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【雑記】わたしとポッドキャスト

私は朝起きたらまずポッドキャストをつける。移動中は音楽を聴くことが多いけれど、音楽を聴くのがしんどい時は、やはりポッドキャストを聴く。そして眠る時もポッドキャスト。

私はポッドキャストが大好きなのだ。

これまで「ポッドキャストが好き」という人に2人しか出会ったことがない。その2人というのも身内なので、実質0人と言っていい。

私から「ポッドキャストを知ってますか?」と訊くことはないので、まぁそんなもんかとも思うのだけれど、街を行く人々は装着したイヤホンから何をきいているのだろう?

音楽、radiko、語学学習。もしかしたらノイズキャンセリングをしているだけかも知れない。

と、ここまで考えたところで、他人のパーソナルな部分を土足で踏み荒らしたような気がして、空想を打ち消した。


という訳で、と言うと、どういう訳なのか、と言われてしまいそうですが、こんな感じで「頭の中でずっと喋ってる人」にポッドキャストはとても相性が良いと思っています。(もちろん色々なカテゴリーの番組があって、多様なニーズを満たしてくれます)

前置きが長くなりましたが、今回は「頭の中でずっと喋ってる人」である私の好きな番組を、僭越ながらレコメンド出来ればな、という趣旨の内容です。


なんであのとき放送局

トクマスタケシさんを中心に、バラエティ豊かな番組を発信する放送局。私はトクマスタケシさんとじょうでんバイオさんがパーソナリティを務める「人間病院」が大好きです。ポッドキャストでは全ての過去回が聴けないので、オフィシャルサイトから聴くことをおすすめします。バイバイオ!

上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」

歌人・エッセイストの上坂あゆ美さんと、僧侶の鵜飼ヨシキさんによるポッドキャスト。お二人がリスナーさんからの質問について話し、考えていきます。「最強★夏ソング決定戦」の回で、鵜飼さんが!!!の「Every Little Bit Counts」を挙げていて嬉しくなりました。

YuukiとKazukiのありのままラジオ

ヨガ講師Yuukiさんと、WEBデザイナーKazukiさんによるポッドキャスト。日常のお話から宗教や哲学などの難しいテーマまで、自身の体験を織り交ぜてありのままにお話ししています。聴く人もお二人と対話しているかのように、思考が心地よく展開していきます。現在更新は休止中です。(2024年8月時点)

八頭ながラジオ

アクリル画家の八頭こほりさんが、絵を描きながら日常のことをお話しするポッドキャスト。制作に伴う自身の揺らぎを語る姿に、創作の陰影というか、リアリティを感じたりするのですが、それが日常のお話をされるトーンと地続きな気がしていて。私もそんなふうでありたいと思います。作品もとても素敵なので、オフィシャルサイトから是非。

聖なる欲望ラジオ

元小説家、豊島ミホさんによるポッドキャスト。優しく丁寧な語り口ながら、どんどんと深まっていく思考とお話しに、やはり「大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル」の著者なんだな、と当たり前のことを思います。番組本編はもちろんですが、最後にテーマに沿った曲紹介コーナーがあって、そちらもいつも楽しみにしています。GRAPEVINEを選曲された時は、ちょっと声が出ました。

終わりかけのRadio ・今夜も最終回

デザイナーのWATAさんと、エンジニアのTAZAWAさんによるポッドキャスト。ジャンクカルチャーコメディ(プロフィール参照)という名の通り、様々なカルチャーを偏ったり、偏らなかったりしながらお話しされています。生きるための「構え」を学習している、という表現にとても信頼感があり、ニュートラルってこういうことなんじゃないか、とすら思います。

くくく

フリーランスの現役デザイナー、くどうさんとみきさんよるポッドキャスト。くどうさんのジェントルさに酔いしれ、みきさんに元気をいただいています。でも実はくどうさんがボケで、みきさんがツッコミなんだと思ったりもしています。

Call If You Need Me

惠 愛由さん(BROTHER SUN SISTER MOON)と井上 花月さん(Laura day romance)によるポッドキャスト。以前も少しご紹介したのですが、「familiar hell unknown heaven」(間違っているかもしれません)という言葉が強烈に印象に残っていて、事あるごとに思い出しては噛み締めています。有馬和樹さん(おとぎ話)がゲスト出演されていた回がすごく好きです。

D-Radio

坂本龍一さん、後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)を中心としたD2021のポッドキャスト。答えのない話を、答えを求めるのでもなく、ただ問いから問いへと対話を続ける姿に多くの学びがあります。何でこんなに無関心でいれたのか、と自分を省みる事もありますが、そこにも無限の問いが広がっていて。そしてまた自分の足元から始まったり、何もしなかったり。

クララズのラジオ『スーパー自由研究』

ソロユニット「クララズ」さんによるポッドキャスト。日常の小さな出来事や考えたことを、日記のように、穏やかにお話しされています。誇張のない日常のお話が、なぜこんなにも心地よく染み込んできて、ずっと聴いていたいと思えるのか。クララズさんは音楽もとても素敵で、私は「コンコース」収録の「話」が大好きです。

お前ら全員 罪人わろた

無神論者さんと信者さんによるポッドキャスト。日本人には(私を含めて)特に馴染みのない「宗教」について、無神論者さんが問い、信者さんが答えます。信じてるものは違っても、お二人の信頼関係が伝わってくるというか、そういう言われ方は好まないと思うのですが、でもやはり、その関係性が多くのことを語っていると思います。信者さんが学生時代、レディオヘッドの"Climbing Up the Walls"を聴きながら通学していた、というお話が大好きです。

そうだ!ゲイにカミングアウト

『やる気あり美』の太田さんとみしぇうさんによるポッドキャスト。リスナーさんのお悩み相談に答えたり、脱線したり、いずれにしても深い愛を持って展開するお話に、多くの笑いと涙、そして勇気をもらいました。卒業されたパーソナリティー、ぽんさんを含めた3人でお話しをされている時間が特に大好きでした。現在更新は休止中です。(2024年8月時点)

無力映画会

くらしまさん、ゆうやさん、やらさんによる映画のポッドキャスト。無力映画会のお陰で多くの素敵な映画に出会えましたが、「コリアタウン殺人事件」を観損ねた事がひたすらに心残りです。くらしまさんからはビーフン、やらさんからは短歌の素晴らしさも教えてもらい、ゆうやさんからは「俺は10代で何者かになりたかったんだよ」という言葉をいただきました。すごい言葉だ。

100miles100times

ウルトラトレイルランナーの井原知一さんと、トレイルランニングブランドAnswer4の小林大允さんによるポッドキャスト。井原さんは「100マイル(約165キロ)を生涯で100本完走」をという目標を掲げ、日々の練習やレースから得た知見を発信しています。ULTRA LUNCHのドミンゴさんがパーソナリティーを務めていた時期もあり、ドミさんファンの私はいつの日か、お三方でトークされる日を心待ちにしています。

あぶらうってこ

限界会社員かつズボラ兼業主婦のうめしおさんによるポッドキャスト。共感という点において私が最も好きな番組です。数年前の配信でうろ覚えなのですが、うめしおさんが「あわよくば何かが身に付く仕事がしたい」という様な事を仰っていて、首を痛めるほど頷いた記憶があります。やりたいこともないし、熱量もない。だけど、あわよくば。

いんよう!

生命科学研究者のようさんと、 病理医いんさん(ヤンデルさん)によるポッドキャスト。「専門領域とエンターテイメントの境界をうろうろする」というコンセプトのもと、それぞれの仕事(業界)と本、漫画、アニメなどのお話をされています。「リスナーを置いていく番組」と自嘲気味に仰られていて、確かに専門領域の話は私には分からないのですが、聴いていたい、面白い、と感じるのは、きっと「置いていかれている」訳ではないからだと思います。現在更新は休止中です。(2024年8月時点)


以上です。疲れ果てました。

長くなってしまいましたが、素敵な番組ばかりなので是非聴いてみてください。

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