見出し画像

餃子

大きいフライパンにギッシリと並べた冷凍餃子。その隣、小さいフライパンにこれまたギッシリと並べた冷凍餃子。
「おれの出番はないのか」とシンク下の収納棚に待機しているのは、どう頑張ってもコゲついてしまう大きくて古いフライパン。
実はどこかにあるホットプレート。こいつさえいれば、大きいフライパンとそのまた大きいフライパンに並べるくらいの冷凍餃子を、一気に焼けるのではと思っている。探す手間を惜しんで、いつまでも探してもらえないホットプレート。
「実は私でも冷凍餃子を焼くことができるのですよ」と言うのは、コンロ横に立てかけてあるサンドイッチメーカー。どう頑張っても、8コの冷凍餃子しか並べられそうにないので、いつまでも声がかからない。

餃子たちよ、コゲ目をつけて美味しくなれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?