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昨年の今日、釧網線 「網走行き」

朝、寝床の中で開けたスマホに「釧網線が運休」とのアナウンスが出ている。
昨年だったら帰省前日移動日だったからどうしたのだろう?
と・・・、去年の事が昨日の投稿にも続いて思い起こすこととなった。
昨年の今日、4月から勤めさせてもらった職場から年末年始休暇で初帰省することになった。大学寮生活以来のわくわく帰省気分だった。
実際は、27日のフライトなのだが運休に用心して前日に網走に移動して宿泊することにしたのだ。天候不順予報によっての鉄道の運休による立ち往生という痛い経験を夏頃にさせてもらったので
「そうだぁ…、そうしなさい…。」
と許可をもらった。

最寄り駅ホームで11月まで週休日毎に活躍したロードバイクの輪行袋を置いてJRを待っていると数名の観光客風乗車客が現れ、そのうちのご夫婦らしき方が
「こちらの方ですか?」
と声を掛けてこられた。
着てるものからして普段着っぽいからか?
ちょっと嬉しかったりした・・・。
「冬用の自転車ですか?」
その方曰く
「神奈川から来ました。静かでいい所ですねぇ・・・。」
「出来れば、ここに住みたいわ・・・。」
ちょうど、綺麗な霧氷が見れた朝だったかと・・・。
いつだか、通りで宿舎の本館別館を迷っていた方は
「名古屋から今日着きました。明日、帰らなきゃ行けないんですけど・・・今度は、ゆっくり来ます。」
この小さな寂れた温泉町はそういう人気なのだと自分の嗜好を含めて改めて思う。

その日の釧網線は、時間通りに運行されていて斜里駅では随分と乗車があり、デッキにまで溢れた。そのデッキ組は部活ジャージを着た男子高校生・・・、中に入った女子高生組に配慮しているのかな・・・?そのうちの一人はデッキの厚み出っ張りにちょこんとお尻を乗せ掛けている・・・慣れてるようだ。
デッキからの客室入口ドアがカーブや揺れの度に開いてしまうのだが、その閉め方も私から代わってくれて有難い青年です。

列車の窓ガラスは曇ってしまって斜里岳も知床連山も観ることは出来なかったのは残念。
もっとも、これだけ混んでいたら見えもしませんが・・・。
端っこ席の私の隣に座った前後両手荷物一杯のお洒落した女性が切符を足元に落としているのだか気付いて居ないようだ・・・。
さて、どうしたもんだか・・・、
何故、気づいたのか?って・・・、
満員列車の中では目を瞑っている人、
ものを読んでいる人、
下を向いている人、
前の御方のお腹辺りを見ている人
のどれかですかね・・・。
冬の釧網線の足元は晴れの日であっても濡れていますしね・・・。










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