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鉄拳初中級者向け「新3すくみ」とは?

こんばんは、シャオユウ虫捕りおじさんことどりでんです。今回は鉄拳初中級者向けの記事として「新3すくみ」というキャッチーなタイトルで色々書いていこうと思います。例によって長文おじさんなので心して読んでほしい。

1.鉄拳の旧3すくみについて

所謂鉄拳の3すくみってあるじゃないですか「置き技>スカ確(ガード)>2択>置き技>スカ確(ガード)>…」みたいなやつ。あれ、読み合いの言語化としては正しいんだけど

難しくないですか????

実際問題3すくみを考えながら戦えている人は割と少なくて、僕みたいな老人は若者をボコった後に「さっきのはファジーガードしつつ2択が来るタイミングでだけ置き技打ってるから云々かんぬんスカシがどうのこうの」とかしたり顔で若者を殴りつけているのですが、実は理由なんか後付でマウント取ってるだけ+実はテキトーにパナしてましたみたいな社会の闇があったりします。要はメガネクイクイ後付け理論武装に使われています。初中級者は気をつけてください。これが大人のやり方です。

話が逸れました、初中級者向けと題したもののぶっちゃけ僕の周りの鉄拳王なり鉄拳神でもきちんと3すくみをまわせていないように思えます。というか

3すくみで読み合いを回そうとするのを今すぐやめろ!

これが今日の本題となります。

2.読み合いを回すということ

3すくみを覚えたての人達はやたらと読み合いを回そうとします。でも少し考えてみてほしい。読み合いって何で回す必要があるのか。先に答えを書いておくと相手の選択肢を先回って勝つためなんですよ。例えば相手がココでスカを狙うのを読んで2択!とか2択を抑制するために置き技とかね。ただ、選択肢を「先回る」ワケですからとても大事なことがあります。

「自分と相手の選択肢」全部理解できていますか?

急にハードルが上がったのがおわかりかと思います。コレって程度の大小はあれどキャラの知識が必要となるので結構難しいんです。特に3D格ゲーの鉄拳は技も多いしね。いや、選択肢を全部知らなくても読み合いは回せるよという意見もあろうかと思います。それはそう。読み合いを回すことは出来る。でもそもそもなんで3すくみなるものに頼らないといけないんだっけってところに戻ってみる。

安定して勝ちたいから

じゃないんですか。回せるは回せるけど安定して勝つには結局のところ試行回数なり技に対する知識なり経験値がガッツリ必要になってくると。それが単純に初中級者には難しいよね。

3.新3すくみと旧3すくみ

ぶっちゃけ新3すくみは旧3すくみと仕組みは何一つ変わりません。新とか言ってますけど内容は3すくみへの向き合い方の話で新要素はありません。真面目ぶって読み合いを回そうとしているみなさんはこうでもしないと記事を読んでくれません。観念しろ。さて、今日からあなた達がまわしていくのは「読み合い」ではなくて「行動」となります。リピートアフターミー

「読み合い」を無視!
「行動」を回す!

いい感じに意識が昂ぶってきたかと思います。そもそも3すくみなるものを持ち出している時点でみなさんの真面目ぶり指数は高いかと思われるのですが、読み合いを回そうとしているあなた達に正直に答えてほしい事があります。

  • ぶっちゃけ、必死になってボタン押すので精一杯なんじゃないですか?

  • 試合中に次の選択肢を考える心の余裕本当にありますか?

  • 本当に考えて出せた選択肢、試合中に何回あったのでしょうか。

ドキッとした方、いらっしゃるのではないでしょうか。本当に読み合いが起きているのって実は1試合のうち1~2回ぐらいだったりしない?とか1試合に1~2回にしか訪れない刹那のチャンス、モノにできてるの?とかそもそも相手の虫(シャオユウ)は本当に考えて技出してるんでしょうか…。

虫と会話するの難しくないですか????

魔女と宅急便のキキも最後はジジの声が聞こえなくなってしまいましたが、それが大人になるということ。みんなもいい加減大人になって欲しい。虫とコミュニケーションが取れるのは同じ虫だけなんですけど…ってところ気づいてほしい。そこで新3すくみとやらの登場となるワケですね。では行動を回すっていうのはどういうことでしょうか。ここから解説していきます。

4.いいから黙ってバトルえんぴつをやれ

新3すくみどこに行ったんだという話が聞こえてきそうですが、まずは俺を信じてくれ。お前だけの「バトルえんぴつ」を作れ、そして転がせ。これが最初のミッション。自分の選択肢って何か考えてみよう。

最近は鬼滅の刃の血風激闘えんぴつなるものも…

バトえんをご存知ない…?6角形のえんぴつそれぞれの面に行動が書いてあって転がして遊ぶ半分おもちゃみたいなえんぴつです。僕たちがキッズの頃は休み時間にドラクエのバトえんを転がしまくっていました。今からでも遅くないのでバトえんデビューをおすすめします。知らないならもうサイコロでもなんでもいいです。ルーレットでもいい。好きにしろ。俺は我妻善逸で行く。

さて、君だけのバトルえんぴつですが少しだけ3すくみなるものを意識して選択肢を書き込んでみましょう。内容はなんでもいいです。我妻善逸(ポール使い)のバトえんはコレだ!

1.(置き)右アッパー
2.(置き)ライトゥー
3.(スカ)横移動
4.(スカ)バックダッシュ
5.(2択)崩拳
6.(2択)竜王霹靂掌

普通過ぎて真顔になりかけましたが最初はこんなもんでいいです。新3すくみの最初のミッションはとにかくえんぴつを転がして技を出してみることです。相手がどうとか気にせずに転がしましょう。

コロコロ…
うおおお(竜王)霹靂(掌)一閃んん!!!

ここに相手がどうだとかは存在しません。自分一人の世界です。読み合いを回そうとするあまりえんぴつ自体を転がせていない人が多いです。まずは転がすことが先決。

読み合いをせずにえんぴつを転がすのは運ゲーじゃん!という方もいると思います。言いたいことはわかります。でも待ってください、ちゃんと3すくみ自体は1~6の中で成立してますよね。じゃんけんだって何も考えずにパーを出しても3すくみは成立しているんです。つまり、3すくみになっているのであればいちいち考えなくていいからえんぴつを転がして良いということになります。貴方が1試合でまじめぶって崇高な読み合いを1、2回やってる間に小学生は100回は転がしてます。

実はこのアホほど転がしまくるのが大事です。

5.転がしてわかること

さて、アホみたいにえんぴつコロコロしていると、全然勝てない相手や時期がいずれやってきます。やっぱり読み合いをしてないからなんじゃ…と思ったそこのあなた。違います。大抵の場合あなたが弱い訳ではありません。

バトルえんぴつが弱いんです
もう一度言います、あなたのバトルえんぴつがクソ雑魚ナメクジなだけです

バトえんの強さは転がして初めてわかるんです。上手く刺さらないなと思った選択肢を自由に書き換えていきましょう。よく負ける相手の選択肢に対して自分なりに勝てる選択肢を書いてみましょう。追加する選択肢に迷うなら上手い人の動画を見て、なんかよく使ってる技あるな…とかで書き込んでいけばOK。まずは選択肢が増えることが大事です。うまくいかなかったらまた書き換えれば良いんです。そうやって強い行動を覚えていきましょう。

また、3すくみのルールについては選択肢の勝ち負けの理由を後で考える為に使うのが良いです。相手の置きが多かったから2択に行って負けたんだなー、ぐらいのレベルで全然OK。じゃあ次はスカ確を増やそう!ってところでちゃんとバトえんにスカ確定で何をするかまで書き込めれば最高。

6.使用上の注意

さて、賢い皆さんはもうお気づきでしょう。もっとバトえんで勝つにはどうしたら良いか。

バトえんの種類を増やすのも一つの方法です。壁攻め用のバトえん、キャラ対策用のバトえん、身内用のバトえん…等。所謂コレが対応力だったりします。そして、選択肢は当然6個でなくてもよいわけです。1つのバトえんにいっぱいあったら最強!!!!!!

…となりがちなのですが、自分の許容量以上の種類や選択肢を増やしてはいけないということを覚えておいてください。自分が無意識に使い分けられる選択肢やバトえんの種類を正確に把握することが実際は上達の近道になります。

よく自分の動画を撮って反省しろ云々というアドバイスがありますが、どこを反省していいかわかんねえが???となると思います。そんな時は自分で決めたバトえんの種類や選択肢をどれだけ振り分けられているかというところに注目してみることで自分の筆箱のサイズを知るところから始めていきましょう。バトえんの種類も選択肢も詰め込み過ぎずに1個ずつ増やしていく事を心がけると良いかと思います。どうせ動画を見て他人に指摘された内容なんて後付けマウントばっかりだから気にすんなよな!

7.じゃあいつ読み合うの

さて、最初に読み合いなんてするなと書いてしまいましたが、実はもうある程度土壌は出来上がってきています。バトえんシステムで自分の選択肢についてはもうある程度理解もでき、使い分けができるようになった後の話となります。先に答えを書いてしまいますが

自分から読み合いを仕掛けるな、相手に勝手に読み合いをさせろ

ということです。選択肢をちりばめることが出来るようになってはじめて相手が(勝手に)読み合ってくれるようになってきます。いわゆる「付き合わせる」という状態なのですが、ここは相手の選択肢をあまり知らなくても出来る読み合いです。これが一番楽な勝ち方でこっちは鼻ほじりながらえんぴつコロコロしてるだけで良く、基本的に自分の選択肢に合わせて行動してくれるため読み易いことこの上ないですね。こういう超絶有利状況での読み合いなるものから手を出すといいかと思います。

よくわからんけど株とか仮想通貨とかと一緒なんじゃないかな。勝てるじゃんけんしかしたくないし、パチスロはモーニングである程度抜いたら換金時間までガン待ち決めるような気概が大事。勝った後に後付け解説マウントで死体蹴りが出来れば100億点で実はコレが最初に書いた大人のやり方ってヤツです。負けたらバトえんが弱いです。新しいバトえんを買いに行きましょう。

8.〆

さて、長くなりましたがえんぴつコロコロしながら相手に付きわせることを覚えましょうというのが今日のゴールでした。次の記事「お前ら今日からロックマンになれ」をいつか書くと思うのでその時にお会いしましょう。またね。


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