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~どらじーえむ(笑)の自由研究~                 お題:Astros編成力の調査(育成編)

お疲れ様です。Doraです!
今回は「Astrosがなぜ強いのか」育成という観点から僕なりに調べてみました。(トレード、FA編はまた後日)
執筆のきっかけは仕事中にこんなツイートを目にしたことが始まりです
(※本人様の許可済み)


なんとなく見ていた時に、ふとこんなことを思います、
「そうだ!MLBファンになってある程度経つけど、ここまで持続した強さの理由は詳しく調べたこともないし、データもある程度見方が分かった今こそ、自由研究風に調べて書いてみよう!」

そんなわけで、小学生の夏休みに戻った気分で色々調べてみましたので見てやってください!
(ちなみに、タイトルにもある,,自由研究,,というのはこのツイートから着想しています)

テーマ:Astros最強時代~現在に至るまでの、編成力はどうなのか


1・動機

①自分で調べることでもっとAstros(以下HOU)の事を知れると思った
②noteの書き方の向上、データサイトの見方がもっと詳しく知りたい、もっとスムーズに見れるようになりたい
③自分の予想を踏まえたうえで、どういう結果になるかを知りたい

2・対象範囲

@2019年以降を対象(2019年のプロスペクトも含む)
 理由:
2017~2024までの各年のロースターを見ると、2019年が一番強そう(個人的主観)
そもそも2017年に関してはサイン盗みの件もあり最強とは言えない(2018、2019も疑問符はつくが。。。)
【2019年の主な選手は後述記載してます】

3・注意

今回のnoteは、表記揺れを防ぐため、日本語表記での記載をしておりません。ご了承くださいm(_ _"m)

基準:2019年の主な選手

調べる前にまず、2019年のとある日のオーダーがこちら

  1. CF /G.Springer

  2. 2B /J.Altuve

  3. LF /M.Brantley

  4. 3B /A.Bregman

  5. 1B /Y.Gurriel

  6. DH/Y.Alvarez

  7. SS/C.Correa

  8. C  /R.Chirinos

  9. RF/J.Reddick

まさに最強打線www  6番Alvarez,7番にCorreaて!!
そして投手には200イニング越え 奪三振300超えGerrit ColeとJustin Verlanderという最強二枚看板が君臨していました。
ちなみにこの最強チームをもってしてもワールドシリーズはWSHに負けるんですけどね。。。

詳しく見たい方はこちら

以上の内容を踏まえてさっそく調べてみましょう↓↓

実際に調べてみた!


以上の内容を踏まえての調査方法は下記の通りです

1.対象

2019年以降デビューし、昇格後一定期間以上HOUに在籍した選手
(デビュー後数試合のみ出場の選手等を入れると膨大な数になってしまうため

2.評価ポイント

育成の評価で注視するポイントは

  1. 継続力、定着年数、(数年間MLBレベルで稼働しているか)

  2. チームでの活躍度合い、貢献度

  3. プロスペクトのランキングはあくまで参考程度に、MLBへの昇格後を前提とする

  4. ランキングは主にMLB.com公式から採用しているが、記載しているArrighettiとLoperfidoは共にデビューし、2024初期のランキングの記載がなかったためfangraphsのプロスペクトランキングを採用

3.評価の仕方

  • S A B C D Eの6段階評価(Sに近いほど評価は高い あくまでCが平均で、Sは最高クラス

  • 評価したものを最終的に振り分け、どのランクに固まっているかを確認

  • 最終的にはトレード、FAも同等に調べ、編成のどの部門が優れているか比較するnoteを作成する

※予想と調査結果は、あくまで個人的な主観が含まれます。(あくまでHOUが強い理由を疑問に思われてる方のヒントになれば幸いです)

4・予想

育成は特に投手がうまくいっているイメージ 野手もそれなりに多く昇格してるのでランクCよりは高い選手が多いと予想

育成力評価

~2019~


Framber Valdez 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト11位 評価:S

実際は2018にデビューし8試合に登板、2020年以降は先発ローテに定着。
デビュー間もないころは制球が定まらず、よくMaldonadがマウンドに行ってたしなめてたのが多い印象だった

こんな感じw

2021年後半からは少しずつ安定し、以降は
ゴロを量産しながら長いイニングを投げる安定したピッチャーに進化!
2022年にノーヒッター達成


Kyle Tucker 全体ランキング8位 球団傘下プロスペクト2位 評価:S

Valdezと同じく実際は2018年にデビューし28試合に出場
2019年以降は打撃が少しずつ覚醒し、今や攻守ともにHOUに欠かせない選手へと成長!
国際試合やオールスターゲームにも進出し2023年オフにはシルバースラッガー賞も獲得した(契約延長待ってます!)

Yordan Alvarez  全体ランキング 44位 球団傘下プロスペクト3位 評価:S

2019年デビューした説明不要の超新星
87試合でwRC+177
をたたき出し満票で新人王に!

Weighted Runs Created Plus(wRC+)は、球場補正を考慮した上で、選手の得点能力をリーグ平均と比較してどうであるかを測定すること。  ポジションプレーヤーのリーグ平均は100であり、100を1ポイント上回るごとにリーグ平均を1パーセント上回る

参考URL:https://library.fangraphs.com/offense/wrc/


ちなみに僕の好きな映像はこちら(2022年ワールドシリーズの映像)


Bryan Abreu全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト8位 評価:S

「え?Abreuってこの年から出てたの?」
と思った方もいるかもしれないが、僕も21.22年くらいだと思って忘れていた。
高い奪三振能力2年連続70試合以上登板している耐久性を兼ね備えており、迷わず評価をSにした。
彼に言いたいことは一つだけ「ケガしないでね」



Jose Urquidy 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト圏外 評価:C

2019年に昇格した選手。
安定した成績を残してましたが怪我のため今期は活動できず全体通してC評価


~2020~


Cristian Javier 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト6位 評価:B

2019年の11月に40人枠入り、2020年にデビューし以降はローテーションに定着。
2022年に継投ノーヒッターを2度達成(ワールドシリーズ含む)
2024年は、怪我のためシーズン途中で離脱したので、まずは治療と休養をしっかり取ってもらいたい


Brandon Bielak 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト12位 評価:D

2020年の7月27日にデビューしたが、成績自体があまりよくなく、今シーズン途中でOAKへ移籍


Andre Scrubb  全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト圏外 評価:E

2016年のドラフト8巡目でLADから指名されその後トレードで2019年にHOUへ移籍
2020年にMLBデビューし、ポストシーズンのロースターに入ったが成績が振るわず翌年2021オフにDFA


Blake Taylor 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト27位 評価:D

2020年 60試合の短縮シーズンの中22試合の登板、2021年は51試合に登板し通算防御率は2.84となってます。
基本はフォーシームとスライダーの2ピッチ投手
当時は左投げのリリーフが少ない中、貴重な左腕リリーフとして活躍してくれました

Enoli  Paredes 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト13位 評価:D

Taylorと同じくコロナ渦の2020年にデビュー
22試合に登板し防御率3.05を記録した
尚、登板過多が祟ったのか翌年以降成績が悪化、
Taylorと同じく短命で輝いた選手でした。


Luis Garcia 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト17位 評価:C

同年8月にデビュー
日本では母が赤ちゃんをあやすような仕草から投げる「揺りかご投法」として有名。
2023年のWBCにも選出され活躍したが、その年のシーズン中に故障し今季まで投球できておらず


~2021~

Chas McCormick 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト18位 評価:B

2021年にメジャーデビュー、守備範囲とスピードが武器
打撃も年々開花していたが今年打撃が大不調になりマイナーと行ったり来たりになってしまった

Jake Meyers  全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト圏外  評価:B

彼もまたMcCormickと同じく左投右打ちの外野手で特徴も守備範囲とスピードが武器な選手、打率こそ低いものの年々出場機会が増えWARはデビュー以降プラスを稼いでいる

Seth Martinez 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト圏外 評価:D

一応今季まで中継ぎ陣の埋め合わせで投げている選手
見かけの数字はいいと言えないが、被Barrel %は意外とよかった(上位83パーセント)

Barrelとは
打球の速度と角度の組み合わせを指す指標でゾーンに入った打球は、安打や長打になる確率が非常に高くなる 

参考URL:https://www.mlb.com/glossary/statcast/barrel

簡単に言うと投手Barrel %の場合、投げたボールがBarrel %が高いほど長打や安打になりにくいということです

~2022~

Korey Lee 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト2位 評価:D

HOU期待の正捕手として期待されたが、後述記載するYainer Diazにポジションをあっさり奪われ、2023にトレードされる。
打撃も低調でフレーミングがいまいち。
盗塁阻止能力と肩は強い

Yainer Diaz 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト16位 評価:A

9月にデビュー、以降の2023年は、C 1B DH で出場
Maldonadが去った2024年以降は正捕手の座を確立
フレーミング指標は改善の余地だが、打撃指標が去年から開花してきているので今後の活躍にも大いに期待したい

Jeremy Peña 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト1位 評価:A

Correaの後釜としてSSでデビューし2024現在まで不動の位置を確立
守備指標が年々劣化しているが打撃は平均以上の成果を上げている
2024年は特に目立つところでのエラーが増えてしまっているが、国内外問わずファンも多いので頑張れ!


Hunter Brown全体ランキング圏外  球団傘下プロスペクト3位 評価:B

2022 にデビューし23年から先発ローテに定着し前半戦は大活躍していただ、後半戦息切れし失速
今年は4月こそ荒れていたものの、本来の調子を取り戻し覚醒!
プレーオフでの活躍にも期待したい

Ronel Blanco 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト圏外 評価:S

28歳でMLBデビューした苦労人
(特に怪我での遅れではない)
今年はチェンジアップ
の投球割合を増加させ覚醒
4月にはノーヒッターを達成した


~2023~

J.P. France全体ランキング圏外  球団傘下プロスペクト圏外 評価:D

同年5月にメジャーデビュー
ローテーションに定着して投げてくれていたが、今年シーズン中に故障離脱
去年WARが1.3ではあるが特筆すべきところも少なく、稼働も1年少しのためこの評価

Grae Kessinger 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト圏外 評価:D

6月7日デビューした内野をどこでも守れるユーティリティプレイヤー
昇格時期に怪我していたJose Altuveの代役として出場した選手
出場機会があまりないが、けが人や主力の休養日に出場していた。
なお打撃は、、、、、、、、、、、、、、(お察し)

~2024~


Joey Loperfido 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト3位 評価:C

今季昇格した選手 外野3ポジションに加え1Bと2Bを守れる選手
三振がかなり多いのは目立つが強肩と角度をつけた打撃が得意なので今後の長打力増加に期待したい、(尚シーズン途中でTORへ移籍(涙))

Spencer Arrighetti 全体ランキング圏外 球団傘下プロスペクト7位 評価:A
今年デビューした投手の超新星、
圧倒的な奪三振能力を誇り一年目でローテーションの柱として躍動
二年目以降の活躍によってはSランク評価へ
今後にかなり期待

この他にも

  • David Hensley

  • Jack Mayfield

  • J.J. Matijevic

  • Corey Julks

等もいましたが試合数や実績踏まえ記載を省略してます。
(書くのが疲れたわけではない)
2024年デビュー組では

  • Shay Whitcomb

  • Zach Dezenzo

  • Pedro León

等に関しても同じく試合数の関係上省略してます
(書くのが疲れたわけではry)

まとめ。。。

2019年から2024までの育成された選手の評価を振り分けたのがこちらです

  • S 5人

  • A 3人

  • B 4人

  • C  3人

  • D  7人

  • E   1人

計23人

全体を通してD以下で8人以上いるのがやや気がかりですが当初の印象よりS評価が多かったのは自分でも驚きです。あくまで個人の主観で評価した結果ですがB評価以上の選手が12人と半分近く占めたのはやはりHOUの育成力はかなり高いと評価できます。
そのなかで一つ気になったのはValdez  Garcia Javier Blancoなど中南米系の投手が、国際ドラフトの中では遅めの年齢での指名選手が多く、
そんな中でもMLBでもそれなりのレベルまで成長できているのはなぜか
と疑問に思いました。
(大体16歳から18歳前後の年齢が多いが、上記の選手は20歳前後の指名)
これは投手だけなのか、ほかにも事例があるのかなども、興味が湧きましたので、また時間があるときに調べてみようと思います


最後に、、、、


ここまでご覧になって下さり本当にありがとうございました!
note執筆中もお忙しい中アドバイスを下さったり、助言をいただいたTwitterのFFの皆さんも本当にありがとうございました!
今回は育成をメインに調べて書いてみましたが、次回はトレード、FAをメインに調べてまた需要があれば執筆しようと思ってますので。よかったらご覧になってください!
今回は自分なりにかなり力を入れて書きました。
普段から執筆されてる皆様には本当に頭が下がります。

それではまた。。。。
               ~Dora~


参考にしたサイト






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