子供の習い事に親が口だしすぎた結果


〜スポーツ編〜

親として、頭では理解しているつもりなんだけど、ついつい言ってしまって後悔することってありますよね。

例えば、
試合で他人の子が失敗した場合は、ドンマイドンマイと言える
ところが、
試合で自分の子が失敗した場合に
『 エッ、何でー???』
って、
次から次へと責めてしまう言葉をかけたことありませんか?
私あるんですよ
実は息子はテニスクラブに入れてました
けっこうなクラブです
私も奥さんもテニスはやったことありません
ルールも息子がテニスやるまで知りませんでした

なので、
最初は、新鮮で家族で楽しんでました
毎週週末は試合でした
開催場所は近いところばかりではないので、千葉以外ですと、東京神奈川山梨茨城群馬は行きました
トーナメントなので、朝5時に家を出て2時間かけて試合会場にやっと着いたと思っても、朝一1試合目で負けるとすぐに帰宅です(笑
小学5年までは、けっこう試合で勝てていたのでコーチの進め通りに、海外合宿にに参加させたりしてました
しかし、、
小学6年後半あたりからだんだん勝てなくなってきたのです
練習の内容がよくないのか?
コーチが良くないのか?
親として何をしてあげたらいいのか?
色々考えてました

こんな時、自分もテニスできれば一緒にトレーニングできるのな
とか、めちゃくちゃ思いました
できないから、コーチに委ねました
でもなかなか勝てなくなってしまいました

そんなことが続いたある時、
試合中明らかにメンタルで負けた試合があって、

つい言ってしまいました

『 やる気あるのか、、ないんだったら辞めちまえっ』
『お前のために時間とお金いくらかけてると思ってるんだよ』
『 そろそろ結果出してもらわないと困る!』
と、

楽しくやると言ってやり始めたテニスが、息子にとっては嫌いになってしまうきっかけになってしまったのです。
アスリート家系ならば、どんな言葉をかけているんだろう
メンタルトレーニングは家庭内で育まれなきゃいけないな

親は懐深くどこまで冷静にいられるのだろうか

色々なことを思い巡らせ、毎日のように練習を重ねていきました
練習と塾でいっぱいなスケジュールだったと思います
友達と遊びにいくというのは少なかったです

中1になり
友達環境も変わり
ついにというか、
試合結果に不満をもった奥さんと息子が衝突しました

かなり強い口調でぶつかりました

楽しむ余裕は一ミリもないな
親子でメンタルが辛い時でもありました
なので、
私から、提案しました

今の状態では打ち込めないし身につかないから、
練習を期間1週間休もうと、

1週間後に、続けたいやりたいという気持ちになるか、
ならないかで
判断しようと。

1週間後、息子は泣きながら
『テニス辞める』
と、
奥さんも泣いた
僕も泣いた
娘も泣いた

『よく自分で言えたね』
『もっと勝たせてあげられなくて、ごめんな、』
と、頭を下げて謝りました。
『負けると悔しくて悔しくて、』

テニスはまたやりたくなった時にやればいいからね

違うスポーツやりたいことあればやればいい

内容については口出さない約束するから
友達と遊んでいいし、楽しみながら見つけたらいい
パパからキツく言うことはないから自分で決めたらいいよ

と、

クラブには正式な解約手続きを済ませたあたりの時期からコロナ禍となった

2週間くらい経過したら、
息子が、
『友達と走ってくるわー』
と言って走り出したんです


なんとも楽しそうだ

ずいぶんと、立ち直りが早いなと奥さんと話していた

誰に似たんだ?

どうもテニスでトレーニングしていたこともあり、学校のなかでも学年中でも長距離は早いみたいだ

自分で見つけた友達とちょっと得意な走ることが、楽しいのだと。
風が気持ちいいのだと。

そこには理屈はない

親としては、ほっとした

本当に心から嬉しかった
楽しそうにストレッチしている後ろ姿を見て泣きそうになった

くだらない会話も増えた。

寝る前のストレッチを自分からやるようになった

友達からの良い影響で、お菓子とアイスを食べることが減った

もう何も口出さないほうがいい結果が出るなと。

そんな息子は今年4月高校に入学した。
陸上スポーツ推薦枠という選ばれた入学だ。

いつのまにか身長は同じになった

息子の成長は、
母心としたらどうも寂しいらしい

習い事、スポーツ共通して言えることは、、、

簡単ではないことは経験してわかりましたが

ただただ見守って
ただただ環境をつくってあげること

親バカでもいいんですと自分に言い聞かせて
子供に対しての愛情表現は、
家の中で育まれるものです

親も子供の成長と共に変化成長するものなんです

心配はいりません
他人と比較しないでください

オンリーワンが最高なんです

勝負けよりも大切な一生懸命取り組んだ結果を誉めて分かち合うことが一番いいとしみじみ思い知らされました。

あなたの場合はいかがですか?





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