天鳳三麻のリーチ論(1)

どうも。KY改めひよこです。
最近数多くの強豪がnoteを始めていて、それに刺激を受けて自分も何か書いてみようと思いました。

今回のテーマは「リーチ」です。
サンマでは、ヨンマと同様に、もしくはそれ以上にリーチが最強の「手役」です。サンマではチーがないため鳴きが少なく、メンゼンでぶつけることが多くなります。また、牌の種類が少ないため、一発や裏ドラなどの偶発役が起きる率も高いですから、リーチはバランス崩壊役と言えます。メンゼンテンパイすることができたらほとんどの手はリーチで問題ないですね。

正直に申し上げると自分は守備型かつ冷静な打ち手なので、リーチを打つ機会は少なく、たったの29%しかリーチを打っていないのですが、(三鳳平均が24%ぐらい)今回はそんな僕が迷ったリーチ判断について取り上げていきます。
リーチには2つの効果があります。
・打点の大幅な上昇
・他家のおさえつけ

一個目は言わずもがなですね。
二個目は、最近ではよく「デメリットじゃね?」って言われることもあります。ですが、メリットもあるんだということを紹介していきます。

上家はポン打白、下家は打東です。
1見え愚形ダマ7700なのでデータ上はかなりダマ優位なのですが、僕はリーチを選択しました。
感覚的な話になりますが、このションパイの中はかなり(合わせて4割ぐらい?)鳴かれそうです。それを鳴かれると、多くの場合に自分よりいい待ちの相手とめくり合うことになります。3pの出アガリ率は大幅に減りますが、めくり合いに持ち込まれる確率を下げ、一人旅になる確率を上げる方が優ると判断しました。

残りのツモ番は1回、ドラドラ間7s待ちです。
上、下ともに、テンパイをしている可能性は割とありそうです。感覚的には上家6割、下家3割ぐらいでしょうか。
リーチ、ダマ、オリともに考えられそうです。共通の現物に2p、2sがあるので、オリることは可能です。
この局面、僕はリーチを選択しました。
理由は、
・手壊せ!
この1点に尽きます。

リーチを受けた相手の立場だと、無筋はテンパイを崩しそうだと思いませんか?相手がテンパイかどうか不明なら無筋を切るけど、テンパイならやめておくということも多いでしょう。あとパッツモもあるしね(´•ᴗ•⸝⸝ก )
ということでポジティブにリーチしましたが、正解かどうかは全く分かりません。この3pが12000のダブロンを食らうことだってあるでしょう。

先制テンパイ。良形1500、愚形3900ともにデータ的にもリーチが優位ですし、感覚的にも鉄リーチという人が多そうです。
問題は待ち取り。自分は4sを切って曲げました。
ヨンマで、リーチ時に良形2000<愚形5200というセオリーがあったかと思います。
データではサンマでも若干後者優位と出ていますし、この手では(上家の国士が北を持ってそうなことを含め)残りの北も少なく打点上昇に乏しく、また対面に押し返された時も、ドラの中が見えていることから、通常時の抜き2よりはリスクが少ないと判断しました。但し対面の河自体は濃いので微妙なところではあります。

ピンフ高め一盃口の先制なので当然リーチ…と思いきやダマを選択。
・ドラや赤が全く見えていない
・僅差とはいえ現状トップ目。つまりドラ0のこの手だとオリ択も残したい(特に対面に対して。対面ツモなら｢放銃しなければラスらないトップ目でのオーラス｣を迎えることができる)
・36pすげー悪そう

これだけ揃うとさすがにダマでしょうか。おそらくリーチしても和了率は50%ほどはあるでしょうが、河も弱く、固められての押し返しも非常に嫌なところ。これが3pインなら打点的メリットも大きく、出やすいと見てリーチしたかもしれません。

なかなか｢リーチしない例｣を見つけるのが大変ですね。またいい例があったら追加で記事を書いていきたいと思います。ということで今回は短いですがこのぐらい。またお会いしましょう!

浪人生 ひよこ