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子どもの話

子どもとの幸せな記憶を残したくて、今まで何回かnoteに記録をつけている。どこに出かけたとか、こんな発言が可愛かったとか、生活のいい面を書き出したものが多かったように思う。

4月から、色々なことが重なり、子どもを育てることの大変さを実感している。子どもは可愛いのに、どうしても大変なことが前面に出てきてしまって、本当に子どもを愛せているのかわからない。

将来、今この時期について振り返ったとき、反省すべき点ばかりで苦しくなると思うので、大変さの中にある、子どもについての可愛さや成長の記録を残したいと思う。

上の子について


一年半前から始めたプールの影響か、ガリガリだった体型が、筋肉質になってきた。下の子と体の大きさは変わらないものの、体つきがしっかりしていて、以前とは違う安心感がある。本人曰く、クロールで25メートル泳げるようになったらしい。「プールの授業で泳げないから、泳げるようになりたい」と始めたので、親のいないところで、できることが増えていくのは大変喜ばしい。

毎週ある漢字のテストについて、成績が良くなかったので土日に勉強を始めたところ、100点を取ることが増えた。宿題だから漢字ドリルを写すのではなく、覚えるために書くことを理解したようで、こちらが細かく言わなくても自然とできるようになっている。

毎日、学校について話してくれる。今日何で遊んだ、友だちの誰それがこんなことを言っていた、授業でこんなことを習った、お昼の放送でこんなことを言っていた。私自身、親には自分のことをあまり話さない性格だったので、親にオープンに話してくれるのは、とても嬉しい。彼女が学校生活の中で、嬉しかったり、悲しかったり、その気持ちをどう対処していいかわからなかったり、それを共有してくれるのは、親としてはありがたいことだと思う。

お友だちと約束して、遊ぶようになった。小学校に入学する前後にコロナが流行り出したので、放課後友だちと遊ぶことがほとんどなかった。ここ最近は、友だちと約束して、遊びに行くことが増えた。子どもから学校生活について聞いているものの、実際の交友関係についてはわからないので、遊ぶ約束ができる友だちがいて、さらに帰ってきてから楽しそうに話してくれるのは安心する。

下の子について

ビックリするほど頭がいい。繰り下がりの引き算を習った2〜3週間後には、頭の中で引き算ができるようになっていた。私は引き算が苦手なので…もう私の頭なんぞ抜かしているのだと思う。ボードゲームを一緒にやっても、何かしら考えてプレイするらしく、感心する。

絵本の読み聞かせが好き。夜寝る前に、布団の上で絵本を読むが、じっと聞いている。感受性が高いのか、「おれはティラノサウルスだ」などを読むと、ちょっと泣いたりしている。最近のお気に入りは「かちかち山」で、上の子は物語がたくさん入った本の中から、その日何を読むのか選んでいる。

サッカーが上手になった。一年前に習い始めたサッカー。最初は試合に飽きて「いつ終わるのか」と相手チームの人に聞いてたくらいなのに、最近はディフェンスをやるようになった。(サッカーに詳しくないので、あれが本当にディフェンスなのかはわからない)。ボールを持っている人を邪魔して、その足取りがサッカーをやっている人みたい(?)なので、成長したことが本当に嬉しい。

言語能力が高くなった。会話の中で質問をしたとして、その答えが的確に返ってくる。自分の中にある言葉では、直接表現できない事柄も、知っている言葉で表現することができる。例えは思いつかないけど、子ども向けな言葉を使わなくても理解できる。ここ数ヶ月で、だいぶ成長したと思う。

姉弟仲について

基本的に仲はいいと思う。ただし、ゲームのこととなると喧嘩が多い。たまにオモチャで遊ばせると、空想の世界を共有して、二人で仲良く遊んでいる。車でお出かけするときには、他の車を架空の敵にして、スパイごっこのようなことをしている。このまま、大人になっても仲のいい二人でいてほしい。

本当に生活に余裕がない。正直、仕事をしていても頭の中に子育ての不安があり、まだ状況が落ち着いていないこともあり常に頭の中がいっぱいになっている。
おそらくしばらくはこの状態が続くだろうし、子育てについても余裕はないだろう。

今でさえ「もっとこうしておけば」と思うのだから、数ヶ月先、数年先ならば、今この時期の子どもたちと真摯に向かい合えない自分を責めるだろう。

子育てについて最大限の力を出し、不安を抱えながらも子どもたちは自分の力で成長している。どうか、未来の私が自分を責めるばかりでなく、不安の中にある子どもの可愛さを思い出せますように。

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