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モザイクカケラと歌詞定期

始めに。


久しぶりにnoteを開きました。
今回はSpoon内で行われた企画でSunSet Swish様のモザイクカケラの歌詞定期なるものを作らせて頂いたので、そのご説明と解釈をどこかに残しておきたく、筆を取りました。(実際には携帯ですけどね。)

自己満足の世界ですので、悪しからず。
定期や実際の歌が聞きたいという方は以下リンクからどうぞ。
こちらですhttps://u8kv3.app.goo.gl/TPxYh

さて、ここには3名登場します。
私:どらやきです。執筆者と同一人物になります。私視点で以下2人と共に作った、お話をしたい回でございます。
まねさん:Spoonの中での私がマネージャーとしてお仕えしている先です。「さん」までが名前です。今回は歌っている1人です。
ふた丸:黒猫の奴隷です。間違えました、音楽のスペシャリストです。今回はinstから歌唱、さらにその後のマスタリングまで終わらせています。エンジニアです。

愉快な仲間たちですが、普段から仲の良い3人です。
実は3人で何かをするのは初めてでございます。

今回はSunSet Swish様のモザイクカケラをまねさんとふた丸の二名で歌唱し、それに合う「歌詞定期」という大変特殊な文化を「どらやき」が制作するお話になります。こちらはコードギアス反逆のルルーシュの1期第2クールエンディングであることを意識しております。まぁ全体的に俗に言う、裏話ですね。

では早速。

上から順番に語りましょう?
まずね、「モザイクカケラ」なのでね、本家映像に寄せようと思ったんですけど、寄せられなかったんです(圧倒的技術不足)
だから「モザイクカケラ」というタイトルに、本家の気持ちを乗せて作りました。

「ひとつひとつ繋ぎ合わせて描いてゆく」
落ちる欠片を掴まえて、繋いで、何かを描きたいのに、定期の中の隙間から落ちていっちゃうのです。
ちゃんと隙間をあけているのにも理由がありますね︎。細かいところまで考え隊!です。

描いてゆくの定期は後の拾い集めてたと連動させてますね。後でお話しましょう。

ここでC.C.のセリフ。
ルルにギアスを与える時のセリフですね。
カケラを拾ってもこぼれていってしまう中で、ルルはC.C.の言葉に、行動に、幾重の意味で救われる訳なのです。
ここにどうしても入れたかった。
ちなみにセリフはこの後もアニメ登場順になってます。
1話のセリフは最初に、順序が前後しないように。こだわりです。

「こんなはずじゃない」って言ってるのはきっとルルでしょうか。
毎日来る飽き飽きした日常と自分の立場に。日が昇って落ちるまで。ずっと。
こんなはずじゃない、って気持ちがどこかにあるだろうって繰り返しを表現致しました。

ここでサビ。
初手はカケラが水面に落ちていましたが、ここでは手の上に。でもどの定期でも掴めている様子はありません。
やっと手の上に落ちてきた時には「上手く生きる為の術」へ。「あなたがくれた出会いと別れ」のような綺麗なものだったはずなのに。という切なさが現れてたら嬉しいです。

ここのサビでは初手のサビの「描いてゆく」がすり抜けてしまうものが沢山あることを表現したのち、手を差し出しても「拾えも集め」もしないやっとの事で集めたものは「上手く生きる為の術」に変化していることを表現出来てたら嬉しいな。矢印にすることで流れを作って、拾えない流れるを表現できてたら良いと思います。感じ取って貰えたら上出来です。

人間の目の錯覚を利用した「歪なソレが美しく見えたんだ」
しっかりとハートの形を見たあとに、欠けたハートとそこを補うかのような文字を見たら、それはハートに見える。
これを歪と言わずとして何という?
そこにあるはずのもの、でも確実にないものです。

「こんなはずじゃない」って言ってるのはきっとルルだけど、ここではまねさんだって音源貰って気づいて、その後にここのハートは2つに分けて錯覚するように作りました。良くも悪くも(?)表も裏もないまねさん。私たちの見ている彼は本当に綺麗なハートなのか。それとも残像か。なんてね。

セリフは言うまでもありませんね。
ルルの印象的なセリフです。このセリフ、本当はルルが本家ではなくて、とある本に出てくるセリフをルルが引用してるだけなんですよね。これ。どうやら難しい内容のようなので、ルルがどんだけ博識か分かりますね。

二番へ。


1つ後悔してるのは「それぞれの意地を」を2段に分けたら良かったなって事。こいつだけ縦幅がでかい。
本来は意地を張ってる時間が長い、ルルとスザクが出会わなかった時間が長いことを表すつもりだったんですが、定期バランスとしては×

カケラを持ってきて「敷き詰めた世界」へ。しかし敷き詰めた意地の下には「誰にも譲れないモノ(心かなと解釈してます)」がある、というので、横線の長さを同じにしました。
敷き詰めた上と下。誰にでもある表の顔と裏の顔、みたいな。そういうイメージで。

音源貰った時にここをふた丸が歌ってることに気づいて、ゆったり感じて欲しくて、「それぞれの意地」と「敷き詰めた世界」は定期を分けました。元は1つに収まってたものでした、って裏の裏話。

「彩りを気にしてる」で彩りを表現してやろうか迷ったんですが、ここではきっとカラーなんて無粋なものではなくて、ふた丸みたいに真っ直ぐで何にも染まらない「モノ(心)」だなと思ったのでハートで。カケラと同じように掴めはしないけど触れそうなギリギリで持てるものを。

2番のサビは手ではなく器。手で集めるのは限界があるので器にしたんでしょうね。成長です。
ここには文字だけを抜いた「様々な色や形に魅せられながら」を。魅せられた時ってそれまでの自分が少しかけたような、変わるような感覚ありますよね。よく見ると少し線が短いんです。ここも謎のこだわり。

「望みすぎてた若気の至りよ」いやこれ最初聞いて、ふた丸が歌ってて、もうつい、痛風のことかなって思ってしまったのは笑い話。ここ1番好きなんです。この下にルルのセリフが来るんですけど、「若気の至り」過去に縛られなくなるルルのセリフなんですよね。定期と本編を繋げたくて、こうしました。

ちなみに2番のサビは初手の「モザイクカケラ」以外カケラが散ってないのが特徴です。ここまでずっと降ってきてたのに。
器に集められるようになって、不要になったんでしょうか。
いいえ、「心の隙間」に「愛のセメント」を「信じて流し込んだ」のでカケラも目に見える形では降らなくなったんです。きっと。

Cメロへ。

Cメロ表現しにくくて「コントラスト」ってなんだよ!!!!ってずっと叫んでました。でも、2番で降らせなかったカケラがまた降ってくるんですよね。
しかもかなり多めに。
きっと信じて固めていたもの達が、バラバラになってしまったんじゃないかな、と。大考察。
沢山降ってたのに、見つけようのところで何も降らなくなります。カケラを集めていては見つけられないものもあるでしょうからね。あえてなくしました。


さてここからは怒涛のセリフラッシュ。
黒の騎士団の登場に、C.C.の返答、そしてさよならユフィ。ここは深く考えずに、歌詞とシーンを重ねて貰えたら嬉しいです。コードギアスファンにはきっと刺さる(はず)。

ユフィへの初恋をここまで何度も出してきた、「歪なソレ」や「誰にも譲れないモノ」と同じ表現をさせてもらいました。失うまで気付けない「初恋」と失ってからもなお「多分」であるものですから。「歪」であり「譲れないモノ」でしょう?

最後のサビ。


最初のサビと同じ歌詞なんですが、定期を変えました。「ひとつひとつ」を強調し、「繋ぎ合わせて描いてゆく」までを1枚に。描けなかった繋げなかったものが、ひとつになるように。

さらに気付く方はかなり少数かと思います。
実は「あなたがくれた」のところで最初の時よりカケラを1枚増やしております。きっと「あなたがくれた」モノが、反芻するものが増えたのでしょうという気持ちで。

さてここまでなんですが、ひとつ大きなことを書き忘れていました。
この歌詞定期、ずっとカケラが出てくるんですよね。お気付きの方はいらっしゃいますかね。サビや、歌詞の切れ目出ない限りは、カケラがずっと交互に落ちてきているのを。𓆪と𓆩が交互に来るんです。
私としては沢山落ちてきている、ではなく、【1枚のカケラが沢山の経験を経て落ちてくる様】を表現致しました。

ここで最初に書きました、本家のようなアルバム、写真をイメージしたかったけど出来なかった、を回収させて頂きます。代わりに1枚のカケラの旅を描かせて頂きました。

気付いてたよ!って方はきっと私と仲良くなれます。宜しくお願いします(?)

というわけで私の楽しい語りはここまでになります。
こんなに考えながら作ってる定期職人さん達はいるんだろうか?ってくらい頭悩ませてます。
駄文で長文ですが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
3人で1つ作り上げられてよかった。


末筆ではございますが、これを読んでくださったあなたが、どうか再度、2人の歌うモザイクカケラを聞いてくださいますように。

どらやき

‎モザイクカケラ/SunSet Swish
CoverVocal:まねさん ふた丸
Engineering:ふた丸
Manager:どらやき
https://u8kv3.app.goo.gl/TPxYh