足りないからこそ持っているものってたぶんある気がして
それで戦うしかないから それで戦ってきたとして
でも そんなやつが足りなかった物を手にしたならば それで増えることはあっても 減るものはない気がして でもきっと 余計なものだけは徐々に徐々に溶けて消えていく気がする。
自分に素敵さがあるとして その素敵さはきっと 何かを持ってるやつの素敵さではなくて 何も持っていないからこその素敵さなんだよ。
ときどき 全てを取り戻せた気がする夜がある。
そんな夜を越えたときにだけ 人は何度でも 始まりをやり直せるのだと いまだにそう信じている。
#想像と妄想