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渾沌ゴア・マガラの狩猟笛、グリーorテラーの強みとその活かし方について

今回は大型アプデで新しく追加された渾沌ゴア・マガラの狩猟笛、『グリーorテラー』について書こうと思います。
この笛は一見癖が強く見えて敬遠する方も多いと思うのですが、スキル構成次第では龍属性の中でかなり強い部類になれる笛で、しかも旋律の構成上で他の龍属性狩猟笛に比べてお手軽に立ち回れるというメリットがあると考えています。
なので「使ってみたいけど面倒くさそうだな…」とか「狂竜症克服前は固定でマイナス会心を引く可能性がある以上、安定感がなくて強いと思えない」という方こそ読んでいただけて、是非グリーorテラーを使ってみるきっかけになると嬉しいです。

まず本題に入る前に、サラッとですがグリーorテラーの最大の特性である、2つの会心率について触れようと思います。
グリーorテラー(渾沌ゴア・マガラの武器は全部ですが)は素で15%の会心率と-30%の会心率を持っています。
これはどういうことかというと

固定で付いた-30%を含めた現状の会心率の中から会心を抽選してダメージを出す。

ということです。
グリーorテラーで打撃攻撃を当てた時=-30%の会心率を抽選➝残り70%の中で持ち前の会心率から会心を抽選➝マイナス会心or会心なしor会心込みのダメージの3択の結果が出る

という形ですね。

「え?じゃあ会心率を130%以上にすれば会心率100%になるってこと?」
と思う方も居ると思うのですが、あくまでマイナス30%の会心の抽選は固定です。
なのでこの武器でどれだけ会心率を上げても70%を超えることはなく、-30%の抽選も逃れられません。
(念の為自分も見切りや弱特、渾身などを重ねて会心率をオーバーにして試してみたのですがどうにもマイナス会心は出てしまいました。ここはやはり固定のようですね)

「じゃあマイナス会心率を引く可能性が30%ある以上、ダメージの下ブレが気になって使えないな」
という方も居ると思うのですが、ここにもうひとつこの武器の仕掛けがありまして

狂竜症を克服状態時のみ-30%会心率抽選はなくなり、+30%の会心率が素の会心率に加算される。

という恩恵もあります。
これ故に狂竜症【蝕】で克服した時の会心率のメリットは絶大で狂竜症【蝕】レベル1でも、グリーorテラーの狂竜症克服の恩恵+30%と狂竜症【蝕】克服の恩恵20%が加算されてなんと50%も会心率が加算されます。
素の会心率が15%なので加算すれば65%、これなら見切りや弱点特攻を無理やり引き上げなくても100%に近い会心率を担保出来るはずです。

では、ここからはこれらをふまえた上で自分なりのグリーorテラーのスキルの組み方と立ち回りについて書きたいと思います。
(武器の特性が複雑で、ここまでが前置きというのが辛いところですが、ここからが本題なのでもう少しお付き合い願えたらと思います)

この笛の強みを活かそうと思って、仮想ライバルとしてチラつくのは、なんと言っても龍属性狩猟笛のバルファルク笛だと思います。


旋律も基本性能も揺らぎなく強いバルファルク笛


長い白ゲージ、属性攻撃力アップと攻撃&会心率UP旋律という攻撃的で優秀な旋律を揃え、龍属性も高い。
どうせ使うなら、劣化バルファルク笛になるのは避けたいところです。

バルファルク笛は紫ゲージにならない上に旋律が猛烈に強いせいか、攻撃力が控えめという欠点があります。
まあ、それでも龍属性狩猟笛としてめちゃくちゃ強いのですが…。

で、そんな激強なバルファルク笛に対抗する、我らがグリーorテラー狩猟笛のスペックです。

会心率の癖を除けば、基本的なスペックは高い

バルファルク笛に比べて攻撃力と武器スロットでは勝っていて、なおかつ匠を積めば紫ゲージに持って行けるという優位点があります。
属性値はややバルファルク笛に負けていますがそれでもきちんと高くて誤差の範囲かなと個人的には思えます。
旋律も体力回復【小】、攻撃力UP、聴覚保護【大】と使いやすいメンツです。
気になるのはやはり狂竜症を克服出来てない時の、ダメージの下ブレになりますね。


以上を踏まえて、自分はグリーorテラーはこんなスキル構成にしてみました。
(強調しますがあくまで私の一例でこのスキルが絶対強いとかこう組んでほしいとかでは無いので、「ドロシーはグリーorテラーをこんな感じで組んでるんだなあ」くらいに思ってくだされば嬉しいです)

旋律に体力回復【小】が付いていることが最大のこの笛の長所だと感じています。

これはこの笛に限った話では無いのですが、体力継続回復や体力回復の旋律がある狩猟笛は、伏魔や狂竜症【蝕】と非常に噛み合います。

共鳴音珠を置いて回復旋律を吹けばゴリゴリ減るダメージのリカバリーが出来るので、伏魔を躊躇なく採用出来るのですね。バルファルク笛だと伏魔運用は神経使う所も、この笛はあっさりとカバーしてくれます。
伏魔以外のスキルは攻撃と逆恨みを最大に上げて、当然狂竜症【蝕】を採用。克服時には90%の会心率を確保出来るようになるので超会心も入れておきました。
「いや、でもこれだとマイナス会心時の下ブレのダメージが辛くない?」と思う方もいるかもですが、そこも狩猟笛ならではの補い方があります。

「狩猟笛の音波攻撃系に会心は乗らない」のを逆手に取る。

ということです。
 
狂竜症克服まで音波攻撃を絡めたコンボ中心で立ち回り、狂竜症克服時は高い会心率を利用して高火力確定の打撃を積極的に絡めて戦う作戦です。

傀異討究レベル141のリオレウス相手に、試してみました。

使ってみるとやはり体力回復【小】のおかげで被弾や伏魔のデメリットをリカバリーしてくれる上に、聴覚保護【大】が便利で吠えてても躊躇なくぶん殴れるので、狂竜症克服がめちゃくちゃ楽。
伏魔なのに割と被弾しつつ立ち回ってても、共鳴音珠さえ置いてしまえば旋律中心で攻防一体で立ち回れるのが大きいと感じました。
スキルでは4積むのは重いのですが、旋律であると聴覚保護【大】は本当に便利ですね。

狂竜症克服後は高威力の打撃中心に切り替えて、押せ押せで叩きます。

狂竜症克服後の叩きつけ2発目のダメージ


リザルト

被弾もたくさんしましたが、回復旋律のおかげで回復薬や秘薬をがぶ飲みすることもなくスムーズに狩れたと思います。
もっと上手な人なら、7分切りも十分に狙えそうかな。

マルチでも体力回復【小】や聴覚保護【大】はわかりやすい恩恵として働くので十二分に機能しますし、狂竜症克服前と克服後に違った意識で戦えるのがとても新鮮で楽しかったので、結構お気に入りの狩猟笛になりました。

もし読んでくだった方が「グリーorテラーって新武器で使ってみたいけど、会心率が面倒くさそう!!」と思っていたのを、少しでも「グリーorテラー、使ってみようかな?」と思っていただければ嬉しいです。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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