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陽楽の森の竹切物語 1月22日(土)30日(日) 西田辺部屋

こんにちは、西田辺部屋の佐々木です。まだまだ寒い日が続きますね、大寒を過ぎて冬本番という感じでしょうか。

長引く冬の寒さに体調を崩しやすくなる時期でもありますね、頭ではこの冬の寒さにも慣れた慣れたと思っているのですが、体には少しずつ疲れがたまっているのかも知れません。

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今日はそんな冬の陽楽の森で寒さに負けずに行った竹の間伐作業の様子をお伝えします。

陽楽の森に限らず日本の山林には竹がいっぱい生えていますね、私たちにとってもすごく身近な植物でもありますが、放っておくとあっという間にうわぁっと成長して、周辺の環境を圧迫していきます。

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竹に限らず、山林というものは適度に人の手を加えていないと健康な状態が保てません。放置された山林は生態系がおかしくなり、獣害を生み、斜面が崩れやすくなり、人の暮らしにもさまざまな負の影響が及びます。

ここに生えている竹は、陽楽の森所有者の谷さんから、バシバシ切り倒して、見晴らしを良くして欲しいと許可をいただきましたので、みんなで切り倒していきます。

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バンバン切り倒しては行くのですが、あちこちでメンバーが無秩序に切り倒す事はありません。一人ずつ取り組み、他のメンバーはその間一人の竹を切る様子を見守ります。竹を切り倒す作業は見た目以上に危険を伴う作業です。

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のこぎりの刃を入れていけばいつかは倒れますが、どちらの方向に切り倒すか予め考えておかないと自分だけでなく周りにいる人も危険にさらされてしまいます。

それでも始めに考えた方向とは少し違う方向に倒れて行くこともあります。途中で木や他の竹に引っ掛かって止まってしまう場合もあります。

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そして何よりも竹という植物もとても重さがあります。中が空洞になっているのでそれほどでも?と思うのですが、実際に持ってみるとかなりの重量があり、これが何かの間違いででも倒れる時に身体に当たってしまうと大きな事故に繋がりかねません。

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だからこの作業を行う時は私たちスタッフも大変な緊張感を持って作業に取り組みますし、その緊張感と危機感は一緒の場にいる子ども達にも伝わると考えています。

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今の時代に生きる子ども達にとって竹を一本、のこぎりで切り倒せたからと言って何になるのかと言われるかも知れませんが、リスクに向き合い緊張感を持って大きな自然物に向き合えた経験はきっと貴重な経験となる事を願っています。

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