報われない世界線



最近、生きていて報われてないと感じる。面白いことや楽しいこと、辛いこと、悲しいことと色んな感情を抱いている。別に心に病を抱えているわけではない。ただ、何をやっても上手くいかない。成功しないで失敗を繰り返す。

正直、辛いというのが感想。

成功している人たちはあの頃の失敗が今につながっているみたいな綺麗事を吐かしているが、自分としては「こんなに失敗してるのに、いつまで失敗を繰り返さなきゃいけないんだよ」って常日頃から思う。こんなに失敗して明るい未来って本当にあるのか?そういうのって漫画とかドラマ、曲とかの世界だけじゃないのか?自分がそう感じるのは自分の視界には一向に成功という二文字が見えないから。

別に死にたいわけではない。だからといって今はこれを成し遂げたいというビッグな夢があるわけではない。何が言いたいのかというと日常に落ちている小さなミッションを一つ一つクリアして心に余裕をもたらしたいだけ。つまり喜びを感じていきたいだけなのである。

ここでいう小さなミッションって、例えば、仕事でヘマをしないとか次の試合で負けたくないとかそんなもん。こういう小さいミッションの成功が積み重なり次のステップに進める。それがいつかは大きな野望に変わり、夢に変わり、チャレンジする権利が与えられる。

それなのに自分はどこでつまずいているんだ。日頃からミスばかり。何もいいことがない。モチベーションが下がるばかり。朝の会社に行く前なんて起きる前から行きたくない気持ちで溢れている(そのため起きる時間はギリギリ)。
電車に乗っている時なんて音楽かラジオを聴いて「自分は間違ってない」、「やればできる」、「みんな一緒なんだから」というメッセージを鵜呑みにして催眠をかける。

昔から、自分のことを成功している人間だと思ったことない。彼女と幸せに過ごすとか、大学でもグループの中心にいたとか、チームで目立った選手だったとか、いつも指を咥えてみていた人間だ。中途半端な恋愛して、グループという存在に嫌気がさし孤立し、いつも陽の光が当たらないチームの縁の下で働く。

主人公は自分ではなく誰か。自分は称号すら与えられない誰かなのである。

こんな自分でも普通に生きたいと思うのである。だから努力をする。勉強だって、練習だって、誓約まで科した。だけど失敗する。一回で成功するとは思わない。だからまた努力する。けど次に待ってるのはやはり失敗。そして努力、失敗を繰り返す。そうすると次第に「何回失敗したんだろう」「まだ足りないのか?」と自分を追い込み始めるのだ。

冒頭でも言ったがこれは相当辛い。なら辞めればいいとか簡単に言うやつがいるが馬鹿か。辞めたら何も解決しないだろうが。途中で投げ出しても解決しない。これは保険と同じで保険にお金をかけ続けないといけない。途中で解約したら今まで掛けていた保障はなくなる。何も残らない。それは今までの報われない自分を全否定することなのである。
だから高校の時最後まで部活動をやり切ったし、学校に通い続け皆勤賞をいただいた。別に大会で結果を出したとか、希望の大学に合格したわけでもない。ただ最低限与えられた使命はやり切った。

結局、成功したいって思ってはいるけど、欲しいのは成功したという結果ではなく成功するための道筋ってことなのかもしれない。全ての手を尽くし、もうどうしようもないというゴールが見えたらそれは辞めるということではない。これは次へのステップの入り口なのだ。

そんなことはもう散々経験したからとっくに理解している。ただ今はそんなことは言いたくない。口が裂けてでも言わない。絶対成功する。諦めたくない。これは事実。遥か先に成功があると今まで信じてやってきたからだ。

伝えたいことは何度でも言う。現状は相当に辛い。これは間違いない。ただ死にたいわけではない。楽しいことだってたくさんあるし、その度に救われている。音楽やラジオ、数少ない人間関係、一人での時間。これらがある限りは生きていれる。何度でも骨を折ったって何度でも癒して戦場へ舞い戻る。

次は勝つ。そろそろ戦場に舞い戻る為、ここに弱音を残しておく。

あぁ、また催眠をかけなくては…

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