艦これアニメ2期へのお気持ち表明
いやその。最後の一話でこれまでの伏線すべてどんでん返しって。いやそれ以前の話も非常にアレだったけれども。
まずはここで熟知せよ。
栄えある大日本帝国海軍の軍艦が美少女化してなんだかよくわからない化け物と戦います。
…結局、敵の正体はよくわからないままです!
■評価するべき点
ちゃんと個性のある提督が登場した
前期の頃から、「ちゃんと戦史の解説訳をする人が必要」とは思っていたのだが、その役目として今回、成田剣さん演じる提督が登場。作戦の目的の伝達と、艦娘への激励を行ういぶし銀キャラとして活躍してくれたと思う。なにより、「ブライトさんが提督ならしょうがねえわ」と皆が納得したと思う。
その他、人間キャラの登場
提督の登場とともに、鎮守府内外の人間の存在が明らかになった。これも大きなことだとは思う。
4話では鎮守府を警護する憲兵さんやら、街の方々やらとの関わりが見えたし、その後の話でも工廠のスタッフやら、チーフたる「おやっさん」との関わりも見て取れた。…しかして、おっさんたちが人間サイズの艤装を模型の如くを弄ってるのはぶっちゃけビジュアル的にどうなのと思ったりした。
そしておやっさんの声が京本政樹というサプライズ。やけに「鎖を磨く…」発言が多いこともあり、こやつ深海磨鎖鬼だろうなとは思ってたんだけど、結局明かされることは無し。
■評価できない点
・それ以外の全部
…正直、最大限評価できるところを探して、↑の感想。それ以外の点については正直、その…。過去イチのレベルでアレなアニメというしかない。なんなら1期のほうが適当なソシャゲアニメとしての体は成していたまである。伝説の6話もあることだし。
いちいちあげつらうならば。
・テンポが悪い。すべての箇所でなんか間延びする
・セリフが割りと意味がわからない。
・結局、なんで戦ってるの。
・あのミカンは何。
・いろんなところで戦史が変わる出来事が起きたにも関わらず(志摩艦隊が間に合うとか、栗田ターンせず大和到来とか、金剛さん台湾おきで轟沈せず生存とか)最後の最後ですべて沈むとかどうなの。しかも史実では沈まなかった船まで沈んでるっぽいんだけど。あげく、海外艦が増援に来たように見せかけて、3話のダーク扶桑みたいなオーラをまとってるようにみえるからたぶん幻覚。…最終決戦で味方がピンチなときに現れた増援が実は幻覚って、もう悪意しか感じないんですけど。
・最後のシーン、現代転生した艦娘たち。…最初っから!その話を!やりなさいよ!!!!!!!
■総評
正直な話、pixivとかで見られるストーリー重視の艦これ漫画とかのほうが100万倍見られる出来。とくに、最後の現代転生のシーンをやりたいんだったら、公式漫画の「いつか静かな海で」をアニメ化すればよかったと思う。
現代の護衛艦にかかわりのある艦娘をフィーチャーしてる漫画で、こっちはまあまあ読めたものではある。
なぜそうしなかったのか…。
まあ、サービス開始してから10年の節目でもあるし、ここまでよくやったとは思う。
あとはどういうふうにクロージングしていくか、というフェイズになりつつあると思うんだが、果たして。
追記:
ゲームの方でいま(4月18日現在)やってるイベントのマップが、アニメの最終決戦を模してるという怪情報あり。とんでもねークソマップとも聞く。(当方、仕事が燃えすぎててそれどころではない)連動、というよりは、ゲームがアニメのほうに合わせたんだろうな…。
そういえば、結局全滅→転生エンドだったけど、わざわざ轟沈させずに傷病兵扱いにして除隊させた扶桑山城姉妹とか白露お姉ちゃんとか、艦娘パワーを失って鎮守府のお手伝いさん状態の七駆はどうなったの。なにより、台湾沖で生き残って修理中の報告があった金剛さんはどうしたの。どう考えても最後に援軍に来るフラグだったんだけど。
まさか。
除隊した人たち:関係者の見ていた幻覚。実際には戦没している。
金剛さん:実際には戦没している。生存の情報は敵の欺瞞情報。
…とかいわないよね?海外艦幻覚説があるので、じゃあ他の奴らもでは?と勘ぐってしまう。そうだとしたら、クソアニメ以前に、タチが悪い脚本、という話になる…。
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