2024年ファルコンS(G3)予想

基本情報

中京芝1400m(Bコース)で行われる3歳限定重賞。
開催は1回3日目。
3/14時点での登録馬は17頭

レース分析

先週のフィリーズレビューと同じく、この先スプリント専門でやっていきそうな馬が集まるレース。世代のスプリント重賞が葵Sだけで、それも5月になってからと考えるとどうしてもそうなってしまう。その結果、まだ体の仕上がり切ってない3歳には厳しいハイペースが出来上がる。

2012-2023年のファルコンSの結果

上の表のとおり、基本的に前傾ラップ。最後2Fなんかはかなりしっかりとラップにブレーキがかかっており、先行馬が止まっているのがうかがえる

2012-2023年のファルコンSのラップ推移

加えて今年はシュトラウスが出てきた。ご存じの通り前走は抑えきれず逃げを打ってしまって大敗。それ自体は良いけど、まだ若くて競馬を覚えきっていないうちに逃げてしまうとその後も制御が効かなくなる恐れがある(去年はタッチウッドがそうだった)。それを見越して北村宏司騎手を起用してきた分下手に逃げることはないだろうけど、能力がある分先団に絡む形になる可能性が高い。そうなればさらに前半ペースアップして差し馬が台頭しやすくなる。

2012-2023の12年で逃げ馬が馬券に絡んだのは2021年のルークズネストだけ(そういってたら先週はフィリーズレビューのエトヴプレに逃げ切られたわけだが…)。金鯱賞を見る限り馬場は相変わらず内が使えるが、差しも決まって脚質的にはフラット。距離短縮組、内枠の差し馬から買いたい。ただし先行馬が垂れてくるから捌かないといけない点は考慮しつつ。あとはマイルくらいまで距離を伸ばしても大丈夫そうな血統から。

前走の内容から一番高く評価したいのがロジリオン。クロッカスSは開幕日の府中Dコース初日という内が絶好に使える条件だったが、2番手から内で11.3-11.2-11.3で粘ったオーキッドロマンスをギリギリ差している。着差こそわずかだけど馬場を考えるといい脚を使えている点は評価したい。きょうだいは2000mで走れてるから、この馬ももうちょっと伸ばしていいんじゃないかな。枠がちょっと内すぎるのは先週のコラソンビートを思い出す。外にフェンダー、サトミノキラリ、クリスアーサーと前に行けそうなメンツが固まってる分、最後垂れて巻き込まれる可能性は頭に入れたい。

同じレースからエイムフォーエースも上げたい。船橋で走れている分タフな流れには慣れているはずだし、たまにダート馬が走れるラップになるこの舞台は適性では。ただ中京は府中よりもちょっと癖があって、そこを本田騎手がどれだけエスコートできるか。走りやすい枠だとは思うので後ろでじっくり構えたらワンチャン。

逆にオーキッドロマンスは下げる。京王杯もクロッカスSも距離的にかなりギリギリな感じを出しているので短縮待ちかな。ダノンマッキンリーは前走の力んだ感じを見るとまだ難しい。走られたら仕方ないと割り切る。

キャプテンネキは重馬場とはいえりんどう賞の数字がいまいち。これで末脚使えるならアリだったんだけど現状様子見。これならまだナムラアトムの方が1勝クラスの11.7-11.4-11.3を差し切っている点で評価できる。ナムラクレアを考えるとこの馬も将来的にスプリンターな感じはするけど、姉も3歳のこの時期はフィリーズレビューで2着に来てるし、こういうラップに適性がある血統だとしたらハマる。ソンシも時計はいいので軸。万両賞がかなりの前傾ラップでファルコンSに似てるから、適性はあるはず。

あと短縮組からサトミノキラリタイキヴァンクールも距離短縮はプラス。ただ外すぎるな。ちょっと良さが活きない。エンヤラヴフェイスは周りを気にしてしまうタイプなのでブリンカーつけて出てくるのはいい。ヒモ。

問題はシュトラウス。距離延長で前に行けそうなクリスアーサーやこの距離でも好位でやれるオーキッドロマンスに挟まれて、前の馬に絡みやすそうな枠。能力はあるんだけどなぁ…。馬券的には残る線もあると考えておきたいが返し馬の気配まで見て判断かな。

買い目
馬連
1,3,9

ワイド
12,13-1,9

パドックで絞って7点


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