになってくる。

ただ、問題は、単に左右ステップを踏んで交互に2点バーストするだけではだめということ。
重要なことはおそらく次の2点。

  1. 2点バーストしている瞬間以外は限りなく動き続けること

  2. 2往復以内に敵を倒せるエイム力を身に着けること

限りなく撃ってるとき以外動き続けてみたのがこういうイメージ。さらに向上の余地もあるかもしれない。

これを意識するまでは、もう少しゆっくり合わせていたと思う。たぶんこのぐらいのリズム感。結構止まってる時間がある。

このぐらいだと、ブロンズ帯で撃ち合い勝てるかなっていうイメージな気がする。まずはこのぐらいを目指すような気がする。

ただ、止まってる時間が長ければ長いほど、敵に撃たれやすくなるので、とにかく止まってる時間は短い方がいい。

そしてもう一点重要なのが、2往復ぐらいで片を付けることである。
これ以上ふらふらしていると、いい加減敵のスプレー撃ちに削られきってしまうし、敵もステップ撃ちしていようものなら地獄絵図、運のいい方が勝つだけである。

まずは止まってる敵に左右ステップ

最低限必要なのは、少なくとも敵が止まっているのであれば、左右ステップしても同じだけマウスを逆方向に動かせばよいだけなので、確実にそれができるように手癖にすることである。

そのための練習はなんでもいいのだけど、壁打ちでも、ボット撃ちでも、とにかく手癖になるようにすればよい。
意識したいのは、次の4点。

  1. 撃ってるとき以外は限りなく動いているか

  2. ストッピングできているか(移動エラーで変なところに飛んでないか)

  3. 2点がまとまっているか

  4. 左右で同じ点に撃てているか

これが手癖になると、ピストルラウンドの撃ち合いにも強くなれる。
どうしてもピストルの撃ち合いは、止まってしゃがんで胴撃ち連射してしまいがちであるが、左右ステップで頭を狙えるのであれば、だいぶ勝ちやすくなるのではないか。

また、もう一つ注意したいのは、これをやるときに左右ステップをするたびに、大きくエイムを外して、毎回フリック気味にエイムしなおすような撃ち方をしないことである。
クロスヘアは可能な限り常にヘッドにトラッキングする方が、安定すると思っている。

具体的にはこのような撃ち方である。

この点については、プロでもこういう撃ち方をしている人はいるし、APEXのウイングマン指南動画でも、むしろ毎回同じフリックであわせることによってエイムがしやすくなる、などを解説している人もいたので、諸説ある可能性はある。
ただ、凡人には基本トラッキング気味の方が安定するように感じている。

これは、APEXでウイングマンを1000時間撃ち続けたシヴァさんという方の動画を見ていて思ったことでもある。次の動画は1000時間の一番最初のもので、そのころからこの人は全然うまいんだけど、撃ち方は割とフリック気味な感じ。

それが、1000時間たった後のこの動画では、明らかにフリック感がなくなっている。これを見ても、やはりフリックにするのは安定しないんじゃないかなと思った。

減速するエイム

さて、重要なことは動いている敵にエイムを合わせる技術である。
これの技術を高めるために、何が重要であったのかは、正直明確ではなく、日々の経験の積み重ねでしかない可能性もあるが、一つだけ明確にエイム工場に寄与したと思われる要素があるのでそれだけ紹介したい。

それが、減速するエイムの仕方である。

ハードボットの撃ち方を見るとわかりやすい。次の動画はプロの動画であり、もちろんこの方々にとっては最適化されているものなのだろうと思うが、あくまで凡人が目指すべき撃ち方としては、こうではないのではないか、という例である。

例えば一人目の方の撃ち方を見てほしい。

まさにフリックという感じのエイムで、ヘッドに向かってピッ!っと合わせるようにエイムしている。

これに対して、BlackWizさんが話していた内容が、エイムの考え方としてとてもわかりやすいので、この動画はぜひ見てほしい。

ウィズさんは、線をつなげるようにトラッキング、という言い方をしているけど、ちょっと抽象的でわかりにくい。

おそらくこれと同じことを言っているのが、このHamuさんの動画。僕が一番ピンと来たのが、この中で言っている、「的に近づくにつれて減速」のところ。

で、この減速するエイムの仕方、やってみるとまったくできないことがわかった。
たぶん普段そういうエイムの仕方をしてこなかったので、減速をするための筋肉がまったく発達していないのか、そういう動きを強制的にしようとすると、右手がぷるぷるしてしまって、エイムどころではない。

なので、まずはこの動きのための筋トレから始めようと思い、左右それぞれ、初速は速く、徐々に減速する動きをする練習をすることにした。

まだまだプルプルしている要素はあるのだが、これでも始めた当初よりはだいぶましになってきている気がする。

これをしばらくやった結果、ハードボットの成績がだいぶよくなって、最大26回までいくことができた。

ちなみに、ハードボットの成績を上げるコツとしては、ボットが出現してからマウスを動かし始めるまでの時間を空けないことがあると思う。

最初のころは、
ボットの出現を認識→正確な場所を特定→その場所までエイムするために必要な移動量を想定→移動
という段階でやっていたので、どうしても移動にかけられる時間が短かった。

これを、
ボットの出現を認識→マウスの移動を開始しつつ、正確な場所を特定→ボットの場所に向けて微調整
という発想でやると、移動にかけられる時間が長いので、だいぶ余裕をもってエイムできる。

BlackWizさんの動画のコメントで、ゆっくりに見えるというコメントもされていたけど、それは実際動き出すまでの時間が早いから、事実ゆっくりなのだと思う。

なお、こういうエイムの仕方をするためには、減速する筋肉が必要(見切り発車でマウスを動かし始めるので、動かしている間に動かし方を変える必要がある)なので、表裏一体の関係であるようにも感じている。

大事なことは負荷をかけること

だいぶ長くなってしまったが、ここまでが僕がブロンズからプラチナになるまでに体感的にも意味があったと思えた練習方法。
繰り返しになるが、個人個人もともとできることできないことが違うので、これはあくまで僕ができなかったことをできるようにするためのメニューに過ぎない可能性はある。

重要なことは、自分ができないと思っていることを練習の対象とし、練習中に自分自身で負荷がかかっていることを感じることである。

負荷のない練習は、無限に繰り返したとしても、変化につながらない。仮につながったとしても、極めて効率が悪いと思っている。
そういう発想で自分なりに射撃場での練習メニューを組み立ててきた。

この記事が何かの参考になれば幸いである。

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