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自作アケコンを作ろう!(4)アクリル板発注~組立
こんにちは!猫と格ゲーをこよなく愛するおっさんです。
今回も前回記事の続きとなります。
※前回記事)自作アケコンを作ろう!(3)試作
今回は私が実際にアクリル屋さんへ発注~組立迄をざっくり紹介します。
他の多くの記事で自作アケコンの製作を紹介されていますが、多くはアクリル板材とジョイント材をボルトで固定する方法でした。別にそれが悪いわけでは無いのですが、私の求める浪漫仕様は外からボルトやナットが見えるのを良しとしていないのです。なので接合はアクリル専用接着剤を用いた「溶着」としました。その為、板自体の切断寸法・断面の直角度等の精度が必要で自分で切る労力と手間暇考えたらプロにやってもらおうとなったわけです。
発注させて頂いたのは【アクリルショップ・はざい屋】さんです。
全てオンライン手続きでOKです。発注確定後にはざい屋さん営業より確認メールが届きます。切断寸法や孔明け位置や径なんかも「簡易入力システム」より発注可能です。入力は手間と言えば手間ですが、CADを扱える人だけとは限りませんので良いのではと思います。
実際の入力は下記になります。
板 :アクリル板 (カラー)【カナセライト】(キャスト)透明カーマイン(1390) 厚さ 5mm サイズ 163×313 mm
(簡易版)穴あけA:X=75mm、Y=51mm、直径=24mm
穴あけA:X=106mm、Y=51mm、直径=24mm
穴あけA:X=133.5mm、Y=66mm、直径=24mm
穴あけA:X=148.5mm、Y=118mm、直径=30mm
穴あけA:X=166mm、Y=51mm、直径=24mm
穴あけA:X=195.5mm、Y=40mm、直径=24mm
穴あけA:X=226.5mm、Y=40mm、直径=24mm
穴あけA:X=257mm、Y=47mm、直径=24mm
穴あけA:X=287mm、Y=25mm、直径=24mm
穴あけA:X=287mm、Y=65mm、直径=24mm
穴あけA:X=161.5mm、Y=83mm、直径=24mm
穴あけA:X=190.5mm、Y=69mm、直径=24mm
穴あけA:X=221.5mm、Y=69mm、直径=24mm
穴あけA:X=252mm、Y=76mm、直径=24mm
A面:細目(カンナ)仕上げ
B面:細目(カンナ)仕上げ
C面:細目(カンナ)仕上げ
D面:細目(カンナ)仕上げ
重量(加工前、一枚あたり):約0.31kg
板 :アクリル板 (カラー)【カナセライト】(キャスト)透明カーマイン(1390) 厚さ 3mm サイズ 163×313 mm
(簡易版) 重量(加工前、一枚あたり):約0.18kg
板 :アクリル板 (カラー)【カナセライト】(キャスト)透明カーマイン(1390) 厚さ 3mm サイズ 40×313 mm
(簡易版) 重量(加工前、一枚あたり):約0.05kg
板 :アクリル板 (カラー)【カナセライト】(キャスト)透明カーマイン(1390) 厚さ 3mm サイズ 40×157 mm
(簡易版)穴あけA:X=45mm、Y=20mm、直径=20mm
穴あけA:X=85mm、Y=20mm、直径=20mm
穴あけA:X=125mm、Y=20mm、直径=20mm
重量(加工前、一枚あたり):約0.02kg
板 :アクリル板 (カラー)【カナセライト】(キャスト)透明カーマイン(1390) 厚さ 3mm サイズ 40×157 mm
(簡易版)穴あけA:X=78.5mm、Y=20mm、直径=24mm
重量(加工前、一枚あたり):約0.02kg
アクリル三角棒サイズ(10×10)長さ(1000ミリ)
長さ40=14本 ノコカット
長さ20=14本 ノコカット
残お渡し
税抜価格 210(円) x 1(個)
板 :アクリル板 (カラー)【カナセライト】(キャスト)透明カーマイン(1390) 厚さ 2mm サイズ 40×40 mm
(簡易版) 重量(加工前、一枚あたり):約0kg
アクリル板材には大別して「押し出し材」と「キャスト材」があります。熱耐性の強弱であったり色々と違いがあるのですが、ここでは「溶着」のし易さを下記に挙げます。
押し出し材+押し出し材 溶着◎
押し出し材+キャスト材 溶着○
キャスト材+キャスト材 溶着△
キャスト材同士の溶着も全然出来るんですが、接着面に気泡が入り易く難しいです。その為、今回のケース製作にはコーナー部にアクリル三角棒を配置し強度UPをしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1661760286267-D1objnz874.png?width=1200)
アクリル溶着はかなり強固に接着するので無くても出来なくはないですが、横方向に力が加わった際に割れたらイヤなので入れておくことに越したことはないかと思います。また組立も有った方が楽でした。
これでアクリル発注は終わり。あとは材料到着後に組み立てるだけです。
実際のアクリル溶着についてはYoutubeにいっぱい動画がありますので其方をご参考下さい。私が実際に使用したアクリル溶着剤は此方
![](https://assets.st-note.com/img/1661760864836-Va7UsxTWpW.jpg)
組立て後は此方(制作後の写真ですが・・・・)
![](https://assets.st-note.com/img/1661761015111-Ty2VXrhqkH.jpg?width=1200)
アクリルケースの製作順序は
①側面板でロ組立(溶着)→底面とロ面を合わせて取付ける磁石の位置調整→上面と側面組立(溶着)です。
正直なところを申しますと、側面と底面を強力磁石で止めるのは一寸微妙かなぁとも思ってます。やっぱり操作時に微妙に動くんですよね。レバーレスなんでプレイに影響する程動くわけでもないんですが万人にお勧めする納まりでは有りません。L字金具とボルトで固定するのが無難なのかなぁとも思います。でも個人的には満足です。
![](https://assets.st-note.com/img/1661820390077-Wjt6zPmsiX.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1661820359810-apF3ZZbSle.jpg?width=1200)
もし磁石で底板を固定しようとする同士へですが、下記の点に注意してください。
・アクリルと磁石の接着の際は、磁石側の目荒らし(ざらざら)をして下さい。塗料を剥がす程しなくても大丈夫ですが何もしていないとつるつるなので接着力が落ちます。
・磁石同士を直接接触する納まりは避けて下さい。磁石は脆いので割れます。(割りました)私の場合は底板の下面(裏側)に磁石を配置して直接の接触を避けています。
・底板に大きなずれを避ける為のずれ止めを配置する必要があります。ちいさな突起で大丈夫です。(私は四隅に配置。左右の三角棒は簡単に位置を合わせる為のガイドです。無くても大丈夫)
以上です。ではでは~。
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