~シークレットリカバリフレーズの取り扱いについて~

今回はNFTや暗号資産(仮想通貨)を所持する場合に、絶対に紛失はしてはならないシークレットリカバリフレーズのお話です。

主なポイントは3つです。

①シークレットリカバリフレーズは絶対に紛失しないように管理する(紛失したら絶対に再発行不可で全て終了です)
②シークレットリカバリフレーズは誰にも教えない。

③ウォレットアドレスは口座番号、シークレットリカバリフレーズは暗証番号なので、ウォレットアドレスは公開しても大丈夫

動画の中でも説明していますが、メタマスクは暗号資産(仮想通貨)やNFTを収納する銀行口座だと思って下さい。(分かりやすいように、以後は「メタマスク銀行」と表現します。)

そして、一般的な銀行では、現金等の資産を送金する時に「銀行名・口座番号・口座人の名義」を入力して行いますが、メタマスク銀行では「ウォレットアドレス」(例:0x07…7b432)が一般的な銀行の「銀行名・口座の種類・口座人の名義」が一つになった形のいわゆる「42桁の口座番号」となっています。

そして、メタマスクを作る時に控えた「シークレットリカバリフレーズ」はその口座の暗証番号です。
その暗証番号であるシークレットリカバリフレーズを取り扱うのに2つ必ず守らなければいけない事があります。

一つ目は、一般的な銀行では暗証番号を忘れても、銀行で手続きをすれば復活しますが、メタマスク銀行では一般的な銀行と違い、シークレットリカバリフレーズを紛失したり忘れた場合の再発行は「絶対」にできません。(メタマスクは運営が存在しない為問い合わせる部署がありません)そして、暗証番号を忘れたり紛失したりすると、その口座の中に入ってあるもの(暗号資産やNFT)は取り出せなくなります。ですので、シークレットリカバリフレーズを紛失してしまうと、それは取り返しがつかず、財産の紛失したと言う事になります。

ですので「絶対に無くさないで下さい」

シークレットリカバリフレーズ(以下SRPと表現)を紛失するケースとしては、メタマスクを作った時にSRPをスクリーンショットして、必要なときはそれを見ていたが、そのスクショしたスマホが水没して電源が入らなくなり、画像が見れなくなり紛失した。などがありますので、必ず紙に書くか、SRPのスクショ画像をコピーしたものを印刷するなどして、スマホ等のデジタル機器以外の厳重な場所(金庫の中など、土地の権利書などの重要書類を収納する場所)に保管して置いて下さい。

あまり悪いことは考えたくありませんが、家が火事になった時の非常持ち出し品リストにその紙を入れておくか『厳重に管理できるクラウド』があればSRPの画像をそのクラウドに保存しておくのも一つの方法です。

とにかく、みなさんに合った厳重な管理方法で「絶対になくさないで下さい」

次に二つ目ですが、昨今、特殊詐欺でキャッシュカードの暗証番号をうまく聞き出して、預金を引き出す事件が横行していますが、クリプトの世界(暗号資産やNFTの世界の総称)では日本での特殊詐欺師の126倍の詐欺師が(全世界で)確認されているほど、詐欺師が多数存在します。

そして「あなたにだけ、公開前の暗号資産をお譲りします」「未公開のNFTをプレゼントします」「トラブルがあれば、対応しますのでシークレットリカバリフレーズを教えて下さい」など書かれたメールが来たり、SNSにコメントが来たりしたり様々な方法でそれを聞き出そうとする人が居ますが、それを聞いてくる人は詐欺師だと思って無視して下さい。
「早くしないと、時間の経過と共に難易度が上がる」なんて急かしてくればなおさら詐欺師確定です。

「SRPを教えると言う事は暗証番号を教えるのと同様の事ですので、財産が抜き盗られる」事となり、全てを失いますので、詐欺にはくれぐれもお気をつけ頂くのと同時に。。

「人生の中で自分以外の人間にSRPを教える場面なんて無い」と肝に銘じて下さい。
(ウォレットアドレスは口座番号なので、公開しても悪用されませんので、そこまで過敏にならなくても大丈夫です)

長くなりましたが、覚えることは3つです。
①シークレットリカバリフレーズは絶対に紛失しないように管理する(紛失したら絶対に再発行不可で全て終了です)
②シークレットリカバリフレーズは誰にも教えない。
③ウォレットアドレスは口座番号、シークレットリカバリフレーズは暗証番号なので、ウォレットアドレスは公開しても大丈夫

それでは、これからやってくる大波であるクリプトの世界を一緒に楽しみましょう!
この記事中で何かわからない事があれば、グループライン内でお気軽にお尋ね下さい。

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