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初心者が困った印刷関連問題&過去使用した業者紹介


んほーコミケの入稿データまにあわないでござる!
イベント準備時期になると毎度のこと頒布物周りでトラブルが発生している
どんぺまです。

なぜ毎度のこと印刷周りでトラブルかというと単純に初心者には難易度が高いからです。難易度が高い理由を連ねていきます。

1.印刷業者多すぎる問題
印刷業者は完全に飽和している状態です。検索すると10個、20個と山ほど出てきます。初心者からするとどれを選んで良いか分からず単純に時間が取られる。

2.オフセット、オンデマンド問題
印刷業者を調べてくると必ず出てくる単語です。
オフセット=大量発注
オンデマンド=少量発注
とでも覚えておけば良いです。
なので私たちが使うのは「オンデマンド」です。
オンデマンドは10部からおkみたいな感じで
オフセットは1000部からみたいな感じです。個人向けではない。

3.入稿データアドビ製品オンリー問題
入稿データがフォトショップかイラストレータのみという事がよくあります。イラストレータのみだと詰みます。フォトショの時はファイアアルパカというソフトで開いてます。フォトショのpsd形式ならフリーソフトでも開けますが、イラレの.aiは開けるソフトは簡単に見つからないです。2個試しましたがダメでした。オンデマンドの良さそうな業者を見つけたらこれに当たります。

であればコレからも使うから買うか?という発想にいたる訳ですが、フォトショップとイラストレータは基本的に月額課金になっています。CCというクラウド版になっており、フォトショのみだと1000円、イラレのみだと2000円ぐらい。毎月つかう人なら良いですがイベントの度にその月だけ課金するのかというとなんか微妙ですね。1度限りなら体験版を使うというのも手ですが逆に2回目以降は使えないのでお勧めしません。
なのでワード入稿、PDF入稿を探した方が良いです。

4.安いと思ったら東京都外+送料
印刷業者が地方にあると送料が追加されます。3000円以上で無料というのもありますが、
都内の業者だとそもそも送料がつかない事が多いです。ついても数百円。
都外だと1000円など。都内にいるなら都内の業者を探した方が良いです。

5.完全入稿データ問題
聞きなれない単語ですね。完全入稿データとは印刷業者が手直しなく
そのまま印刷できる形のデータ形式です。
今回初めてイラレの体験版を使って入稿しましたが2回ぐらいはね返されました。そしてこのデータのチェック項目は10個ぐらいあります。1個でもダメだとデータの誤りがありますとメールが送られてきて1日消えます。
夜に家で作業して入稿するのですが、業者のチェック時間が9:00から18:00までとかだと翌日にならないと結果が分からないという問題があります。
初心者が不慣れなイラストレータを使用してこれらを全部潰すのはハードル高いのでやっぱりやめておけば良かったと思いました。
さらにオプションでデータ変換サービスがあり1500円で変換してくれるみたいです。もう1500円で問題を解決してくれるなら払っちゃいますよね。

6.CMYK問題
印刷データの色モードは基本CMYKです。
ディスプレイと印刷では色の出力形式が違います。
ゲーム屋だとRGBAぐらいしか使わないのでRGBAでデータを作成して
印刷用のCMYK用のテンプレに入れると色が変わります。
基本的に発色が悪くなって汚くみえる。
RGBは加算して色を出すのに対してCMYKを色を減らして色を表現しています。ディスプレイは発光しているので赤、緑、青のランプの色の強さで色を表現できます。全部のランプを光らせると眩しくて白くみえますよね。消せば黒くなる。しかし印刷するインクは発光していないので白い用紙に各種インクの色を足していって色を表現します。思い出すと小学校の頃の絵の具とか色全部混ぜ合わせると濁った色が完成するのと同じ理屈です。
解決策は諦めるか、CMYKで最初からデータを作成しておくか、RGB印刷ができる業者を探すかです。今までは諦めて発注してました。
ぶっちゃけるとRGBからCMYK変換の比較画像は自分ぐらいしかみないので
出来上がったCMYKの印刷物を普通の人がみると違和感がないし気付かれない説。デザイナーとか詳しい人が見たらわかるのかもしれません。

7.CDジャケットだけ印刷業者少ない問題
CDをケース、CD、ジャケットの3点セットで注文すると当然高くなります。数万円は余裕で行きます。なのでCDとケースはamazonで購入しジャケットだけ業者に頼むというのが一番楽だと思います。ここまでの時点で全然楽じゃないのですが。ジャケットの2pと呼ばれるペラ1枚の奴を扱っている業者がすくない。

8.紙の種類多すぎ問題
紙の種類を選ぶ場所があるのですが、ボタンを押すと10個以上出てきます。コート紙、マット紙、上質紙、フォト光沢、光沢、半光沢、ヴァンヌーボ、ユポなどなどさらに厚さで90kg,110kgなどでてきます。
チラシみたいにツルツルしているのがコート紙、
写真みたいなのが、光沢紙
印刷用紙みたいなのがマット紙?
ヴァンヌーボはたぶん必殺だと思います。

9.営業日問題
印刷業者がカウントしてくれる営業日です。
例えば4日営業日で頼む!今は木曜日!となると土日は休日なので営業日でないです。
カウントしてくれません。GWや祝日など注意です。
なので木曜日から計算して
〇〇✖✖〇〇
木金土日月火 4営業日だと火曜日に作業が終了し発送作業がはじまり水曜日に発送されます。自分の元に届くのは水曜日か木曜日です。
4日で自分の手元に届くんだ!とか思うと全然違うので注意です。
日数が6営業日からしかなかったりする業者も多いので
あと5日ない!とか急いでいると利用できない業者が出てきます。

10.テンプレート問題
入稿用のテンプレートが用意されているのでまず見るところは
そのテンプレートの種類です。PDF入稿OKでもテンプレートがイラレのみとかも普通にあります。罠なの?

11.上記の問題全部注意深く見て業者探すの大変問題
つかれた。誰かやってほしい。

他にもまだまだ問題があると思いますが思いつくのはこのぐらいでしょうか。パッと思いつくだけこれだけの注意点が出てくるのですから難易度は高いです。

まとめると非デザイナの人が検索する時に使うワードです。

オンデマンド 印刷 都内 PDF ワード

これで探しても山ほどでてくるのですが・・・

最後に自分が利用した業者紹介です。

ラクスル
DLカード用の名刺サイズのカード、A4チラシで使用しました。
PDF、ワード、パワーポイントで入稿できて安い早いのでなんの問題もなく発注できました。ただCDジャケットがないので今回は使えません。ラクしたかった。

ビスタプリント
名刺を作成する時に発注。安くweb上に画像を配置できてそのまま発注できるので楽。名刺デザインなどのテンプレートなどの用意されてるので非デザイナでも助かる。名刺がデコてる。適当にオプション追加したら文字が浮き上がって凹凸のある名刺が出来上がった。他に出来上がりイメージを画像で合成してくれて見せてくれるので分かり易い。おまけにあんたのこのデザインでTシャツとかコップもつくれるぜ!とイメージをどんどん見せてくれるから笑う。

アイリィデザイン
今回CDジャケットに発注した業者。
基本イラレのみ、都外(新潟)、送料込み、データ変換オプション使用
激安とみてテンプレートもワードがあったので飛びついたがデータ変換用のテンプレでした^q^結果的に高くなった。サイトが綺麗で分かりやすいがデータ作成の所など見に行くと工事中のページが表示された。

今後使うかもしれない業者

グラフィック
グッズ系の種類が豊富でよさそう。ちゃんと調べてはいない

印刷通販プリンパ
次のCDジャケットに使うかもしれない。
PSDデータが使えるのでフリーソフトで開ける。
ただし3000円以上でないと送料無料にならない。

印刷通販プリントパック
@KajiBro2016 さんから教えて頂いた業者。
超安いが用紙がおまかせなのがクレイジー。
日数が6~8営業日なので急いでいる人には厳しい。
https://www.printpac.co.jp/contents/pricepages/s_flyer_cd_pfree_876day.html

以上です。

イベント準備って大変なんだなぁ。

100円でも入れると新作が1週間以内に出るガチャです