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02環境リンクスのデッキ構築(基礎)

はじめに

02環境リンクスにおける基本的なデッキの組み方をというか、デッキを組むうえでいつも意識していること語っていきます。
たぬき杯の時にちらっと書いたものの整理版ですね。

タヌキューンさんのリンクス夏期講習にあんまり参加できなかったので自由研究的な感じで。やろうと思ってたけど、もう10月も末よ。

※この記事はスマホ・PCゲーム「遊戯王デュエルリンクス」内で行われている「02環境リンクス」という2002年5月までのカードプールで遊ぶローカルルールについての記事です。
「02環境リンクス」の詳細については発案者であるニコツさんのブログを参照してください。
Twitterで「#02環境リンクス」というタグを検索すると、デッキ情報などがたくさん出てきます。たくさん出てくるように努力してます。また、ルーム開催情報などもたくさんでてきます。ぜひ検索してみてください。

ここでいうデッキ構築とは

このnoteで説明しているデッキ構築は
「いつも開かれている02環境リンクスルームでそこそこ通用する」
くらいのレベルで、新しいデッキを作りたくなったときの目安にしているものです。
また、「基礎」なので解説がスタンダードデッキの組み方に寄せてあります。

手札事故防止の3か条(堀太郎メソッド)

ここで紹介するのは初手が悪すぎて何もできずに負けてしまう、いわゆる「手札事故」を起こさないためのデッキ枚数の心得です。(初手にグレイモヤ3枚や初手4枚全モンスターはこの場合の手札事故には含まれません)
デッキのバランスを下記3点気を付けるだけで、事故の確率をグンと下げられます。
ちなみに下記の3点は、「如月杯」という02環境リンクスの大会の第1回優勝者である堀太郎EXさんが提唱したことから、一部の方から堀太郎メソッドと呼ばれています。
①20枚ぴったりにする
基本的には20枚デッキが一番強いです。遊戯王は同名カードは3枚までしか入れられないので、引きたいカードをドローできる確率を上げるには分母であるデッキ枚数を最小にすることが大事になります。
②(通常召喚可能な)下級モンスター最低8枚以上
20枚デッキで初手4枚の場合、下級モンスター1枚以上引く確率
・下級8枚:約89.8%
・下級9枚:約93.2%
・下級10枚:約95.7%
20枚デッキで初手4枚+1ドローの場合、下級モンスター2枚以上引く確率
・下級8枚:約69.3%
・下級9枚:約77.9%
・下級10枚:約84.9%
上記の通りの確率なので、下級モンスターを10枚入れておけば初めの1体除去されても後続が出てきてくれるはずなので少し安心ですね。
ちなみに私は初手に下級モンスターだけが4枚来ても手札事故とは考えていません。決闘開始時に優位になることは難しいかもしれませんが、後続のモンスターを出し続けられるので、魔法・罠のみの状況よりは安定すると考えています。
③1枚で攻撃を防げるカード(防御札)を12枚以上
防御札とは
・下級モンスター、アポピスの化身などの壁になるモンスターカード
・イタクァの暴風、一族の掟などの1枚だけで攻撃を防げるカード
・クリボー、ホーリージャベリン等のダメージをやり過ごせるカード
などの、「1枚あれば相手1体から殴られても死なないカード」の総称です。
例えば20枚デッキ中、防御札12枚、先行初手4枚の場合、
・防御札を1枚以上引く確率:約98.6%
・防御札を2枚以上引く確率:約84.7%
つまり、1ターン目に直接攻撃を食らっていきなり窮地に立つ確率を約1.4%まで下げられます。(もちろん除去されることもあるんですけどね)

下の2つは堀太郎メソッドを参考にして作ったデッキ。
イグザリオンとゴブ凸はどのデッキに入れても仕事します。
何が初心者向けかと言うと、ドリームチケットSRUR2枚ずつとミニパック、カードトレーダー、LvUp報酬で集まるカードで組んでるところです。

「コスト」は使い切ろう、コスト0の強カードを探そう

02環境リンクスでは、強いカードを制限してデッキに多様性を持たせることを目的として定められた「ニコツ式デッキキャパシティ」(通称デッキキャパ、ニコツキャパ)というルールがあります。
特定の強カードに1~3までの「コスト」をかけており、通常のルームではデッキ内のコストの合計が10以下になるように調整することになります。
コストがかかっているカードは基本的には強いカードなので、ほとんどの場合、入れられるだけ入れた方が強くなります。
以前開催した「団結の力杯」という大会では(この大会のnote書いてないな)、対戦相手とのデッキキャパに差がある状態で戦うことがありました(コスト2vsコスト8など)。大会全体でみると、約83%の試合でコストが大きい方のプレイヤーが勝利しました。コスト差をひっくり返して勝った試合も、そのほとんどがコスト差2以内での金星であり、ニコツキャパの大切さを痛感した大会でした。
そして逆説的には「全員がコスト10を使いきる前提であるならば、コスト0の強カードをいかに使いこなすかが勝利のカギである」とも言えるのです。
コスト0のカード限定のハイランダー大会「たぬき杯」のnoteで取り上げてますのでそちらも参考に。

対策すべきカード

02環境リンクスでよく使用されるカードのうち、下記のカードはデッキによっては突破できなくなる可能性があります。デッキの弱点は少ない方がいいので意識して対策しましょう。

○サイコショッカー
・除去カード(死者への手向けなど)、2400以上の打点(ものまね幻想師など)
・サイコショッカーと死者への供物を組み合わせるのがトレンドなので、できれば魔法で倒すかリバースモンスター(人喰い虫とか)がいいかも

○仮面魔獣デスガーディウス(遺言の仮面)、ダークネクロフィア
・自分の場に表側モンスターがいない状態で倒す
・奪われてもいいカードしかない状態で倒す
・装備カードを破壊できる状況で倒す

○サクリファイス
・戦闘破壊に一回耐性があるので、効果破壊か装備カード破壊が有効
・効果を使われるとモンスター除去と同等なので、できれば特殊召喚成功時に対応する。死者への供物、つり天井、迎撃準備など。

○翻弄するエルフの剣士+装備カード
・基本的には効果破壊で対応

○生贄封じの仮面
・上級ビートデッキを組むなら対策必須
・砂塵の大竜巻が一番確実

○DNA改造手術+サイファースカウター
・DNA改造手術を破壊か無効化する。砂塵の大竜巻、サイコショッカーなど。
・サイファースカウターを狙って効果破壊する

○総合して
・ほとんどのロックに対応できる砂塵の大竜巻と死者への供物はめっちゃ有能
・コストカードの対策はコストカードになりがち

それぞれの詳しい対策法は別のnoteに書きます。多分。いつか。どこかで。だれかが。

積極的に採用したいカード

○モンスター除去
○バック除去
ここの有用性は言わずもがな。「対策すべきカード」の項にもあるように。

○場持ちの良いカード(固いカード)
簡単には場をがら空きにさせないカードのこと。ステータスが高いモンスター、リクルーター、マジックランプやXENOのような複数モンスターの攻撃に耐えられるカード、リバイバルスライムやドルドラのような自己蘇生モンスターなど。

○デッキ圧縮、サーチ
デッキは少ない方が強いカードが引ける確率が上がる。使いたいカードを手札にできるならもっと強い。場と手札が充実するに越したことはない。
クリッター・ウィッチや、リクルーターやドロー効果を持つカードなど。

○打点アップ(ダメステ発動可能が優秀)
力は全てを解決することもある。
相手のバトルフェイズにモンスターが破壊できれば、メイン2がないリンクスではめちゃ強い。02環境リンクスでは展開できる打点が2000前後に集まりやすいので、コンバットトリックが有効。サイコショッカーでもカウンターとれる突進にコストがついている理由がここにあります。

○表示形式変更
攻撃力が高くても、守備力なら超えられることが多々ある。意識的に取り入れていきたい。
イタクァの暴風、鎖付きブーメラン、水の精霊アクエリアなど

○逆転が狙えるカード
ずっと有利に進められればそれが一番いいが、不利な盤面をひっくり返せるカードは持っておきたい。
イタクァの暴風、つり天井、阿修羅、フォース、サクリファイス、時の魔術師、バーストブレスなど。

最後に

まぁいろいろ書きましたが、あくまで基礎ってことで。
強い人のデッキ参考にして、たくさんデッキ作って、たくさんデュエルするのが一番の上達方法ですね。
スキルについて全然書いてないわ。スタンダードならマインドスキャンが一番強いんじゃないっすかね。困ったら絆の力、ディステニードロー、スリカエ。
リンクスはスキルありきだから、スキル決めてからデッキ組んでもいいくらい。

参考になるかわからないけどデッキサンプル

デッキサンプルをいくつか。
堀太郎メソッドが守られているか、対策すべきカードに対策されているか、どういうデッキに強くてどういうデッキに弱いのか、その辺を考えながら眺めてください。

以上。

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