ブルグミュラー5番 無邪気

こんばんは、ドレミです。 
今日は生徒さまからの質問にお答えする形で、ブルグミュラー5番「無邪気」の弾き方を解説していきます。    


9小節目からの青色の印の部分、「左手を抑えつつ、クレッシェンドをする方法」についてご質問をいただきました。 

この部分、4小節かけてクレッシェンドをしてpからfまで強くしていきます。 
クレッシェンドを意識すると、ついつい左手に力が入って強くなりがちです。  
左手の弾き方に工夫が必要になります。 
シ♭ドとラドの繰り返しで2,1,2,1,3,1,3,1の指で弾きます。 
この時、1の指は太く大きいので、意識をしないと「ボンッ」と強くなってしまします。 
1の指は重さをかけずに鍵盤に触れる程度で音を鳴らします。
高い位置から打鍵すると強い音が出るので、指の動きはできるだけ小さく。 
2と3の指も1の指ほどではないですが同じような意識が必要です。
1拍目のシ♭やラの音だけで流れを感じ、4小節間で「シーラーシーラー」と聞こえるようにします。 
シドシドど同じ音を繰り返すので、1拍目の音が聞こえると、自然と次の繰り返す音も耳に入ってきます。 
また、ドの音は4小節間ずっと続くので強くなると耳障りになります。 
ごくごく静かに弾く意識です。  
左手のクレッシェンドはあまりやりすぎるとうるさいので、「シーラーシーラー」のそれぞれの1拍目の音が少しずつ強くなるように弾く程度で十分です。  

次に右手。 「ドレミファソ、ファソラシド」とスケールになっています。
順次進行で2オクターブ上がっています。 
音が上がると自然とクレッシェンドになるように弾きますが、ここにはレッジェロと(軽やかに)書いています。 
クレッシェンドを意識して重くならないように注意して弾きます。  
この片手それぞれの意識をしっかりもって弾くのは難しいので片手ずつ練習をして慣れていきましょう!  私は左利きなので、以前は左手を弱く弾くのが苦手でした。 
つい強くなってバランスが悪くなってしまっていました。よーく聞いて「左手は鍵盤に触れるだけ」の練習を地道にしていくことで少しずつバランスの取れた演奏ができるようになります。 左手を静かに弾くことが苦手な方は、ぜひ意識してみてください。  #ブルグミュラー #無邪気 

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