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凍った甲板で朝日を見てから10時間かけて移動し、量子重ね合わせ表現に思いを馳せた日

2024年2月3日(土曜日)

7時50分。今日は車で横浜まで移動。8時間の運転+休憩やWEB会議など合わせて10時間くらいの予定。朝のフェリー甲板は霜が凍っていた。寒い。

誰かが滑った跡がある
もちろんぼくも滑った

9時。家から持ってきたゆで卵のマヨネーズを和え(胡椒たっぷり)を、食パンに塗って食べる。おいしい。だいすき。斜めの朝日にすかしながら食べるとよりおいしい。メールのお返事など書く。

食べすぎてしまう

11時。淡々と走る。
青い空にスイスイとあっち向きやこっち向きの雲が流れている。空気は若干モヤがかかったような感じだが、湿気っぽくはない。葉を落とした落葉樹の淡い小豆色と、冬の常緑樹のくすんだ緑が山肌を覆っている。ところどころに見える暖色の岩。

もう少し遠い山は不思議と紫がかった色になる。東北の山はこのくらいの距離に見える時、もっと青みがかるような気がする。さらに遠く、山脈の切れ目に雪を被った山が点々と見える。美しいと思う。

12時。web会議。
14時。昨日発注した名刺にミスがある。サービスエリアでデータを直す。
17時。まだ明るい。日が伸びた。そういえば今日は節分。明日は立春。
18時。横浜到着。

運転の最中、コム斎さんの講談レコンギスタを聞く。むかし話「つるの恩返し」の中で、鶴が自分の羽を抜くためには鳥の体でなければならず、しかも同時に人間用のインターフェースである機織り機を使えている状態は、鶴と女が量子的に重ね合わされている状態を示している。ゆえに戸を開けて観測することが破壊的なんだ、という考察が面白かった。後半、クリエイティブな活動がなぜしんどいのかといえば、それは作業がしんどいのではなく、連続して可能性を収縮させ続ける精神活動がしんどいからだ、というくだりも良かった。神回。

ではまた明日!



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