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甥っ子へ⚾️

甥っ子が結婚するらしい。月末に奥さんになる子を連れてくるから、家にいてほしいと言われた。
へぇ、決めたのね。あの子がね…
おめでたいし、嬉しいことだと思いつつ…ちびっこだったころの甥っ子を思い出したりした。

🐶

甥っ子は小学生の頃から野球をしていた。中学生の頃は学校の部活ではなく、クラブチームに所属していた。高校は地元の強豪校。部員数も多く、レギュラーはもちろん、ベンチに入ることも大変な学校だった。その頃、秋や春の地区リーグ戦も見に行くこともあった。甥っ子は二桁の背番号をつけて、ベンチで声を出していた。
最後の夏もベンチから伝令で走っていた。全力でマウンドに走っていって、チームメイトに語りかける姿はキラキラしていた。
甥っ子を見ていて、この子は野球を通して人として大切なことを学んだんだな…と思った。

🐶

野球に限った話ではないと思う。
教科書を勉強するわけじゃない。教科書で学ぶのだ。教科書はさまざまな知識や情報に近づく手段の一つにすぎない。
お金を稼ぐ為だけに働いているのではない。
もちろんお金も、テストの点数も、チームの勝ち負けも大事だけど、それが全てではない。
いや、思うような対価が得られなくても、満足・納得することは多い。学校では人間形成、社会ではやりがいや社会貢献…そう考えた時、ふとある記事を思い出した。

私はこの見出しにショックを受けた。
記事を読んでショックは薄れたが、それでもやはり思う。いつか、根尾くんが、今こんなことにやりがいを感じてます!と笑顔で話してくれることを願ってやまない。
プロ野球だから、勝たなきゃいけない。
それは確かにそう。でも、それだけじゃない。
野球という窓から,根尾昂という若者の生きざまを見ているのだ。そこに夢や希望を感じているのだ。

🐶

甥っ子は大学では野球をやらなかった。時々、仲間たちと草野球をするらしい。就職してたぶん仕事もなんとかやれるようになって…人生の新たなステージに踏み出すことにしたのだろう。
ふとこの曲の歌詞が思い浮かんだ。

何が正解かはわからない。
それを探すのが生きるということなのだろう。
探し方は野球をしながら学んできたはずだよ。
さらに、一緒に探してくれる人もできるのだから、自分なりの正解を探していきなさい。

根尾くんも、根尾くんが思う正解を見つけられますように。

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