ライブアライブについてのお気持ち表明

LIVE A LIVE IS ALIVE!

もう拍手喝采。ありがとうスクウェア。ありがとう時田さん。そしてありがとうライブアライブを愛し続けた全世界6兆ガロン(弊社調べ)の、ライブアライブに溶かされてしまった液体人間たち。

2019年、新宿でのライブを見に行ったときには、時田さん壇上では「特にまだ動きはありませんけど…この調子で来年もライブができたらね」みたいなことを言っていたと思うんだけど。さらに、2020年の年末に配信されてた生放送中も、ピクリとも企画動いてるような話はしてなかったと思う。ただ思えば、このときにはすでに企画が本格稼働しはじめてたわけだな。
そして水面下で蠢き続け、今年の2月のニンテンドーダイレクトで突然の顔見せ。

スクエニがまた何か出すのかなー?と思ってたら、すごく見覚えのあるジムの風景でようやく気がついた。これまでまったく情報がなかったから完全に不意打ち。朝だというのに奇声を上げた。…そのあとのマザー1・2配信の報でさらに奇声を上げたんだけど。
…そういえば同時に発表されてたフロントミッションはどこいった?

そのあとすぐに時田さんのインタビューが公開され、よくある当世風の3Dリメイクではなく、こだわりを持ってHD-2Dでリメイクしようとしてるのがよく感じられたのでこれは間違いなく期待できるのではないか?と思った次第。

発売までに杉田智和氏やら、ペンギンズノブオ氏の体験プレイの配信などもあり、期待が確信に変わる。基本的なプレイ感覚は変わらず、演出からバトルバランスから何からさまざまに調整されているのが見て取れ「こいつは本気の本気だ…!」と震えた。影山ヒロノブ氏参加の知らせには「こいつやりたい放題やってやがる…!」と大喝采。

そしてやってきた発売日…なんだが、ええ。この日にコロッといきました。まさかの。幸い症状は軽かったので云々唸りながらもプレイはできたんだけど。

さて、語れば尽きることはないんだけど、とくに自分が感謝のあまりえぐえぐ泣きながら感謝のジャンピング五体投地をキメた地点を書いていく。

演出の超強化!

たくさんあるけれど…

全体的な雰囲気出しの強化

西部編の砂埃にまみれた感じ、幕末編の薄暗いお城の雰囲気、SF編のこまごまとした動きなどなどなど。原作の描写力だと出しきれなかった雰囲気の描写がこれでもかと醸し出されている。

声優さんの熱演

なんだろう、原作をやってたときに脳内にあった音声わりとそのまんま。ことと次第によってはそれ以上。メンツからして原作をやってた声優さんも多かろうし、ストレイボウに至っては本人登場だ。このあたりにも並々ならぬこだわりが見える。SF編や西部編はキャストの豪華さもあって「…この洋画吹き替えすげえな」という塩梅だったし、近未来編は「おいおいおい赤羽根くんをまんまの役柄で使ってるけどダイナミックプロ的に大丈夫なの!?」と思ってしまった。クンフー編はもう令和最新のジャッキー映画だ。…何かのコマンドを入れるとアキラの声が老師の声になるとかないよね。

システムの強化!

マップとか

移動時にレーダーが付いてどこに行けばいいかわかりやすくなってる。SF編では大変お世話になったし、キングマンモーがすごく探しやすくなった。

戦闘

・チェッカーバトルが大刷新。キャラの上部にカウンターが配置され、現在のHPとか行動順が非常にわかりやすくなった。
このため、うまいこと移動して敵に無駄行動させれば、なんとなれば行動させずに敵を倒すことも可能。体験版範囲で魔神龍之介を倒すのに重宝した。くわしくはおやつさんの動画で熟知せよ。この動画ほど今作のチェッカーバトルをわかりやすく解説しているものもない。

さらに、バランスが大改革。
時田さんの事前インタビューでの宣言通り、アキラが大幅な強化。超能力の威力や待機時間が大幅に減り、たしかにローキックだけの男ではなくなった。というかホーリーイメージが効果・範囲ともに凶悪。なんだ広範囲通打って。
高原は通打と浴びせ蹴りが弱体化か?と思われたが、やってる限りはそんなことはなかった。それどころか大激怒岩盤割りの待機時間が相当短くなったので開幕岩盤割りで敵集団を壊滅させる恐ろしい男になってしまった。
かなりの弱体化してしまったのがサンダウン。そもそも攻撃属性が2種類(銃弾と風)しかないし、原作で猛威を振るったハリケンショットは命中率がかなり悪くなってしまった。代わりにフォースショット(だったっけ?)とかが反撃不能技になってるので後半のめんどくさいロボ(具体的にはピスタチオ)の処理には最適。
他のメンツはそれほど使い勝手は変わってない。

各章の感想など


原始編

緒方司令のポゴがあまりにポゴ。ついでにあんげんさんのゴリがあまりにゴリ。(以下あまりに~~の繰り返し)最初のすみかでのアイテム獲得のミニゲームがとてもやりやすくなってることに大喝采。…あの画面で全員に話しかけるとかやりたくない…。
キングマンモーの位置がすごくわかりやすくなってたり、モノな石を取るときにカウントしやすくなってるのもグッド。

幕末編

体験版でLV15まで上げた暇人は私です。ついでに魔神龍ノ介を倒したのも私です。岩間さまはどうしても石になってくれなかったので本編で囚われの男が仲間になるまで待ちました。若本さんの怪演がすごい。

西部編

大塚明夫さんのサンダウンがあまりに以下略。古川登志夫さんのマッドがあまりに以下略。罠仕掛けターンのときにタイマーが見えるようになったので必要以上に焦ることがなくなった。
O・ディオのガトリング砲が横にも飛ぶようになったのでうかつにマッドが犠牲になった…これが28年間の進化というものか。

現代編

関智一さんを格闘家役とか完全にドモンじゃないですか。というか戦闘時のセリフ、とくに「見切った!」とかそのまんま。…なんなら技名とか叫んでもらえばよかった気はした。

功夫編

…これはなんですか。令和最新のジャッキー映画ですか本当に。あげくサモハンの中の人まで呼んでくるとかどんな大盤振る舞いっぷりですか。強いて言うならユンピョウの中の人も呼んでほしかったけれど。とはいえうえしゃまのレイも全く負けていない。
「サモ、ユン!見てなよ!」のあたりで大号泣。
オディワンリーの技名が一部変わってたけど、なんかまずいところあったのかね。

SF編

これもまた、どこのSFホラー映画ですか、というキャスティング。メインの乗組員たちも解釈一致だが、とくにダース伍長が完全にハマっている。
ベヒーモスが田村由美先生のデザイン通り、美しくそして恐ろしい姿になってて驚愕。こんなのに襲われたらそりゃ即死する。
あとOD-10さん、キレてるのはわかったのでローディング画面を乗っ取らないでください。ガチで怖いです。

近未来編

もうね、OPで滂沱の涙を流しながら「GoGo!ブリキ大王!」熱唱ですよ。
そしてそのままのテンションで駆け抜けたという。ブリキ大王起動から最後まで常に京極さんっ面で「なんちゅうもんを…なんちゅうもんを作ってくれたんや…」と画面を拝みながらプレイしていたことよ。だってあなた「男無法松、死んだりしねえ!」ですよ。「行くぜ日暮里へ…」ですよ。「男アキラ、無理を通して見せる!」ですよ。「そうだろ、松!」ですよ。この辺フルボイスですよあなた。おまけにバトル時は「ハロゲン!レー!ザー!」ですよ。「バベルノン!キーーーック!」ですよ。土下座以外にどうしろっていうんですか。最終編に装備してるアイテムだけじゃなくて持ってるアイテムぜんぶ持ち越せることがわかってたならいろいろ量産したのに、というところが反省点か。


中世編

ゲーム本編は原作とさほどの変化なし。しかし…しズマさんの怪演がものすごすぎる…。「あの世で俺にわび続けろ!」もさることながら、バトル時のボイスも狂気にあふれていて実にストレイボウ。しかもこのとき、ストレイボウは原作と違いオディオの赤いオーラに包まれていて取り返しの付かないことになってるっぽさがすごい。そのあとのアリシア姫の狂乱っぷりも、オルステッドの嘆きっぷりもしかり。声がついたことならではすぎて震えるしかできなかった。
ふと思ったんだけど、偽の魔王にオディオの赤いオーラがついていないことはさることながら、光属性に耐性あって悪属性弱点っていうのはなんか示唆するものを感じないでもない。神官ウラヌスの使う技が光属性で、魔王がそれに対して耐性があるっていうことは、じつはこいつ神側に属するモンスターなんじゃないのか?それで、定期的に魔王を作って別の世界から悪意のオーラを集めさせてるんじゃないのか、とかと思ったりした。生み出された魔王がルクレチア世界に悪意のオーラを集めるおかげで他の世界は平和でいられる、みたいな。そう考えると魔王山に各世界のオディオの造があったことも納得がいくかもしれない。

最終編

このあたりも、ゲーム本編とは原作とさほど変わりなし。ただねえ…
鍵のダンジョンの影の出現率はなんとかならなかったのか
逃げた回数カウンターはあってよかったんじゃないの。おかげでデスプロフェットとあと何回で戦えるかわからずちょっといらいらした。
ラストバトル後のさらにラストバトル後…に、本当に最後の戦いが追加されている。なるほどこの演出はリメイクならではだ!これだよこれ、こういうのが見たかったんだよ!と拍手喝采。

こんなところだろうか。リメイクかくあるべし、という大傑作。今後SFCあたりのゲームのリメイクはこれが基準になる気がするから、だいぶハードル上がったなという印象。どうも次はドラクエ3がくるっぽいが、果たして…?

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